NetBackup™ for MariaDB 管理者ガイド
NetBackup for MariaDB 使用時のエラーのトラブルシューティング
表: 問題を解決するための一般的な手順 に、NetBackup for MariaDB エージェント の使用中に発生する可能性がある問題を解決するのに役立つ、一般的な手順を示します。
表: 問題を解決するための一般的な手順
手順 |
操作 |
説明 |
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手順 1 |
エラーメッセージの確認 |
通常、エラーメッセージは、適切に行われなかった処理を示しています。コマンドラインにエラーメッセージが表示されなくても、問題が発生している疑いがある場合、ログやレポートを確認します。これらに、問題を直接示すエラーメッセージが含まれている場合があります。ログとレポートは、トラブルシューティングに不可欠な手段です。 |
手順 2 |
問題発生時に実行していた操作の確認. |
次について質問します。
|
手順 3 |
すべての情報の記録. |
重要になる可能性がある情報を入手します。
|
手順 4 |
問題の修正. |
問題を特定した後、情報を使用して問題を修正します。 |
手順 5 |
テクニカルサポートに連絡してください |
問題を解決できない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。 |
エラーのトラブルシューティングを行うには、NetBackup のログ、NetBackup for MariaDB エージェント のログ、および NetBackup XBSA のログを参照してください。これらのログは次の場所にあります。
NetBackup のログは次の場所にあります。
install_path\NetBackup\logs\bprd
install_path\NetBackup\logs\bpcd
install_path\NetBackup\logs\user_ops\dbext\logs
bprd
と bpcd
のログファイルを有効にする必要があります。詳しくは、『NetBackup トラブルシューティングガイド』を参照してください。
NetBackup for MariaDB エージェント に固有のログは次の場所にあります。
install_path\nbmariadb.log
NetBackup XBSA に固有のログは次の場所にあります。
<NetBackup_install_path>/netbackup/logs/exten_client
NetBackup のエラーのトラブルシューティングについて詳しくは、『NetBackup トラブルシューティングガイド』および『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
表: NetBackup for MariaDB のエラーのトラブルシューティング では、操作の実行中に発生するエラーと、問題のトラブルシューティング方法の一覧を示します。
表: NetBackup for MariaDB のエラーのトラブルシューティング
問題 |
説明 |
解決方法 |
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nbmariadb のバックアップが次のエラーで失敗します。 mariadb ライブラリをロードできません (Unable to load mariadb library) |
この問題は、
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次を確認してから、再度バックアップを実行します。
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nbmariadb のバックアップが次のエラーで失敗します。 データベースに接続できません (Unable to connect to the database) |
|
適切なデータベースユーザー名とポート番号を追加するには
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nbmariadb のバックアップが次のエラーで失敗します。 xbsa.dll をロードできません (Unable to load xbsa.dll) |
環境変数パスが NetBackup の bin ディレクトリに更新されていない場合、nbmariadb のバックアップが失敗します。 |
nbmariadb のバックアップを実行するには
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nbmariadb のバックアップが次のエラーで失敗します。 XBSA を開始できませんでした (XBSA initiation failed) |
|
nbmariadb のバックアップを実行するには
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(Windows) VSS スナップショットの作成に失敗しました (VSS snapshot creation failed) |
nbmariadb 操作を実行する権限をユーザーが持っていない場合、nbmariadb のバックアップが失敗することがあります。 |
管理者モードで cmd.exe を実行します。 |
nbmariadb のリストア操作を実行しても、ターゲットの NetBackup クライアントからデータをリストアできません。 |
|
正常にリストアするには
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nbmariadb のバックアップが次のエラーで失敗します。 (Linux) LVM のスナップショット作成中にエラーが発生しました (Error creating LVM snapshot) |
ボリュームグループにスナップショット用の十分な容量がない場合、nbmariadb のバックアップが失敗することがあります。 ボリュームグループの容量を確認するには |
ボリュームグループの容量を確認するには
|
正常なバックアップ後のエラーメッセージ: <volume_group>/<snapshot_name> 0 / 4096 (29393616896) 後の読み取りエラー: 入力エラーまたは出力エラー。(<volume_group>/<snapshot_name> Read failure after 0 of 4096 at 29393616896: input or output error.) または <volume_group>/<snapshot_name> 0 / 4096 (4096) 後の読み取りエラー: 入力エラーまたは出力エラー。 |
(<volume_group>/<snapshot_name>: read failure after 0 of 4096 at 4096: input or output error.) ボリュームグループにスナップショットが含まれる場合に、nbmariadb のバックアップからこれらのエラーが返されます。バックアップを再度実行する前に、スナップショットをリストしてから削除できます。 メモ: nbmariadb で作成された LVM スナップショット名の先頭には |
スナップショットを削除するには
|
nbmariadb のバックアップが次のエラーで失敗します。 「MariaDB ライブラリをロードできません (Failed to load MariaDB Library)」 |
この問題は、
|
次を確認してから、再度バックアップを実行します。
|
Linux (LVM) の nbmariadb バックアップが次のエラーで失敗します。 スナップショットのマウント解除中にエラーが発生しました - デバイスまたはリソースがビジー状態です (Error unmounting the snapshot-Device or resource busy) または snapshot-mariadbsnap_<timestamp> の削除中にエラーが発生しました (Error removing the snapshot-mariadbsnap_<timestamp>) |
スナップショットやデバイスをマウント解除しようとしたとき、または既存のスナップショットを削除するときに、nbmariadb のバックアップが失敗します。 |
スナップショットをマウント解除するには
|
リストアが成功しても、MariaDB サービスを開始できません。 |
リストア操作が成功するのは、MariaDB のマイナーバージョンが同じマシンにバックアップをリストアする場合のみです。 たとえば、MariaDB バージョン 10.2.x からファイルをバックアップした場合は、MariaDB バージョン 10.2.x のコンピュータにファイルをリストアする必要があります。 |
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RHEL または SUSE でエージェントをインストールした後、 |
NetBackup 8.2 以降、RHEL または SUSE でのエージェントのインストール時に、デフォルトでは |
nbmariadb.conf ファイルが存在しない場合、オプションを指定せずにバックアップユーティリティコマンドを実行してファイルを作成できます。たとえば、./nbmariadb コマンドを実行します。このコマンドは、デフォルトの nbmariadb.conf ファイルを作成します。 |