Enterprise Vault™ Compliance Accelerator 管理者ガイド
- 概要および最新情報
- Veritas Surveillance を理解する
- Compliance Accelerator デスクトップクライアントの設定
- レポートの作成と表示
- Compliance Accelerator レポートについて
- Microsoft SQL Server Reporting Services (SSRS) を介したデータへのアクセス
- 拡張レポート
- OData Web サービスを介したレポートへのアクセス
- レポート用の Power BI テンプレートの設定
- 付録 A. トラブルシューティング
- Veritas Surveillance ユーザーインターフェースが英語以外の環境で正しく表示されない
- アイテムのランダムサンプリングの問題
- Internet Explorer 10 以降で Compliance Accelerator Web サイトを開くときの表示の問題
- Veritas Surveillance Web クライアントで表示されないボルトストア
- インターネットメール（.eml）メッセージをレビューセットからエクスポートした後に、その TNEF エンコードの添付ファイルが読めなくなることがある
- SQL Server コンピュータ名の変更後の同期エラー
- Accelerator マネージャサービス起動時のパフォーマンスカウンタエラー
- カスタマーデータベースを異なるサーバーに復元するときに SQL Service Broker で警告が発生する
- IR (インテリジェントレビュー) API の認証と認可が失敗したときのエラーメッセージ
- FIPS を有効にした後の既知の問題
ランダムキャプチャの設定オプション
これらの設定を使用して、アイテムのランダムサンプリングを設定します。
キャッシュのバックアップの場所 | ［キャッシュの安全モード］が有効になっている場合に、キャッシュフォルダの場所を指定します。パフォーマンス上の理由からローカルパスを入力することをお勧めしますが、ネットワーク共有のパスも入力できます。Enterprise Vault Accelerator マネージャサービスを実行しているアカウントには、このフォルダへのフルアクセス権が必要です。フォルダが存在せず、サービスが適切な権限を持つ場合は、フォルダが作成されます。 |
サンプリング時刻 (サーバーのローカル時間) | 主要なサンプリングの時間に達する前にサンプリングの一部をサーバーに解決させることにより、サンプル時のトランザクションの解決に伴う負荷を軽減します。 この時点で、キャプチャされるアイテムのトランザクションは解決されます。デフォルトの時刻は午後 8 時です。 この設定は以前のバージョンの Compliance Accelerator が取得し、処理やサンプリングの必要があるアイテムにのみ適用されます。 Compliance Accelerator 11.0.1 以降、トランザクションの解決は行われません。Compliance Accelerator は既にポピュレートされた保存セット ID (SSID) を持つデータベースにアイテムを追加します。 |
未解決アイテムの最大経過期間 (時間) | Compliance Accelerator が、まだレビューセットに移動していないサンプルアイテムを一時的なストレージから削除するまでの時間を時間単位で指定します。1 から 672 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 96 です。この設定は［最大解決試行回数］とともに使われます。両方の条件が満たされると削除されます。 |
最大解決試行回数 | アイテムを削除する前に、Compliance Accelerator がアイテムをレビューセットに移動するまでの最大試行回数を指定します。1 から 500 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 5 です。この設定は［未解決アイテムの最大経過期間］とともに使われます。両方の条件が満たされると削除されます。 |
レビューレポートの証拠として追加の統計を記録 | Compliance Accelerator はレビューの証拠レポートで使う追加データを収集するようになります。Compliance Accelerator が保持している tblMessageAddress データベーステーブルの余分なデータが結果に応じて大きくなる場合があります。 |
サンプリングモード | アイテムの「保証」と「統計」のどちらのサンプリングを使うかを指定します。 保証サンプリング（デフォルトで 1）では、Compliance Accelerator は常にすべての監視対象従業員のすべてのアイテムをキャプチャします。午前 0 時後、それは各従業員のアイテムからランダムサンプルを選び、レビューセットにそれらを追加します。保証サンプリングを選択すると、Compliance Accelerator がレビューセットに追加するアイテム数に上限を設定できません。 統計サンプリング（0）では、Compliance Accelerator は 24 時間以内にキャプチャされたアイテムのランダムサンプルを抽出し、レビューセットに追加します。つまり、従業員によっては、まったく同じ監視割合を持つ他の従業員よりもキャプチャされるアイテム数が少ない場合もあります。 |
最初に実行されるサンプリング時刻 (サーバーのローカル時間) | Compliance Accelerator が 24 時間以内にサンプリングされたアイテムをレビューセットに入れる時刻を指定します。 デフォルトの時刻は 01:00 です。この場合、24 時間以内にサンプリングされたアイテムは、処理完了後、ローカル時間の午前 1 時以降にレビューセットに表示されます。 |
古い設定タイムアウト (分) | Enterprise Vault ストレージサーバーのコンプライアンスのサンプリング処理を Compliance Accelerator カスタマーデータベースの設定データと同期する頻度を指定します。 1 から 300 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 60 です。 |
古い設定の使用期間 (時間) | Compliance Accelerator カスタマーデータベースの設定データとの同期に失敗した後に Enterprise Vault ストレージサーバーのコンプライアンスのサンプリング処理でアイテムのサンプリングを続ける期間を指定します。 同期の試行が失敗した後、サンプリングはキャッシュに保存された顧客の構成データに基づいて行われます。 0 から 168 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 6 です。 |