NetBackup™ for Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 管理者ガイド
- NetBackup for Acropolis Hypervisor (AHV) の概要
- Nutanix for AHV を使用する前の前提条件と考慮事項
- AHV による NetBackup 通信の設定
- AHV 用 NetBackup ポリシーの設定
- バックアップとリカバリ
- Nutanix AHV 仮想マシンのバックアップを作成する
- Nutanix AHV 仮想マシンのリカバリ処理の概要
- 問題のトラブルシューティング
- 付録 A. Nutanix AHV 仮想マシンをバックアップおよびリストアするための NetBackup コマンド
Nutanix Acropolis Hypervisor サーバーと NetBackup ホスト間の安全な通信の設定
NetBackup リリース 8.2 までは、NetBackup は、Nutanix 固有の構成ファイル nb_nutanix-ahv.conf
を使用して、通信中に AHV サーバーが返すクラスタのパブリック x509 証明書に基づいて、AHV クラスタを検証するための構成設定を提供しています。
現在は、NetBackup は、共通の外部認証局 (ECA) フレームワークを介して VMware、RHV Manager、Nutanix Acropolis クラスタなどのすべての仮想化サーバーのピア証明書の検証もサポートします。この共通のフレームワークでは、すべての仮想化作業負荷の単一セットの設定パラメータを使用して、証明書の失効リストのような追加の検証を行うことができます。
メモ:
NetBackup 8.2 からアップグレードするときに、以前 enable_ssl_validations を nb_nutanix-ahv.conf ファイルで false に設定しており、証明書の検証をスキップする場合は、それ以上の処理は必要ありません。
このセクションの残りのセクションをスキップし、NetBackup 用の Nutanix Acropolis Hypervisor クラスタのクレデンシャルの追加を参照してください。
このフレームワークでは、1 つ以上の認証局 (CA) からの証明書を格納できる各バックアップホスト上で、証明書バンドルが必要です。集中 CA がない場合、異なるサーバーからの自己署名証明書であっても、このバンドルに追加できます。
NetBackup で共通外部 CA パラメータを設定するには、ECA フレームワークを使用した SSL 証明書の管理を参照してください。
NetBackup で SSL パラメータを設定する場合は、次のオプションに指定する値が Nutanix SSL 証明書にある Acropolis クラスタ名と一致することを確認する必要があります。
NetBackup に Acropolis クラスタクレデンシャルを追加するときの新しい仮想マシンサーバー名
NetBackup 用の Nutanix Acropolis Hypervisor クラスタのクレデンシャルの追加を参照してください。
バックアップポリシーの構成時の Application_Server パラメータ
NetBackup ポリシーユーティリティを使用したバックアップポリシーの作成を参照してください。
共通名フィールドを CN=*.nutanix.local として含む Nutanix からのデフォルトの証明書を使用すると、NetBackup は SSL の検証に失敗し、AHV VM をバックアップできなくなる場合があります。このシナリオでは、SSL 検証をスキップします。証明書の検証をスキップする場合は、enable_ssl_validations を nb_nutanix-ahv.conf で false に設定します。このセクションの残りのセクションをスキップし、NetBackup 用の Nutanix Acropolis Hypervisor クラスタのクレデンシャルの追加を参照してください。