NetBackup IT Analytics リリースノート

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Product(s): NetBackup IT Analytics (11.3)
  1. はじめに
    1.  
      NetBackup IT Analytics 11.3 について
  2. パッチリリース
    1. パッチリリース: NetBackup IT Analytics
      1.  
        11.3.06 パッチリリースノート
      2.  
        11.3.05 パッチリリースノート
      3.  
        11.3.04 パッチリリースノート
      4.  
        11.3.03 パッチリリースノート
      5.  
        11.3.02 パッチリリースノート
      6.  
        11.3.01 パッチリリースノート
  3. 新機能
    1.  
      すべてのユーザーが利用可能になったランサムウェアの管理
    2.  
      スコアカードグラフに適用されるランサムウェアスコープ
    3.  
      データに基づいたランサムウェアに対する準備度の評価
    4.  
      重要な NetBackup イベント通知の専用レポート
    5.  
      クレデンシャルの非対称キー暗号化に関連するセキュリティの脆弱性の修正
    6.  
      古いスイッチデータのパージ前の待機時間を 96 時間に延長
    7.  
      リアルタイムジョブ詳細精査を導入
    8.  
      ポートとスイッチのレポートの変更
    9.  
      メーターグラフの色のカスタマイズ
    10.  
      ポータルアクセス用に複数の認証を可能にする
    11.  
      Linux ホストのカスタムパスへの NetBackup IT Analytics ポータルのインストール
    12.  
      登録ファイルを使用した Data Collector の構成
    13.  
      データ収集に無効なポリシー
    14.  
      Veritas NetBackup Data Collector ポリシーに遠隔測定精査を追加
    15.  
      VMware SDK が 8.0 にアップグレード
    16.  
      ランサムウェアスコアカードの質問と回答を一括で追加するユーティリティ
    17.  
      エクスポートしたグラフまたはダッシュボードにプレースホルダイメージが表示されることがある
    18.  
      NetBackup IT Analytics が分割アーキテクチャのインストールをサポート
    19.  
      選択した EEB とパッケージについてレポートを作成できるようにスコープセレクタを強化 (パッチ 11.3.01)
    20.  
      カスタムパラメータ datareceiver.security.authentication を削除
    21.  
      [ポリシー形式ごとの NetBackup ジョブ状態の概略 (NetBackup Job Status Summary by Policy Type)]レポート (パッチ 11.3.02)
    22.  
      Capacity Manager 向けの 2 つの新しいレポートを追加 (パッチ 11.3.02)
    23.  
      [Data Collector バージョン更新の概略 (Data Collector Version Updates Summary)]レポート (パッチ 11.3.02)
    24.  
      [Microsoft Azure の接続解除されたディスクの概略 (Microsoft Azure Unattached Disks Summary)]レポート (パッチ 11.3.02)
    25.  
      クライアントごとのジョブ状態の概略 (Job Status Summary by Client) (パッチ 11.3.03)
    26.  
      OpsCenter 移行 (パッチ 11.3.04)
    27.  
      [クライアントの概略 (Client Summary)]レポート (パッチ 11.3.05)
    28.  
      HPE Nimble と HP 3PAR (パッチ 11.3.05)
    29.  
      HPE StoreOnce による Gen 3 のサポート (パッチ 11.3.05)
  4. サポートされているシステム
    1.  
      ポータルのサポート対象オペレーティングシステム
    2.  
      Data Collector のサポート対象オペレーティングシステム
    3. サポート対象ブラウザとディスプレイの解像度
      1.  
        Linux ポータルサーバー: エクスポートおよび電子メールで送信されるレポート
  5. インストールとアップグレード
    1.  
      ポータルインストールのメモリ要件
    2.  
      パフォーマンスプロファイルと送信されるデータ
  6. 修正された問題
    1.  
      概要
    2.  
      修正された問題
  7. 既知の問題と最適化
    1.  
      既知の問題
    2.  
      最適化: 大規模な収集のための Linux ファイルハンドル設定のカスタマイズ
    3.  
      ライフサイクル終了 (EOL)

11.3.02 パッチリリースノート

パッチリリースには、以前の 11.3.xx のパッチがすべて含まれています。

このリリースには次の変更点が含まれています。

Capacity Manager セクション

表: 機能強化および解決済みの問題

問題番号

説明

SC-57226

NetBackup IT Analytics が強化され、HPE StoreOnce ストレージアレイがサポートされるようになりました。

メモ:

詳細については、『NetBackup IT Analytics 認定構成ガイド』の「Capacity Manager 構成」の「サポート対象のシステムとアクセス要件」セクションを参照してください。

SC-57270

NetBackup IT Analytics が強化され、HP 3PAR データ収集のオフラインホストの詳細が保持されるようになりました。

SC-57531

HP 3PAR データ収集に関する問題を解決しました。これまで、3PAR_DISABLE_LONG_COLLECTION パラメータを Y に設定しても、NetBackup IT Analytics は短いデータ収集の詳細を保持できませんでした。

SC-58073

NetBackup IT Analytics の EMC Data Domain Storage で、Mtree あたりの物理容量測定 (PCM) の収集がサポートされるようになりました。この機能により、物理ディスクの使用率を正確に計算できるようになりました。

apt_v_ddm_pcm_mtree_compression_log SQL ビューを使用して、Mtree あたりの PCM について RTD レポートを作成することもできます。

メモ:

この機能を使用するには、Data Domain バージョン 5.7 以上がサポートされていることを確認します。

SC-58234

HPE Data Collector が強化され、XP7 および XP8 モデルがサポートされるようになりました。

詳細については、『NetBackup IT Analytics 認定構成ガイド』の「Capacity Manager 構成」の「サポート対象のシステムとアクセス要件」セクションを参照してください。

Backup Manager データ収集セクション

表: 機能強化および解決済みの問題

問題番号

説明

SC-55883

NetBackup IT Analytics が強化され、Dell EMC NetWorker Data Collector ポリシーの重複排除統計のバックアップの詳細が保持されるようになりました。保持される詳細は、クローン ID、バックアップサイズ、重複排除前のローカル圧縮サイズ、および重複排除後のローカル圧縮です。

SC-56443

Backup Manager の HP Data Protector が強化され、apt_job に次の新しい列が保持されるようになりました。

  • dedup_size_kb: 重複排除ありの場合のバックアップサイズ (KB)

  • scanned_size_kb: 重複排除なしの場合のスキャンされたバックアップサイズ (KB)

  • dedup_scanned_size_kb: 重複排除ありの場合のスキャンされたバックアップサイズ (KB)

  • deduplication_ratio: 重複排除率

recreate_base_views.sql SQL ビューを使用して、レポートを作成できます。

SC-56935

ログファイルに[無効なマーク (Mark invalid)]エラーメッセージテキストが表示される[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]精査に関する問題を解決しました。

データ収集セクション

表: 機能強化および解決済みの問題

問題番号

説明

SC-56935

ログファイルに[無効なマーク (Mark invalid)]エラーメッセージテキストが表示される[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]精査に関する問題を解決しました。

SC-58056

未処理のジョブにつながる、[ジョブの詳細 (Job Details)]精査の[NumberFormatException] および解析に関連した問題を解決しました。

SC-58475

[データをデータベースに保存できませんでした (Failed to store data into database)] というエラーメッセージが NetBackup IT Analytics に表示される、[ジョブの詳細 (Job Details)]精査に関する問題を解決しました。

レポート

表: 機能強化および解決済みの問題

問題番号

説明

SC-52206

[Microsoft Azure の接続解除されたディスク (Microsoft Azure Unattached Disk)]という新しいレポートが組み込まれました。

[Microsoft Azure の接続解除されたディスクの概略 (Microsoft Azure Unattached Disks Summary)]レポート (パッチ 11.3.02)を参照してください。

SC-57176

[HPE XP 効率の概略 (HPE XP Efficiency Summary)]と[HPE XP DP プールの概略 (HPE XP DP Pool Summary)]という 2 つの新しいレポートが組み込まれました。

Capacity Manager 向けの 2 つの新しいレポートを追加 (パッチ 11.3.02) を参照してください。

SC-57654

[Data Collector バージョン更新の概略 (Data Collector Version Updates Summary)]という新しいレポートが組み込まれました。

[Data Collector バージョン更新の概略 (Data Collector Version Updates Summary)]レポート (パッチ 11.3.02)を参照してください。

SC-57688

NetBackup IT Analytics で[リカバリ日付 (Recovery Date)]列に間違った日付が表示される、[バックアップの RTO と RPO のコンプライアンス (Backup RTO RPO Compliance)]レポートに関する問題を解決しました。[累積増分バックアップ (Cumulative Incr Backup)]値の場合に、[リカバリ日付 (Recovery Date)]が間違って計算されていました。

SC-57935

ストレージライフサイクルポリシー (SLP) に関する問題を解決しました。RTD レポートを生成するときに、イベントがアクティブになると、NetBackup IT Analytics で[ジョブの形式 (Job Type)]列の値が[完全バックアップ (Full Backup)]と間違って表示されていました。しかし、ポリシーのイベントが完了すると、[ジョブの形式 (Job Type)]列の値は[複製 (Duplication)]と正しく表示されていました。

SC-58225

データの不整合が見られた[クライアント別の NetBackup SLP の状態 (NetBackup SLP Status By Client)]レポートと[イメージコピー別の NetBackup SLP の状態 (NetBackup SLP Status By Image Copy)]レポートに関する問題を解決しました。

SC-58246

Netbackup ポリシーからクライアントを削除した後、更新された最新のクライアントのリストが反映されなかった[Netbackup ポリシー (Netbackup Policies)]レポートに関する問題を解決しました。

ポータルセクション

表: 機能強化および解決済みの問題

問題番号

説明

SC-37889

[クライアントの除外/包含リスト (Client Exclude Include List)]精査を使用した実行に関する問題を解決しました。この精査で、VMware、HyperV、RHEV、Nutanix、AWS、Azure、GCP、および Kubernetes ワークロードからの除外/包含のデータ収集がスキップされるようになりました。

NBU_CLNT_EXC_INC_SKIP_POLICY_TYPE_IDS 詳細パラメータを構成し、除外/包含のデータ収集をスキップする追加のワークロードのポリシー ID をカンマで区切って追加します。

NetBackup ポリシー形式について詳しくは、『NetBackup Self Service 構成ガイド』の「付録 A NetBackup ポリシー形式」 の「NetBackup ポリシー形式の一覧」セクションを参照してください。

SC-54244

[NetBackup イベント監視 (NetBackup Event Monitor)]精査が強化され、メディアサーバーの接続状態をほぼリアルタイムで収集できるようになりました。また、[NetBackup メディアサーバー接続状態 (NetBackup Media Server Connection Status)]アラートルールが組み込まれました。このルールを使用してアラートを作成できます。新しいアラートは、データコレクタが NetBackup プライマリサーバーに存在する場合にのみ機能します。ただし、リモート NetBackup プライマリサーバーの場合は、ホスト検出および収集時にトリガする既存の[メディアサーバー接続 (Media Server Connection)]アラートルールが必要になります。

SC-55622

[インベントリの詳細 (Inventory Details)]精査が強化され、apt_v_tsm_server_status_metrics および apt_tsm_server_status_metrics SQL ビューを使用して、TSM サーバーの状態のメトリックを保持できるようになりました。

SC-57159

bpdbjobs コマンド出力のファイルパスに発生していた解析エラーに関する問題を解決しました。

SC-57468

スキャンが[CANCEL_IN_PROGRESS]、[SCAN_STARTED]、[CLEANUP_IN_PROGRESS]、または[CANCELLATION_INITIATED]状態であったときに、すべてのマルウェアスキャン結果が収集されていなかった、[NetBackup セキュリティの詳細 (NetBackup Security Details)]精査に関する問題を解決しました。

SC-57480

NetBackup IT Analytics で APACHE Tomcat バージョン 9.0.83 がサポートされるようになりました。

SC-57563

NetBackup IT Analytics で[ORA-06502: PL/SQL: numeric or value error: number precision too large]エラーメッセージが表示されていた、データベースエラーメッセージに関する問題を解決しました。

SC-57608

各種データコレクタのポリシーに関する問題を解決しました。NetBackup IT Analytics では、[ホストマシンのソフトウェアによって確立されていた接続が中止されました (An established connection was aborted by the software in your host machine)]というエラーメッセージが datareceiver ログファイルに記録されていました。

SC-57875

デフォルトでないユーザーの検証に失敗する、アップグレーダの早期故障を引き起こしていたポータルアップグレーダに関する問題を解決しました。

SC-57936

Data Collector と Upgrade Manager のアップグレード時に表示されるメッセージに関する問題を解決しました。メッセージが強化され、アップグレードの状態が正確に表示されるようになり、メッセージがエラーメッセージなのか、それとも情報メッセージなのかも表示されるようになりました。

SC-58074

データコレクタのアップグレードプロセスに関する問題を解決しました。インターネット接続が遅いと、ポータルサーバーからのアップグレードバンドルのダウンロード中にデータコレクタのアップグレードに失敗していました。代わりに、ポータルサーバーからアップグレードバンドルを事前にダウンロードして、データコレクタのアップグレードを開始できるようになりました。

SC-58131

再起動時に失敗し、[データをデータベースに保存できませんでした (Failed to store data into database)] というエラーメッセージが表示される、[ジョブの詳細 (Job Details)]精査に関する問題を解決しました。

SC-58135

精査に失敗し、[java.sql.SQLSyntaxErrorException: ORA-00907: missing right parenthesis]というエラーメッセージが表示される、[Azure ストレージアカウントおよび仮想マシン (Azure Storage Accounts And Virtual Machine)]精査に関する問題を解決しました。

SC-58284

ポータルのグローバル検索が強化され、NetBackup IT Analytics 内の OpsCenter レポートを検索できるようになりました。検索結果に関連する NetBackup IT Analytics レポートが表示されます。

詳しくは、『NetBackup IT Analytics ユーザーガイド』の「ポータルについて」の「検索を使用したナビゲート」セクションを参照してください。

また、NetBackup IT Analytics マニュアルについては、ベリタスサポートに 記事が公開されています。この記事では、OpsCenter レポートと NetBackup IT Analytics レポートの対応、および OpsCenter アラートと NetBackup IT Analytics アラートの対応が示されており、OpsCenter レポートを NetBackup IT Analytics にインポートするプロセスも説明されています。

SC-58383

[アレイの詳細 (Array Details)]精査の実行中にデータベースの重複した行が保持される問題を解決しました。

SC-58777

データのカーディナリティのために SQL クエリーの実行の遅延が発生する NetBackup 親ジョブの問題を解決しました。また、パフォーマンス向上のため SQL クエリーが修正されました。