Cohesity NetBackup 用の NetBackup IT Analytics Data Collector インストールおよび構成ガイド

概要

NetBackup 10.1.1 以降、NetBackup IT Analytics Data Collector ソフトウェアは、クラスタ化されていない NetBackup プライマリサーバーに事前にインストールされて提供されています。Data Collector は、NetBackup プライマリサーバーのインストールまたはアップグレード中にインストールされます。NetBackup では Data Collector バイナリのみが配備されます。Data Collector は、NetBackup のインストールの一部として NetBackup IT Analytics ポータルと通信するように構成されていません。Data Collector は、個別に構成する必要があります。

クラスタ化された NetBackup プライマリサーバーには、デフォルトでは Data Collector ソフトウェアはインストールされていません。ソフトウェアバージョンが NetBackup 10.1.1 より前の NetBackup プライマリサーバーにもインストールされていません。次の場合、Data Collector バイナリをインストールする必要があります。

Veritas InfoScale Availability (VCS) または Microsoft Cluster Server (MSCS) がある場合は、次の手順に加えて、このガイドの以降の章を確認し、クラスタで Data Collector ソフトウェアを設定する方法について、その手順と詳細を確認する必要があります。

NetBackup 10.1.1 以降を実行しているが、10.4 へのアップグレードがまだである場合、Data Collector バイナリはクラスタ化されていない NetBackup プライマリサーバーに事前にインストールされますが、応答ファイルを構成して Data Collector を手動で登録する必要があります。NetBackup 10.4 以降を使用している場合、NetBackup Web UI 内で直接 Data Collector を登録できます。NetBackup 10.4 以降では、Data Collector のインストールはオプションとなっていることに注意してください。NetBackup IT Analytics または Alta View を使用する計画である場合は、NetBackup のインストール時またはアップグレード時に、Data Collector をインストールする必要があります。

以下の決定ツリーに従ってどのセクションの指示に従えばよいかを判断し、以下のフローチャートにある関連するハイパーリンクをクリックしてそのセクションに移動します。