Cohesity NetBackup 用の NetBackup IT Analytics Data Collector インストールおよび構成ガイド

Cohesity Flex Appliance のインストール前の設定

NetBackup IT Analytics バージョン 11.5 以降では、Cohesity Flex Appliance ポリシーを分散型 Data Collector で構成することもできます。 

ほとんどの場合、Data Collector の 1 つのインスタンスは、任意の数のエンタープライズオブジェクトをサポートできます。ただし、各環境には独自の配備構成要件があるため、Data Collector をいくつインストールする必要があるか、どのサーバーが配備に最適かを判断できるように、Data Collector ソフトウェアをインストールする必要がある場所を理解することが重要です。

Cohesity Flex Appliance ポリシーは、［アプライアンスの詳細 (Appliance Details)］、［パフォーマンス統計 (Performance Statistics)］、［ストレージ統計 (Storage Statistics)］の 3 つの精査で構成されます。いずれの精査も互いに独立しており、それぞれ別のスケジュールで実行できます。いずれの精査も、アプライアンスによって公開されている REST API を使用して Cohesity Flex Applicance からデータを収集します。データはコンテナごとに収集され、コンテナが実行されているアプライアンスとホストノードに基づいて分離されます。ポリシーは、構成済みすべてのアプライアンスからリソースとストレージの使用状況データおよびハードウェアの詳細を収集し、アプライアンスとそのノードおよびコンテナで収集を区別します。

Cohesity Flex Appliance v4.0 は、多要素認証 (MFA) に対応しています。これらの MFA 対応のアプライアンスにユーザーアクセスを提供するときには、シークレットキーが生成され、ユーザークレデンシャルとの関連付けが維持されます。NetBackup IT Analytics Cohesity Flex Appliance ポリシーでは、データ収集のためにアプライアンスにアクセスするたびに、このシークレットキーを使用して認証を行う必要があります。