NetBackup™ Snapshot Manager for Cloud インストールおよびアップグレードガイド

Docker 環境で NetBackup Snapshot Manager をインストールまたはアップグレードするには

1. NetBackup Snapshot Manager アップグレードインストーラをダウンロードします。

   例: NetBackup_SnapshotManager_<version>.tar.gz

2. イメージファイルの tar を解凍し、内容を一覧表示します。

   # ls
   NetBackup_SnapshotManager_10.5.x.x-xxxx.tar.gz
   netbackup-flexsnap-10.5.x.x-xxxx.tar.gz
   flexsnap_preinstall.sh
   

3. 次のコマンドを実行して、NetBackup Snapshot Manager ホストのインストールを準備します。

   # sudo ./flexsnap_preinstall.sh

4. 次のコマンドを実行して、NetBackup Snapshot Manager をアップグレードします。

   # flexsnap_configure install

   インストーラは最初に個々のサービスイメージをロードし、次にそれらをそれぞれのコンテナで起動します。

5. (省略可能) 次のコマンドを実行して、以前のバージョンのイメージを削除します。

   # docker rmi -f <imagename>:<oldimage_tagid>

6. 新しい NetBackup Snapshot Manager バージョンが正常にインストールされたことを確認するには:

   NetBackup Snapshot Manager が正常にインストールされたことの確認を参照してください。

Podman 環境で NetBackup Snapshot Manager を移行するには

1. RHEL 7.x ホストで、保護ポリシーのスナップショットまたは他の操作が進行中でないことを確認してから、次のコマンドを実行して NetBackup Snapshot Manager を停止します。

   # flexsnap_configure stop

   NetBackup Snapshot Manager コンテナが 1 つずつ停止します。次のようなメッセージがコマンドラインに表示されます。

   Stopping the services
   Stopping container: flexsnap-agent.8f9ee77e48964e278a0367e60defdf6e ...done
   Stopping container: flexsnap-workflow-system-0-min ...done
   Stopping container: flexsnap-workflow-general-0-min ...done
   Stopping container: flexsnap-listener ...done
   Stopping container: flexsnap-nginx ...done
   Stopping container: flexsnap-notification ...done
   Stopping container: flexsnap-policy ...done
   Stopping container: flexsnap-scheduler ...done
   Stopping container: flexsnap-onhostagent ...done
   Stopping container: flexsnap-agent ...done
   Stopping container: flexsnap-coordinator ...done
   Stopping container: flexsnap-api-gateway ...done
   Stopping container: flexsnap-certauth ...done
   Stopping container: flexsnap-rabbitmq ...done
   Stopping container: flexsnap-postgresql ...done
   Stopping container: flexsnap-fluentd ...done

   すべての NetBackup Snapshot Manager コンテナの停止を待機してから、次の手順に進みます。

2. RHEL 8.x および 9.x ホストに NetBackup Snapshot Manager 構成データを移行します。

   • RHEL 8.x および 9.x で新しいシステムを作成した場合:

     • 現在のホストから /cloudpoint をマウント解除するには、次のコマンドを実行します。

       # umount /cloudpoint

     • /cloudpoint マウントポイントにマウントされていたデータディスクを接続解除します。

       メモ:

       データディスクの接続解除または接続について詳しくは、クラウドベンダーまたはストレージベンダーが提供するマニュアルに従ってください。

     • RHEL 8.x および 9.x ホストで、次のコマンドを実行してディスクを作成してマウントします。

       # mkdir /cloudpoint

       # mount /dev/<diskname> /cloudpoint

       ベンダー固有の詳細について

       NetBackup Snapshot Manager データを格納するボリュームの作成とマウントを参照してください。

   • RHEL 7.x から RHEL 8.x および 9.x にアップグレードした場合は、RHEL 7.x システムから /cloudpoint マウントポイントデータをコピーし、それを RHEL 8.x および 9.x システムの /cloudpoint フォルダに移動します。

   「Docker 環境で NetBackup Snapshot Manager をインストールまたはアップグレードするには」に記載されている手順に従って、以前のホストと異なるホスト (RHEL 8.x と 9.x) に同じバージョンの NetBackup Snapshot Manager をインストールします。

   これにより、NetBackup Snapshot Manager の移行プロセスが完了します。

   移行後、「Docker 環境で NetBackup Snapshot Manager をインストールまたはアップグレードするには」に記載されている手順に従って、新しいホストに new_version をインストールします。

3. 移行プロセス中に、NetBackup Snapshot Manager が別のシステムに移行されたか、IP アドレスが変更された場合は、次のように証明書を再生成します。

   flexsnap_configure CLI の使用

   • 次のコマンドを使用して NetBackup Snapshot Manager サービスを停止します。

     # flexsnap_configure stop

   • 次のコマンドを使用して証明書を再生成します。

     # flexsnap_configure renew --help

     メモ:

     /cloudpoint/openv/netbackup/bp.conf ファイルの CLIENT_NAME の値が Snapshot Manager のホスト名と一致することを確認します。ホスト名を変更してから移行する場合は、証明書を再生成する前にこの値を手動で更新する必要があります。

   • 次のコマンドを使用して NetBackup Snapshot Manager サービスを起動します。

     # flexsnap_configure start

4. NetBackup Snapshot Manager を RHEL 8.x および 9.x ホストに移行した後、次の手順を実行して NetBackup Snapshot Manager を 10.5 にアップグレードします。

   NetBackup Snapshot Manager のアップグレードを参照してください。

5. これにより NetBackup Snapshot Manager の移行とアップグレードのプロセスが完了します。NetBackup Snapshot Manager 構成の設定と、データがそのまま維持されていることを確認します。