NetBackup™ for MariaDB 管理者ガイド
nbmariadb.conf 構成ファイル
NetBackup for MariaDB (nbmariadb.conf)
構成ファイルには、それぞれの操作のパラメータが含まれています。事前定義済みの設定が含まれ、クライアント上に配置されます。パラメータは、nbmariadb.conf
ファイル内で構成するか、コマンドラインで指定できます。優先されるのはコマンドラインのパラメータです。
nbmariadb.conf
ファイルを使用すると、操作を実行するたびにパラメータを指定する必要がなくなります。nbmariadb.conf
ファイルでパラメータを構成しない場合は、デフォルトのパラメータ値が優先されます。
nbmariadb.conf
ファイルは次の場所にあります。
(Windows)
C:\Program Files\Veritas\NBMariaDBAgent\nbmariadb.conf
.(Linux RHEL および SUSE)
/usr/NBMariaDBAgent\nbmariadb.conf
NetBackup 8.2 以降、RHEL または SUSE でのエージェントのインストール時に、デフォルトでは nbmariadb.conf
ファイルが作成されません。RPM インストーラは、インストール先ディレクトリ /usr/NBMariaDBAgent/ に既存の任意のファイルを単に上書きするため、既存の構成ファイルは上書きされません。
nbmariadb.conf ファイルが存在しない場合、オプションを指定せずにバックアップユーティリティコマンドを実行してファイルを作成できます。たとえば、./nbmariadb コマンドを実行します。このコマンドは、デフォルトの nbmariadb.conf ファイルを作成します。
表: nbmariadb.conf ファイルのパラメータ に、nbmariadb.conf
ファイルパラメータを示します。
表: nbmariadb.conf ファイルのパラメータ
パラメータ (Parameters) |
説明 |
次に対する必須パラメータ |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
DB_PORT |
バックアップまたはリストアを実行する必要のある MariaDB データベースサーバーのポート番号を構成します。ポート番号は MariaDB サービスの状態を検証します。 |
バックアップおよびリストア |
ポート番号を指定しない場合、デフォルトは 3306 です。 |
DB_USER |
MariaDB データベースのユーザー名を構成します。 |
バックアップ |
ユーザー名を指定しない場合、デフォルトは root です。 |
MARIADB_LIB_INSTALL_PATH |
(Linux) |
バックアップ |
デフォルト値は存在しません。 |
MASTER_SERVER_NAME |
バックアップ、リストア、問い合わせ、およびバックアップとリストアの削除を実行する NetBackup マスターサーバーを指定します。 |
バックアップ、リストア、問い合わせ、および削除を実行します。 |
デフォルト値は存在しません。 |
POLICY_NAME |
DataStore のポリシー名を指定します。 |
バックアップ |
デフォルト値は存在しません。 |
SCHEDULE_NAME |
DataStore ポリシーを作成するときに構成したバックアップスケジュールを特定します。 |
バックアップ |
デフォルト値は存在しません。 |
CLIENT_NAME |
NetBackup MariaDB のクライアント名を定義します。 |
リダイレクトリストアと問い合わせ |
クライアント名を指定しない場合、デフォルトは NetBackup マスターサーバーです。 |
SNAPSHOT_SIZE |
(Linux) LVM スナップショットのスナップショットサイズを指定します。スナップショットのサイズは、キロバイト (KB)、メガバイト (MB)、またはギガバイト (GB) で指定します。 |
LVM バックアップ |
スナップショットのサイズを指定しない場合、デフォルトは |
DB_BACKUP_ID |
DB_BACKUP_ID は、バックアップイメージの名前です。このパラメータは、バックアップ ID を使用して指定するバックアップファイルを構成します。 |
バックアップを削除するには、バックアップイメージ名を指定します。 |
デフォルト値は存在しません。 |
MARIADB_TARGET_DIRECTORY |
バックアップのリストア先ディレクトリを指定します。 |
リストア |
デフォルト値は存在しません。 |
NBMARIADB_LOG_LEVEL |
NBMARIADB_LOG_LEVEL パラメータを使用すると、
|
ログレベルは、エラーをトラブルシューティングする際に、アクセスする情報の量を制御するのに役立ちます。 |
|
NBMARIADB_LOG_SIZE |
|
値は、ログに書き込むイベントに応じて指定できます。 |
|
BACKUP_TYPE |
利用可能なオプション:
|
バックアップ操作 |
|