Storage Foundation Cluster File System High Availability 8.0 管理者ガイド - Solaris
- 第 I 部 Storage Foundation Cluster File System High Availability の紹介
- Storage Foundation Cluster File System High Availability の概要
- Storage Foundation Cluster File System High Availability について
- DMP (Dynamic Multi-Pathing) について
- Veritas Volume Manager の概要
- Veritas File System について
- Storage Foundation Cluster File System (SFCFS) について
- Veritas InfoScale Operations Manager について
- Storage Foundation Cluster File System High Availability の使用例
- Dynamic Multi-Pathing の動作
- Veritas Volume Manager の動作
- Veritas File System の動作
- Storage Foundation Cluster File System High Availability の動作
- Storage Foundation Cluster File System High Availability の動作方法
- Storage Foundation Cluster File System High Availability を使う状況
- Storage Foundation Cluster File System High Availability のアーキテクチャについて
- クラスタファイルシステムでサポートされている Veritas File System 機能について
- Cluster Server のアーキテクチャについて
- Storage Foundation Cluster File System High Availability 名前空間について
- 非対称マウントについて
- プライマリとセカンダリのクラスタノードについて
- プライマリシップの確認または移動
- クラスタファイルシステムの時間の同期について
- ファイルシステムのチューニングパラメータ
- 並列 fsck スレッドの数の設定について
- Storage Checkpoint
- Storage Foundation Cluster File System High Availability のバックアップ戦略について
- 並列 I/O について
- Cluster Volume Manager の I/O エラー処理ポリシーについて
- I/O 障害からのリカバリについて
- 単一ネットワークリンクと信頼性について
- スプリットブレインと Jeopardy 処理
- I/O フェンシングについて
- Storage Foundation Cluster File System High Availability と Veritas Volume Manager のクラスタ機能エージェント
- Veritas Volume Manager のクラスタ機能
- Cluster Volume Manager の動作
- Storage Foundation Cluster File System High Availability の概要
- 第 II 部 ストレージのプロビジョン
- 新しいストレージのプロビジョニング
- ストレージの設定のための高度な割り当て方法
- VxFS ファイルシステムの作成とマウント
- VxFS ファイルシステムの作成
- ファイルシステムの VxFS への変換
- VxFS ファイルシステムのマウント
- ファイルシステムのマウント解除
- ファイルシステムサイズの変更
- マウントされているファイルシステムの情報の表示
- ファイルシステムタイプの識別
- 空き領域の監視
- エクステント属性
- 第 III 部 DMP を使ったマルチパスの管理
- Dynamic Multi-Pathing の管理
- 新しく追加されたディスクデバイスの検出と設定
- 部分的なデバイス検出
- ディスクの検出とディスクアレイの動的な追加について
- サードパーティドライバの共存について
- デバイス検出層の管理方法
- iSCSI を含むすべてのデバイスの一覧表示
- iSCSI を含むすべてのホストバスアダプタの一覧表示
- ホストバスアダプタ上で設定されたポートの一覧表示
- ホストバスアダプタまたはポートから設定されたターゲットの一覧表示
- ホストバスアダプタとターゲットから設定されたデバイスの一覧表示
- iSCSI 操作パラメータの取得または設定
- サポートされているすべてのディスクアレイの一覧表示
- Array Support Library(ASL)の詳細の表示
- ディスクアレイライブラリのサポートの無効化
- 無効にされたディスクアレイライブラリのサポートの有効化
- 無効にされたディスクアレイの一覧表示
- DISKS カテゴリで認識されているディスクの一覧表示
- DISKS カテゴリへのサポートされていないディスクアレイの追加
- DISKS カテゴリからのディスクの削除
- 外部デバイス
- デバイスを VxVM で非表示にする
- デバイスの VxVM での表示
- コントローラとストレージプロセッサに対する I/O の有効化と無効化について
- DMP データベース情報の表示について
- ディスクへのパスの表示
- vxdmpadm ユーティリティを使った DMP の管理
- DMP ノードに関する情報の取得
- DMP ノードについての統合された情報の表示
- LUN グループのメンバーの表示
- DMP ノード、コントローラ、エンクロージャ、アレイポートによって制御されるパスの表示
- コントローラに関する情報の表示
- エンクロージャに関する情報の表示
- アレイポートに関する情報の表示
- サードパーティ製のドライバにより制御されるデバイスに関する情報の表示
- 拡張デバイス属性の表示
- VxVM の制御下におけるデバイスの無効化と有効化
- I/O 統計情報の収集と表示
- エンクロージャへのパスに関する属性の設定
- デバイスまたはエンクロージャの冗長レベルの表示
- アクティブパスの最小数の指定
- I/O ポリシーの表示
- I/O ポリシーの指定
- パス、コントローラ、アレイポート、DMP ノードに対する I/O の無効化
- パス、コントローラ、アレイポート、DMP ノードに対する I/O の有効化
- エンクロージャ名の変更
- I/O エラーに対する応答の設定
- I/O 調整機構の設定
- LIPP(Low-Impact Path Probing)の設定
- サブパスフェールオーバーグループ(SFG)の設定
- リカバリオプション値の表示
- DMP パスリストアポリシーの設定
- DMP パスリストアスレッドの停止
- DMP パスリストアスレッドの状態の表示
- アレイポリシーモジュール(Array Policy Modules)の設定
- Metro/Geo アレイの遅延しきい値チューニングパラメータの設定
- DMP とネーティブマルチパスの共存
- ZFS ルートプールに対する DMP デバイスの管理
- 新しく追加されたディスクデバイスの検出と設定
- デバイスの動的再構成
- デバイスの管理
- イベント監視
- Dynamic Multi-Pathing の管理
- 第 IV 部 Storage Foundation Cluster File System High Availability の管理
- Storage Foundation Cluster File System High Availability とそのコンポーネントの管理
- Storage Foundation Cluster File System High Availability の管理について
- CFS の管理
- VCS 設定への新しい CFS システムの追加
- cfsmount と cfsumount を使った CFS ファイルシステムのマウントとマウント解除
- VCS 設定からの CFS ファイルシステムの削除
- CFS ファイルシステムのサイズ変更
- CFS ファイルシステムノードと各ノードのマウントポイントの状態の確認
- CFS ポートの状態の確認
- CFS エージェントおよび AMF サポート
- CFS エージェントログファイル
- CFS コマンド
- mount、fsclustadm、fsadm コマンドについて
- すべてのノードでのシステムクロックの同期
- CFS ファイルシステムの拡張
- /etc/vfstab ファイルについて
- CFS プライマリノードに障害が発生した場合
- SFCFSHA での Storage Checkpoint について
- SFCFSHA のスナップショットについて
- VCS の管理
- CVM の管理
- すべての CVM 共有ディスクの一覧表示
- クラスタ内で利用可能なすべてのディスクの表示
- 手動による CVM クラスタメンバーシップの確立
- CVM マスター選択を制御する方法
- マスターフェールオーバーへのクラスタノードの優先設定の設定について
- CVM マスターの手動での変更について
- CVM 環境でのアプリケーション分離機能の有効化
- CVM クラスタでのアプリケーション分離機能の無効化
- 手動でのディスクグループマスターの変更
- マスターフェールオーバーへのサブクラスタノードの優先設定値の設定
- 共有ディスクグループの手動インポート
- 共有ディスクグループの手動デポート
- クラスタ内のノードへのリモートストレージのマッピング
- クラスタ内のノードからのリモートストレージマッピングの削除
- 手動による共有ボリュームの起動
- CVM ポートの状態の評価
- CVM が SFCFSHA クラスタで実行されているかどうかの確認
- CVM メンバーシップの状態の確認
- CVM 共有ディスクグループの状態の確認
- アクティブ化モードの確認
- CVM ログファイル
- ノードの状態の要求とマスターノードの検出
- LUN が共有ディスクグループの一部であるかどうかの判別
- 共有ディスクグループの一覧表示
- 共有ディスクグループの作成
- 共有ディスクグループのインポート
- 共有ディスクグループから専用ディスクグループへの変換
- 共有ディスクグループ間のオブジェクト移動
- 共有ディスクグループの分割
- 共有ディスクグループの結合
- 共有ディスクグループ上のアクティベーションモードの変更
- 共有ディスクグループでの I/O 転送の有効化
- 共有ディスクグループの切断ポリシーの設定
- ストレージ切断に対する CVM 耐障害性の制御
- 共有ディスクグループでのクローンディスクの扱い方
- 排他的起動権限を持つボリュームの作成
- ボリュームへの排他的起動権限の設定
- クラスタプロトコルのバージョンの表示
- サポートされているクラスタプロトコルのバージョン範囲の表示
- 共有ディスクグループ内のボリュームのリカバリ
- クラスタパフォーマンスの統計の取得
- スレーブノードからの CVM の管理
- Flexible Storage Sharing の管理
- ODM の管理
- I/O フェンシングの管理について
- vxfentsthdw ユーティリティについて
- vxfenadm ユーティリティについて
- vxfenclearpre ユーティリティについて
- vxfenswap ユーティリティについて
- コーディネーションポイントサーバーの管理について
- CP サーバーの操作(cpsadm)
- CP サーバーデータベースからの SFCFSHA clusterエントリの追加と削除
- CP サーバーデータベースに対する SFCFSHA clusterノードの追加と削除
- CP サーバーユーザーの追加または削除
- CP サーバーユーザーのリスト表示
- すべての SFCFSHA clusterのノードのリスト表示
- SFCFSHA clusterのノードのメンバーシップのリスト表示
- ノードの獲得
- ノードの登録と登録解除
- SFCFSHA clusterへのユーザーのアクセスの有効化と無効化
- VCS 制御外での CP サーバーの起動と停止
- CP サーバーの接続性の確認
- 実行時における CP サーバーの仮想 IP アドレスとポートの追加と削除
- CP サーバーデータベースのスナップショットの取得
- オンラインクラスタでサーバーベースのフェンシングに使うコーディネーションポイントの置き換え
- サーバー型のフェンシングのコーディネーションポイントの登録キーの更新
- CP サーバーの配備と移行のシナリオ
- CP サーバーと SFCFSHA クラスタの通信に対する設定の非セキュアからセキュアへの移行
- ディスクベースとサーバーベースのフェンシング設定間の移行について
- 優先フェンシングポリシーの有効化と無効化
- I/O フェンシングのログファイルについて
- SFCFSHA のグローバルクラスタの管理
- クラスタ化された NFS の使用
- クラスタ化された NFS のしくみ
- 使用例
- cfsshare のマニュアルページ
- クラスタ化された NFS の設定および設定解除
- NFS 共有ディスクのメジャー番号とマイナー番号の一致
- クラスタ化された NFS の管理
- NFS 共有 CFS ファイルシステムの表示
- VCS に以前に追加された CFS ファイルシステムの共有
- 以前の共有 CFS ファイルシステムの共有解除
- NFS 共有 CFS ファイルシステムの VCS への追加
- VCS からの NFS 共有 CFS ファイルシステムの削除
- VCS への仮想 IP アドレスの追加
- VCS からの仮想 IP アドレスの削除
- ピュア IPv6 構成での VCS への IPv6 仮想 IP アドレスの追加
- ピュア IPv6 構成での VCS からの IPv6 仮想 IP アドレスの削除
- デュアルスタック構成での VCS への仮想 IP アドレスの追加
- デュアルスタック構成での VCS からの仮想 IP アドレスの削除
- NFS 共有と関連付けられている共有オプションの変更
- ファイルシステムチェックポイントの共有
- クラスタ化された NFS の設定例
- main.cf ファイル例
- NFS クライアントで NFS エクスポートされたファイルシステムをマウントする方法
- NFS デーモンの SMF の無効化
- クラスタ化された NFS のデバッグ
- Common Internet File System の使用
- クラスタ化された NFS を使用した Oracle の配備
- サイトとリモートミラーの管理
- Storage Foundation Cluster File System High Availability とそのコンポーネントの管理
- 第 V 部 I/O パフォーマンスの最適化
- 第 VI 部 Veritas Extension for Oracle Disk Manager
- Veritas Extension for Oracle Disk Manager の使用
- Oracle Disk Manager について
- Oracle Disk Manager と Storage Foundation Cluster File System High Availability について
- Oracle Disk Manager と Oracle Managed Files について
- Veritas Extension for Oracle Disk Manager の設定
- Veritas Extension for Oracle Disk Manager の設定
- Oracle Disk Manager 用の既存のデータベースストレージの準備
- Quick I/O ファイルの Oracle Disk Manager ファイルへの変換
- Oracle Disk Manager が設定されていることの検証
- Oracle Disk Manager 機能の無効化
- Cached ODM の使用
- Veritas Extension for Oracle Disk Manager の使用
- 第 VII 部 PITC (Point-In-Time Copy) の使用
- PITC 方法の理解
- ボリュームスナップショットの管理
- ボリュームスナップショットについて
- 従来のサードミラーブレークオフスナップショット
- フルサイズインスタントスナップショット
- インスタントスナップショットの作成
- インスタントスナップの DCO と DCO ボリュームの追加
- 領域最適化インスタントスナップショットの作成と管理
- フルサイズインスタントスナップショットの作成と管理
- サードミラーブレークオフスナップショットの作成と管理
- リンクされたブレークオフスナップショットボリュームの作成と管理
- 複数のインスタントスナップショットの作成
- ボリュームセットのインスタントスナップショットの作成
- ボリュームへのスナップショットミラーの追加
- スナップショットミラーの削除
- リンクされたブレークオフスナップショットボリュームの削除
- カスケードスナップショット階層へのスナップショットの追加
- インスタント領域最適化スナップショットの更新
- フルサイズインスタントスナップショットまたはプレックスのブレークオフスナップショットの再接続
- リンクされたブレークオフスナップショットボリュームの再接続
- 領域最適化インスタントスナップショットからのボリュームのリストア
- インスタントスナップショットの関連付けの解除
- インスタントスナップショットの削除
- インスタントスナップショット階層の分割
- インスタントスナップショット情報の表示
- インスタントスナップショットの同期の制御
- キャッシュ上で作成したスナップショットの一覧表示
- キャッシュの autogrow 属性のチューニング
- キャッシュ使用率の監視と表示
- キャッシュの拡張と縮小
- キャッシュの削除
- インスタントスナップショットの作成
- リンクされたブレークオフスナップショット
- カスケードスナップショット
- 複数のスナップショットの作成
- スナップショットからの元のボリュームのリストア
- バージョン 0 の DCO および DCO ボリュームの追加
- Storage Checkpoint の管理
- FileSnaps の管理
- スナップショットファイルシステムの管理
- 第 VIII 部 Storage Foundation Cluster File System High Availability を使用したストレージの最適化
- 第 IX 部 ストレージ利用率の最大化
- SmartTier によるストレージの階層化について
- ボリュームセットの作成と管理
- MVS ファイルシステム
- SmartTier の管理
- ホットリロケーションの管理
- Solaris SPARC 上のデータの重複排除
- ファイルの圧縮
- 第 X 部 ストレージの管理と保護
- ボリュームとディスクグループの管理
- デフォルトのディスクグループの名前の付け方
- ボリュームまたはディスクの移動
- タスクの監視と制御
- vxnotify による設定の変更の監視
- オンライン再レイアウトの実行
- ボリュームへのミラーの追加
- SmartMove の設定
- ミラーの削除
- ボリュームでのタグ設定
- ディスクグループの管理
- プレックスとサブディスクの管理
- ストレージの破棄
- ルータビリティ
- クォータ
- FCL (File Change Log)
- ボリュームとディスクグループの管理
- 第 XI 部 参照先
- 付録 A. パス名の逆引きルックアップ
- 付録 B. チューニング可能なパラメータ
- 付録 C. コマンドリファレンス
- 付録 D. スタータデータベースの作成
Veritas Volume Manager コマンドの参照
多くの Veritas Volume Manager (VxVM) のコマンド (デーモン、ライブラリコマンド、サポートスクリプトを除く) は、/opt/VRTS/bin ディレクトリから /usr/sbin ディレクトリにリンクされています。PATH 環境変数に次のディレクトリを追加することをお勧めします。
Bourne または Korn シェル (sh または ksh) を使っている場合は、次のコマンドを使います。
$ PATH=$PATH:/usr/sbin:/opt/VRTS/bin:/opt/VRTSvxfs/sbin:\ /opt/VRTSdbed/bin:/opt/VRTSob/bin $ MANPATH=/usr/share/man:/opt/VRTS/man:$MANPATH $ export PATH MANPATH
C シェル (csh または tcsh) を使っている場合は、次のコマンドを使います。
% set path = ( $path /usr/sbin /opt/VRTSvxfs/sbin \ /opt/VRTSdbed/bin /opt/VRTSob/bin /opt/VRTS/bin ) % setenv MANPATH /usr/share/man:/opt/VRTS/man:$MANPATH
VxVM の library コマンドとサポートスクリプトは、/usr/lib/vxvm ディレクトリ構造に配置されます。これらを定期的に使う必要がある場合は、これらのディレクトリを自分のパスに含めることができます。
個々のコマンドに関する詳細情報については、該当するマニュアルページの 1M セクションを参照してください。
このコマンドやスクリプトをサポートするための他のコマンドとスクリプトは、通常は使われないため、/opt/VRTS/bin には配置されません。また、マニュアルページもありません。
次の表に、よく使うコマンドの概略を示します。
表: VxVM 内のオブジェクトに関する情報の取得では、VxVM 内のオブジェクトに関する情報を取得する際に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: ディスクの管理では、ディスクの管理に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: ディスクグループの作成と管理では、ディスクグループの作成と管理に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: サブディスクの作成と管理では、サブディスクの作成と管理に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: プレックスの作成と管理では、プレックスの作成と管理に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: ボリュームの作成では、ボリュームの作成に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: ボリュームの管理では、ボリュームの管理に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: タスクの監視と制御では、VxVM でタスクを監視、制御する際に使用するコマンドを一覧表示しています。
表: VxVM 内のオブジェクトに関する情報の取得
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
|
vxdctl license [init] |
VxVM のライセンスされている機能を一覧表示します。 init パラメータは、ホストに対してライセンスが追加または削除され、新しいライセンスを有効にするときに必要になります。 |
|
vxdisk [-g diskgroup] list [diskname] |
VxVM の制御下にあるディスクを一覧表示します。
例: # vxdisk -g mydg list |
|
vxdg list [diskgroup] |
ディスクグループに関する情報を一覧表示します。
例: # vxdg list mydg |
|
vxdg -s list |
共有ディスクグループに関する情報を一覧表示します。
例: # vxdg -s list |
|
vxdisk -o alldgs list |
ディスクのすべてのディスクグループを一覧表示します。指定したディスクグループは標準として表示され、さらに、他のすべてのディスクグループが一重引用符の中に列挙されます。 |
|
vxdisk -o cluster list |
クラスタ内のすべてのディスク (ローカルおよび共有) のグローバルビューを提供します。 |
vxinfo [-g diskgroup] [volume ...]
|
ボリュームへのアクセスおよびその使用が可能かどうかを表示します。 『Veritas InfoScale トラブルシューティングガイド』を参照してください。 例: # vxinfo -g mydg myvol1 \ myvol2 |
|
vxprint -hrt [-g diskgroup] [object ...] |
VxVM 内のオブジェクトに関する情報を 1 行で出力します。
例: # vxprint -g mydg myvol1 \ myvol2 |
vxlist
|
Veritas Volume Manager (VxVM) や Veritas File System (VxFS) の情報など、SF 設定の統合表示を提供します。 vxlist (1M) マニュアルページを参照してください。 |
|
vxprint -st [-g diskgroup] [subdisk ...] |
サブディスクに関する情報を表示します。
例: # vxprint -st -g mydg |
|
vxprint -pt [-g diskgroup] [plex ...] |
プレックスに関する情報を表示します。
例: # vxprint -pt -g mydg |
表: ディスクの管理
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
|
vxdisk [-o full] reclaim {disk|enclosure|diskgroup}... |
シンプロビジョニング LUN のストレージ再生利用を実行します。 |
|
vxdiskadm |
メニューベースのインターフェースを使って、VxVM 内のディスクを管理します。 |
|
vxdiskadd [devicename ...] |
デバイス名で指定されたディスクを追加します。
例: # vxdiskadd c0t1d0 |
vxedit [-g diskgroup] rename \ olddisk newdisk |
VxVM の制御下にあるディスクの名前を変更します。
例: # vxedit -g mydg rename \ mydg03 mydg02 |
vxedit [-g diskgroup] set \ reserve=on|off diskname |
ディスクグループ内のディスクを使用対象外または使用対象に設定します。
例: # vxedit -g mydg set \ reserve=on mydg02 # vxedit -g mydg set \ reserve=off mydg02 |
vxedit [-g diskgroup] set \ nohotuse=on|off diskname |
ディスク上の空き領域を、ホットリロケーションの適用対象または適用対象外に設定します。
例: # vxedit -g mydg set \ nohotuse=on mydg03 # vxedit -g mydg set \ nohotuse=off mydg03 |
vxedit [-g diskgroup] set \ spare=on|off diskname |
ホットリロケーションのスペアのプールから、ディスクを追加または削除します。
例: # vxedit -g mydg set \ spare=on mydg04 # vxedit -g mydg set \ spare=off mydg04 |
|
vxdisk online devicename |
ディスクデバイスのオフライン状態を消去します。
例: # vxdisk online c0t1d0 |
|
vxdisk offline devicename |
ディスクをオフラインにします。
例: # vxdisk offline c0t1d0 |
|
vxdg -g diskgroup adddisk diskname |
ディスクグループにディスクを追加します。
例: # vxdg -g mydg adddisk mydg02 |
|
vxdg -g diskgroup rmdisk diskname |
ディスクをディスクグループから削除します。
例: # vxdg -g mydg rmdisk mydg02 |
|
vxdisksetup devicename |
VxVM で使うようにディスクを設定します。
例: # /etc/vx/bin/vxdisksetup -i enc1_3 |
|
vxdiskunsetup devicename |
VxVM の制御下からディスクを削除します。
例: # vxdiskunsetup c0t3d0 |
表: ディスクグループの作成と管理
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
vxdg [-s] init diskgroup \ [diskname=]devicename |
初期化済みディスクを使って、ディスクグループを作成します。
例: # vxdg init mydg \ mydg01=c0t1d0 |
vxdg -g diskgroup listssbinfo |
矛盾する設定情報を表示します。
例: # vxdg -g mydg listssbinfo |
|
vxdg [-n newname] deport diskgroup |
ディスクグループをデポートし、オプションでそのディスクグループの名前を変更します。
例: # vxdg -n newdg deport mydg |
|
vxdg [-n newname] import diskgroup |
ディスクグループをインポートし、オプションでそのディスクグループの名前を変更します。
例: # vxdg -n newdg import mydg |
|
vxdg [-n newname] -s import diskgroup |
ディスクグループをクラスタ共有ディスクグループとしてインポートし、オプションでその名前を変更します。
例: # vxdg -n newsdg -s import \ mysdg |
vxdg [-o expand] listmove sourcedg \ targetdg object ... |
ディスクグループの移動により、影響を受ける可能性のあるオブジェクトを一覧表示します。
例: # vxdg -o expand listmove \ mydg newdg myvol1 |
vxdg [-o expand] move sourcedg \ targetdg object ... |
ディスクグループ間でオブジェクトを移動します。
例: # vxdg -o expand move mydg \ newdg myvol1 |
vxdg [-o expand] split sourcedg \ targetdg object ... |
ディスクグループを分割し、指定したオブジェクトをターゲットディスクグループに移動します。
例: # vxdg -o expand split mydg \ newdg myvol2 myvol3 |
|
vxdg join sourcedg targetdg |
2 つのディスクグループを結合します。
例: # vxdg join newdg mydg |
vxdg -g diskgroup set \ activation=ew|ro|sr|sw|off |
クラスタ内の共有ディスクグループのアクティベーションモードを設定します。
例: # vxdg -g mysdg set \ activation=sw |
|
vxrecover -g diskgroup -sb |
インポートされたディスクグループ内のすべてのボリュームを起動します。
例: # vxrecover -g mydg -sb |
|
vxdg destroy diskgroup |
ディスクグループを破棄し、そのディスクグループに所属するディスクを解放します。
例: # vxdg destroy mydg |
表: サブディスクの作成と管理
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
vxmake [-g diskgroup] sd subdisk \ diskname,offset,length |
サブディスクを作成します。
例: # vxmake -g mydg sd \ mydg02-01 mydg02,0,8000 |
vxsd [-g diskgroup] assoc plex \ subdisk... |
サブディスクを既存のプレックスに関連付けます。
例: # vxsd -g mydg assoc home-1 \ mydg02-01 mydg02-00 \ mydg02-01 |
vxsd [-g diskgroup] assoc plex \ subdisk1:0 ... subdiskM:N-1 |
ストライプボリュームまたは RAID 5 ボリューム内のカラムの末尾にサブディスクを追加します。
例: # vxsd -g mydg assoc \ vol01-01 mydg10-01:0 \ mydg11-01:1 mydg12-01:2 |
vxsd [-g diskgroup] mv oldsubdisk \ newsubdisk ... |
サブディスクを交換します。
例: # vxsd -g mydg mv mydg01-01 \ mydg02-01 |
vxsd [-g diskgroup] -s size split \ subdisk sd1 sd2 |
サブディスクを 2 つに分割します。
例: # vxsd -g mydg -s 1000m \ split mydg03-02 mydg03-02 \ mydg03-03 |
vxsd [-g diskgroup] join \ sd1 sd2 ... subdisk |
2 つ以上のサブディスクを結合します。
例: # vxsd -g mydg join \ mydg03-02 mydg03-03 \ mydg03-02 |
vxassist [-g diskgroup] move \ volume \!olddisk newdisk |
ボリューム内のサブディスクをディスク間で再配置します。
例: # vxassist -g mydg move \ myvol \!mydg02 mydg05 メモ: 一部のシェルで、「! 」は特殊文字です。次の bash シェルの例では、この文字をエスケープしています。 |
|
vxunreloc [-g diskgroup] original_disk |
サブディスクを元のディスク位置へ再配置します。
例: # vxunreloc -g mydg mydg01 |
|
vxsd [-g diskgroup] dis subdisk |
サブディスクとプレックスの関連付けを解除します。
例: # vxsd -g mydg dis mydg02-01 |
|
vxedit [-g diskgroup] rm subdisk |
サブディスクを削除します。
例: # vxedit -g mydg rm mydg02-01 |
|
vxsd [-g diskgroup] -o rm dis subdisk |
サブディスクとプレックスの関連付けを解除し、サブディスクをプレックスから削除します。
例: # vxsd -g mydg -o rm dis \ mydg02-01 |
表: プレックスの作成と管理
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
vxmake [-g diskgroup] plex plex \ sd=subdisk1[,subdisk2,...] |
コンカチネイテッドプレックスを作成します。
例: # vxmake -g mydg plex \ vol01-02 \ sd=mydg02-01,mydg02-02 |
vxmake [-g diskgroup] plex plex \ layout=stripe|raid5 stwidth=W \ ncolumn=N \ sd=subdisk1[,subdisk2,...] |
ストライプ化プレックスまたは RAID 5 プレックスを作成します。
例: # vxmake -g mydg plex pl-01 \ layout=stripe stwidth=32 \ ncolumn=2 \ sd=mydg01-01,mydg02-01 |
|
vxplex [-g diskgroup] att volumeplex |
プレックスを既存のボリュームに追加します。
例: # vxplex -g mydg att vol01 \ vol01-02 |
|
vxplex [-g diskgroup] det plex |
プレックスを切断します。
例: # vxplex -g mydg det vol01-02 |
|
vxmend [-g diskgroup] off plex |
メンテナンスのため、プレックスをオフラインにします。
例: # vxmend -g mydg off vol02-02 |
|
vxmend [-g diskgroup] on plex |
プレックスを使うために再有効にします。
例: # vxmend -g mydg on vol02-02 |
vxplex [-g diskgroup] mv oldplex \ newplex |
プレックスを交換します。
例: # vxplex -g mydg mv \ vol02-02 vol02-03 |
vxplex [-g diskgroup] cp volume \ newplex |
ボリュームをプレックスにコピーします。
例: # vxplex -g mydg cp vol02 \ vol03-01 |
|
vxmend [-g diskgroup] fix clean plex |
起動できないボリューム内のプレックスの状態を CLEAN 状態に設定します。
例: # vxmend -g mydg fix clean \ vol02-02 |
|
vxplex [-g diskgroup] -o rm dis plex |
プレックスとボリュームの関連付けを解除し、プレックスをボリュームから削除します。
例: # vxplex -g mydg -o rm dis \ vol03-01 |
表: ボリュームの作成
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
vxassist [-g diskgroup] maxsize \ layout=layout [attributes] |
作成可能なボリュームの最大サイズを表示します。
例: # vxassist -g mydg maxsize \ layout=raid5 nlog=2 |
vxassist -b [-g diskgroup] make \ volume length [layout=layout] \ [attributes] |
ボリュームを作成します。
例: # vxassist -b -g mydg make \ myvol 20g layout=concat \ mydg01 mydg02 |
vxassist -b [-g diskgroup] make \ volume length layout=mirror \ [nmirror=N][attributes] |
ミラーボリュームを作成します。
例: # vxassist -b -g mydg make \ mymvol 20g layout=mirror \ nmirror=2 |
vxassist -b [-g diskgroup] make \ volume length layout=layout \ exclusive=on [attributes] |
クラスタ内の 1 つのノードで排他的に起動できるボリュームを作成します。
例: # vxassist -b -g mysdg make \ mysmvol 20g layout=mirror \ exclusive=on |
vxassist -b [-g diskgroup] make \
volume length layout={stripe|raid5} \
[stripeunit=W] [ncol=N] \
[attributes]
|
ストライプボリュームまたは RAID 5 ボリュームを作成します。
例: # vxassist -b -g mydg make \ mysvol 20g layout=stripe \ stripeunit=32 ncol=4 |
vxassist -b [-g diskgroup] make \ volume length layout=mirror \ mirror=ctlr [attributes] |
別個のコントローラ上にミラーデータプレックスを持つボリュームを作成します。
例: # vxassist -b -g mydg make \ mymcvol 20g layout=mirror \ mirror=ctlr |
vxassist -g dg_name -Q \ make vol_namevolume_size |
VxFS にエクスポートされるセクタサイズが 4 KB のボリュームを作成します。 ???を参照してください。 例: # vxassist -g dg1 -Q make vol1 10g # vxassist -g dg1 -Q make srl 1g |
vxmake -b [-g diskgroup] \ -Uusage_type vol volume \ [len=length] plex=plex,... |
既存のプレックスからボリュームを作成します。
例: # vxmake -g mydg -Uraid5 \ vol r5vol \ plex=raidplex,raidlog1,\ raidlog2 |
vxvol [-g diskgroup] start volume |
使うボリュームを初期化して起動します。
例: # vxvol -g mydg start r5vol |
vxvol [-g diskgroup] init zero \ volume |
使うボリュームを初期化してゼロクリアします。
例: # vxvol -g mydg init zero \ myvol |
表: ボリュームの管理
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
vxassist [-g diskgroup] mirror \ volume [attributes] |
ミラーをボリュームに追加します。
例: # vxassist -g mydg mirror \ myvol mydg10 |
vxassist [-g diskgroup] remove \ mirror volume [attributes] |
ミラーをボリュームから削除します。
例: # vxassist -g mydg remove \ mirror myvol \!mydg11 メモ: 一部のシェルで、「! 」は特殊文字です。次の bash シェルの例では、この文字をエスケープしています。 |
vxassist [-g diskgroup] \
{growto|growby} volume length
|
指定したサイズに、または指定した量だけボリュームを拡張します。
例: # vxassist -g mydg growby \ myvol 10g |
vxassist [-g diskgroup] \
{shrinkto|shrinkby} volume length
|
指定したサイズに、または指定した量だけボリュームを縮小します。
例: # vxassist -g mydg shrinkto \ myvol 20g |
vxresize -b -F vxfs [-g diskgroup] \ volume length diskname ... |
ボリュームおよびそのボリューム上に作成された Veritas File System のサイズを変更します。
例: # vxresize -b -F vxfs \ -g mydg myvol 20g mydg10 \ mydg11 |
vxsnap [-g diskgroup] prepare volume \ [drl=on|sequential|off] |
インスタントスナップショットや DRL ログ用のボリュームを準備します。
例: # vxsnap -g mydg prepare \ myvol drl=on |
vxsnap [-g diskgroup] make \ source=volume\ /newvol=snapvol\ [/nmirror=number] |
元のボリュームのプレックスを切り離して、ボリュームのフルサイズインスタントスナップショットを作成します。
例: # vxsnap -g mydg make \ source=myvol/\ newvol=mysnpvol/\ nmirror=2 |
vxsnap [-g diskgroup] make \ source=volume/snapvol=snapvol |
準備された空のボリュームを使って、ボリュームのフルサイズインスタントスナップショットを作成します。
例: # vxsnap -g mydg make \ source=myvol/snapvol=snpvol |
vxmake [-g diskgroup] cache \ cache_object cachevolname=volume \ [regionsize=size] |
領域最適化インスタントスナップショットで使うためのキャッシュオブジェクトを作成します。
キャッシュボリュームがすでに作成されている必要があります。キャッシュオブジェクトを作成した後、vxcache start コマンドを使ってキャッシュオブジェクトを有効にします。 次に例を示します。 # vxassist -g mydg make \ cvol 1g layout=mirror \ init=active mydg16 mydg17 # vxmake -g mydg cache cobj \ cachevolname=cvol # vxcache -g mydg start cobj |
vxsnap [-g diskgroup] make \ source=volume/newvol=snapvol\ /cache=cache_object |
ボリュームの領域最適化インスタントスナップショットを作成します。
例: # vxsnap -g mydg make \ source=myvol/\ newvol=mysosvol/\ cache=cobj |
vxsnap [-g diskgroup] refresh snapshot |
元のボリュームからスナップショットを更新します。
例: # vxsnap -g mydg refresh \ mysnpvol |
vxsnap [-g diskgroup] dis snapshot |
スナップショットを独立したボリュームにします。
例: # vxsnap -g mydg dis mysnpvol |
vxsnap [-g diskgroup] unprepare \ volume |
インスタントスナップショットや DRL ログのサポートをボリュームから削除します。
例: # vxsnap -g mydg unprepare \ myvol |
vxassist [-g diskgroup] relayout \ volume [layout=layout] \ [relayout_options] |
ボリュームのオンライン再レイアウトを実行します。
例: # vxassist -g mydg relayout \ vol2 layout=stripe |
vxassist [-g diskgroup] relayout \ volume layout=raid5 \ stripeunit=W \ ncol=N |
ストライプ幅 W と N カラムを使って RAID-5 ボリュームとしてボリュームの再レイアウトを実行します。
例: # vxassist -g mydg relayout \ vol3 layout=raid5 \ stripeunit=16 ncol=4 |
vxrelayout [-g diskgroup] -o bg \ reverse volume |
一時停止中のボリューム再レイアウトを元に戻します。
例: # vxrelayout -g mydg -o bg \ reverse vol3 |
vxassist [-g diskgroup] convert \ volume [layout=layout] \ [convert_options] |
階層化ボリュームレイアウトと非階層化ボリュームレイアウト間の変換を行います。
例: # vxassist -g mydg convert \ vol3 layout=stripe-mirror |
vxassist [-g diskgroup] remove \ volume volume |
ボリュームを削除します。
例: # vxassist -g mydg remove \ myvol |
表: タスクの監視と制御
|
コマンド |
説明 |
|---|---|
command [-g diskgroup] -t tasktag \ [options] [arguments] |
VxVM コマンドにタスクタグを指定します。
例: # vxrecover -g mydg \ -t mytask -b mydg05 |
vxtask [-h] [-g diskgroup] list |
システム上で実行されているタスクを一覧表示します。
例: # vxtask -h -g mydg list |
vxtask monitor task |
タスクの進行状況を監視します。
例: # vxtask monitor mytask |
vxtask pause task |
タスクの操作を中断します。
例: # vxtask pause mytask |
vxtask -p [-g diskgroup] list |
一時停止中のすべてのタスクを一覧表示します。
例: # vxtask -p -g mydg list |
vxtask resume task |
一時停止中のタスクを再開します。
例: # vxtask resume mytask |
vxtask abort task |
タスクを中断し、変更を元に戻します。
例: # vxtask abort mytask |