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NetBackup™ NAS 管理者ガイド
Last Published:
2025-04-24
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
- 第 I 部 NAS バックアップについて
- 第 II 部 NAS-Data-Protection (D-NAS) の使用
- D-NAS の概要
- D-NAS の計画とチューニング
- D-NAS 構成の前提条件
- D-NAS のストレージライフサイクルポリシーの構成
- ボリュームのマルチホストバックアップ
- NAS バックアップの D-NAS ポリシーの構成
- アクセラレータの使用
- ベンダー変更追跡の使用
- True Image Restore の使用
- D-NAS ポリシーを使用したレプリケーション
- D-NAS バックアップからのリストア
- トラブルシューティング
- 第 III 部 NDMP の使用
- NetBackup for NDMP の概要
- NetBackup for NDMP について
- NDMP バックアップの形式
- 異なるホストへのテープドライブの割り当てについて
- NetBackup for NDMP のインストールについての注意事項
- NDMP に接続されたデバイスへの NDMP バックアップの構成
- [メディアおよびデバイスの管理 (Media and Device Management)]の構成について
- デバイスの構成ウィザードを使用した NDMP ファイラの設定
- NDMP ポリシーの作成について
- DAR の有効化または無効化について
- NetBackup メディアサーバーへの NDMP バックアップ (リモート NDMP) の構成
- NDMP ダイレクトコピーの構成
- Accelerator for NDMP
- リモート NDMP とディスクデバイス
- NetBackup for NDMP での Shared Storage Option (SSO) の使用
- NDMP の NAS アプライアンス情報
- ベンダー固有の情報
- バックアップおよびリストアの手順
- トラブルシューティング
- NetBackup for NDMP のスクリプトの使用
- NetBackup for NDMP の概要
リストア時の[既存のファイルの上書き (Overwrite existing file)]オプションについて
D-NAS リストアでは、[ 既存のファイルの上書きを許可 (Allow overwrite of existing files )]オプションを有効にしてディレクトリメタデータをリストアすることをお勧めします。
D-NAS バックアップでは、NAS 共有のファイルとフォルダは異なるバックアップイメージにバックアップされます。リストア中に、ディレクトリ内のファイルが最初にリストアされ、次にディレクトリが別のバックアップイメージからリストアされることがあります。たとえば、ファイル /vol/dir/file
はイメージ image1
内にあり、ディレクトリ /vol/dir
がイメージ image2
内にある場合を考えます。リストア中、ディレクトリが存在しない場合、image1
の内容が最初にリストアされることがあります。この時点で、NetBackup はディレクトリを作成しますが、元のディレクトリの属性は作成されません。image2
からのリストア時に、リストア処理でディレクトリがすでに作成されていることを検出し、元のディレクトリ属性をリストアするにはディレクトリを置き換える必要があります。したがって、ディレクトリメタデータをリストアするために、[既存のファイルの上書きを許可 (Allow overwrite of existing files)]オプションを有効にする必要があります。