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Enterprise Vault™ アップグレードの手順
Last Published:
2022-09-05
Product(s):
Enterprise Vault (14.3)
- このマニュアルについて
- 開始する前に
- アップグレードする場合の注意事項
- Compliance Accelerator または Discovery Accelerator を装備した環境でのアップグレード順序
- コマンドラインからの Enterprise Vault のサイレントインストール
- Enterprise Vault サーバーへの Outlook のインストール
- Enterprise Vault Web アプリケーションのセキュリティ保護
- 弱いプロトコルと暗号のブロック
- アイテムに保持期間を適用する場合の一貫性の向上
- NetApp C-Mode 接続設定の自動移行
- Enterprise Vault の監査設定
- Amazon Simple Storage Service (S3) のパーティション
- Windows Server 2016 および 2019 での Microsoft ファイル分類インフラストラクチャを使用した分類
- Enterprise Vault 14.2 以降で利用可能な保持カテゴリの一部が Data Classification Services でサポートされない
- Enterprise Vault Cloud Storage Adapter の証明書の管理
- Enterprise Vault との eDiscovery プラットフォーム互換性
- システムのアップグレード手順
- Enterprise Vault サーバーの準備
- 単一サーバー: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- 複数サーバー: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- Veritas Cluster Server: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- Windows Server フェールオーバークラスタリング: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- スタンドアロン管理コンソールのアップグレード
- Enterprise Vault Reporting のアップグレード
- MOM と SCOM のアップグレード
- Exchange Server フォームのアップグレード
- Domino メールボックスアーカイブのアップグレード
- FSA エージェントのアップグレード
- Enterprise Vault Office Mail App のアップグレード
- SharePoint Server コンポーネントのアップグレード
- SMTP アーカイブのアップグレード
- SMTP アーカイブをアップグレードするときに必須のタスクおよびオプションのタスク
- SMTP ジャーナルの種類の設定の確認
- SMTP アーカイブタスクのアカウントの権限の確認
- [ジャーナルレポートの処理] SMTP ポリシーの詳細設定の確認
- [ジャーナルレポートの設定]SMTP ポリシーの詳細設定の確認
- [選択したジャーナルのアーカイブ]サイトの設定の確認
- レガシー SMTP アーカイブコンポーネントのアップグレードについて
- プロビジョニンググループへの既存のターゲットの移行
- 複数のアーカイブを使用するためのターゲットアドレスの書き換えが設定されているターゲットの再設定
- 管理者グループおよびシステムアカウントに SMTP 保存フォルダのフルアクセスを付与
- Enterprise Vault Search を使うように Enterprise Vault サイトをアップグレード
- Enterprise Vault 検索について
- Enterprise Vault による検索のサーバー必要条件
- Enterprise Vault Search ポリシーの定義
- 権限のある Enterprise Vault 検索ユーザーによる他のユーザーのメールボックスへのアイテムの復元の許可
- Enterprise Vault による検索用のプロビジョニンググループの設定
- Enterprise Vault による検索用のクライアントアクセスプロビジョニングタスクの作成と設定
- Enterprise Vault Search に対するユーザーのブラウザの構成
- Forefront TMG とそれに類似する環境で使う Enterprise Vault 検索の設定
- Enterprise Vault 検索モバイル版の設定
- Enterprise Vault API アプリケーションのアップグレード
メールファイルに対する Domino アーカイブユーザーのアクセス権の付与
Domino アーカイブユーザーアカウントには、アーカイブするすべてのメールファイルに対する権限が必要です。メールファイルに対する[管理者]アクセス権限を付与することをお勧めします。
アカウントには、[文書の削除]と[共有フォルダ/ビューの作成]の権限を持つ[編集者]アクセス権限が最小限必要です。
メモ:
未読アイテムをアーカイブしない場合、Domino アーカイブユーザーはメールファイルに対して管理者のアクセス権限が必要です。これはどのアイテムが未読であるか判断するために Domino では管理者アクセス権限が必要であるためです。
Domino 管理者がすべてのファイルに対する管理者のアクセス権限を持っている場合、Domino Administrator クライアントの Manage ACL ツールを使って、すべてのメールデータベースに Domino アーカイブユーザーを追加することができます。
対象の Domino メールサーバーごとに次の手順を繰り返します。
すべてのメールデータベースに Domino アーカイブユーザーを追加する方法
- Domino Administrator クライアントで、Domino メールサーバーにナビゲートし、[ファイル]タブをクリックします。
- タスクペインで、mail フォルダをクリックし、すべてのメールデータベースの一覧を結果ペインに表示します。
- 最初のメールデータベースを選択してから Shift+End を押してすべてのメールデータベースを選択します。
- 右クリックして、[アクセス制御]、[管理]の順に選択します。
- [追加]をクリックし、ユーザーアイコンをクリックして、Domino ディレクトリ一覧から Domino アーカイブユーザーを選択します。[OK]をクリックします。
- [アクセス制御リスト]ダイアログボックスにユーザーが表示されたら、[種類]を[ユーザー]に、[アクセス権]を[管理者]に変更します。
- [文書の削除]を選択します。
- [OK]をクリックして、選択したすべてのメールデータベースの ACL にユーザーを追加します。
すべてのメールデータベースに対して管理者アクセス権を持っているユーザーが存在しない場合は、次の手順を実行します。
Domino サーバー管理者のユーザー名をサーバー文書の[管理者 (フルアクセス)]フィールドに配置します。
Domino サーバーを再起動します。
Domino Administrator クライアントで[アドミニストレーション]、[管理者 (フルアクセス)]の順に選択し、前述の手順を完了します。
必要に応じて、管理者を[フルアクセスアドミニストレーション]フィールドから削除できます。