NetBackup IT Analytics システム管理者ガイド

説明

以前のバージョンの NetBackup IT Analytics では、バックアップデータの収集中に、いくつかのサーバーグループまたはホストグループを自動的に作成していました。特定の環境では、これらの自動生成されたグループは、他のホストグループのほうが関連性が高いために、必要がない場合があります。このユーティリティを使用して、サーバーまたはホストと子ホストグループをホストグループから移動し、ソースホストグループを削除することで、ポータルのホストグループをクリーンアップできます。このユーティリティは、デフォルトではシステムで作成されたホストグループを対象としていますが、ホストグループを削除し、その内容は保持したい場合に、任意のホストグループに使用できます。

ベストプラクティス: マルチテナント環境では、ドメイン階層の最下位から開始して最上位の NetBackup IT Analytics ドメインに向かって、ドメインごとにこのコマンドを実行します。これにより、実行された操作を確認するログメッセージ付きで各ドメインが明示的に処理されます。

使用法

server_mgmt_pkg.serverGroupCleanup(<processingMode>, 
'<domain_name>', (<server_group_names_list>), 
'<log_file_path_name>', '<log_file_name>');

説明:

processing_mode は、1 = 検証、または 2 = 実行のいずれかです。まずこのコマンドを検証モードで実行し、移動されるホストと削除されるホストグループを理解します。

domain_name は削除するグループの NetBackup IT Analytics ドメインの大文字と小文字が区別されない名前であり、一重引用符で囲みます。前述のベストプラクティスを参照してください。

server_group_names_list は、削除するホストグループ名のカンマ区切りのリストであり、一重引用符で囲みます。このリストは括弧で囲み、先頭に stringListType を付ける必要があります。NULL が指定された場合、ユーティリティは NetBackup ポリシーの種類、NetBackup ポリシー、非アクティブポリシークライアント、ポリシードメインの各システム作成のホストグループを処理します。

log_file_path_name は、このプロセスのログファイルの場所であり、一重引用符で囲みます。

log_file_name は、ログファイルの名前であり、一重引用符で囲みます。

検証モードの例:

execute server_mgmt_pkg.serverGroupCleanup
(1, 'EMEAfinance', stringListType
('NetBackup Policy Types','NetBackup Policies',
'Inactive Policy Clients', 'Policy Domains'), 
'/tmp', 'serverGrpCleanup.log');

実行モードの例:

execute server_mgmt_pkg.serverGroupCleanup
(2, 'EMEAfinance', stringListType
('NetBackup Policy Types','NetBackup Policies',
'Inactive Policy Clients', 'Policy Domains'), 
'/tmp', 'serverGrpCleanup.log');

ホストグループ名のリストなしの検証の例:

exec server_mgmt_pkg.serverGroupCleanup
(1, 'EMEAfinance', NULL, '/tmp', 
'serverGrpCleanup.log');