NetBackup™ アップグレードガイド
- 概要
- アップグレード計画
- 一般的なアップグレードの計画について
- パフォーマンスと調整に関する注意事項
- アップグレードツールについて
- アップグレードに関する注意事項および制限事項
- NetBackup Web サーバーをサポートするユーザーアカウントの作成
- NetBackup 10.2 用にインストールされた NetBackup IT Analytics Data Collector
- NetBackup 10.2 による RHEL 7.5 以降でのファイバートランスポートメディアサーバーのサポートについて
- NetBackup 8.1 での MSDP の変更
- NetApp クラスタに必要になる可能性のある変更
- Bare Metal Restore 情報がエラー自動イメージレプリケーションを使って複製されるときのエラー
- バージョン 8.1 より前のクライアントと 8.1 以降のメディアサーバーでのアップグレードの問題
- プライマリサーバーのアップグレード
- プライマリサーバーのアップグレードについて
- NetBackup 10.2 へのアップグレードのプレインストール手順
- Windows システムでローカルサーバー、リモートサーバー、クラスタサーバーのアップグレードを実行する
- Windows システムでのサイレントアップグレードの実行
- NetBackup 10.2 への Linux サーバーソフトウェアのアップグレード
- Linux での NetBackup プライマリサーバーソフトウェアのサイレントアップグレード
- NetBackup 10.2 へのアップグレードのインストール後の手順
- NetBackup の起動と停止のスクリプトについて
- アップグレード後のシステムの更新
- メディアサーバーのアップグレード
- NetBackup の MSDP のアップグレード
- クライアントのアップグレード
- VxUpdate を使用した NetBackup 配備の管理
- 付録 A. 参照先
- NetBackup プライマリサーバー Web サーバーのユーザーとグループの作成
- NetBackup データベースユーザー
- クラスタ化されたプライマリサーバーの非アクティブノードで証明書を生成する
- NetBackup Java Runtime Environment について
- アップグレード後の Java GUI と JRE の追加または削除
- NetBackup Web ユーザーインターフェースについて
- NetBackup 応答ファイルについて
- NetBackup IT Analytics Data Collector の手動インストールまたはアンインストール
- NetBackup 用 Data Collector の手動構成
- 手動での Data Collector のアップグレード
- 維持される Java Virtual Machine のオプション
- RBAC ブートストラップについて
- NetBackup ソフトウェアの入手について
- NetApp クラスタのためのアップグレード前の追加手順
- Replication Director を使用した NetApp ディスクアレイの使用
- NetBackup のバージョン間の互換性について
- UNIX および Linux の場合のアップグレード要件
- Windows および Windows クラスタのアップグレード要件
- Windows クラスタのアップグレードの要件
- 新しいメディアサーバーに全データを移行してクラスタ化されたメディアサーバーを削除する
- Amazon クラウドストレージサーバーのアップグレード後の手順
- サーバーのアップグレード後のクライアントのアップグレード
- アップグレードエラーのロールバック手順
- NetBackup プライマリサーバーとドメインのサイズについてのガイダンス
NetBackup 用 Data Collector の手動構成
プライマリサーバーのインストールでは、通常、NetBackup IT Analytics Data Collector のバイナリが自動的に配備されます。バイナリは C:/Program Files/veritas/ (Windows) または /usr/openv/analyticscollector (Linux) にインストールされます。
このセクションでは、Data Collector を手動で構成するために必要な手順について説明します。
Data Collector を構成するときは、次の詳細を手元に用意します。
(ポータルで構成されている) Data Collector の名前。
(ポータルで構成されている) Data Collector のパスコード。
(ポータルで Data Collector を作成したときに生成された) データレシーバの URL。
(ポータルで Data Collector を作成したときに生成され、NetBackup プライマリサーバーにコピーした) 鍵ファイルのパス。
詳しくは、『NetBackup IT Analytics ユーザーガイド』の「Data Collector の追加または編集」セクションを参照してください。
Windows で Data Collector を手動で構成するには:
- 次のコンテンツを使用して、バッチスクリプト
responsefile.cmdとして応答ファイルを作成します。これらは、Data Collector の構成に必要なユーザー入力に対する応答です。SET DATACOLLECTOR_NAME=name_of_the_data_collector SET DATACOLLECTOR_PASSWORD=passcode_for_the_data_collector SET DATARECEIVER_URL=data_receiver_URL SET DATACOLLECTOR_KEY_FILE_PATH=path_to_the_key_file SET HTTP_PROXY_CONF=N SET PROXY_HTTP_URL= SET PROXY_HTTP_PORT= SET PROXY_HTTPS_URL= SET PROXY_HTTPS_PORT= SET PROXY_USERID= SET PROXY_PASSWORD= SET PROXY_NOT_FOR=
- 各フィールドの値を適切なデータで更新します。サンプル応答ファイル
responsefile.cmdもインストーラメディアに含まれています。 - 次のコマンドを実行します。
"C:\ProgramData\Veritas\NetBackup IT Analytics\DC\configure.cmd" /RESPFILE:response_file_path /INSTALL_TYPE:CONFIG
Linux で Data Collector を手動で構成するには:
- 次のコンテンツを使用して応答ファイルを作成します。これらは、Data Collector の構成に必要なユーザー入力に対する応答です。
COLLECTOR_NAME=name_of_the_data_collector COLLECTOR_PASSWORD=passcode_for_the_data_collector DR_URL=data_receiver_URL COLLECTOR_KEY_PATH=path_to_the_key_file HTTP_PROXY_CONF=N HTTP_PROXY_ADDRESS= HTTP_PROXY_PORT= HTTPS_PROXY_ADDRESS= HTTPS_PROXY_PORT= PROXY_USERNAME= PROXY_PASSWORD= PROXY_EXCLUDE=
- 各フィールドの値を適切なデータで更新します。サンプル応答ファイルは、インストールメディアとシステム上の /usr/openv/analyticscollector/installer/responsefile.sample で利用可能です。
- 次のコマンドを実行します。
/usr/openv/analyticscollector/installer/ dc_installer.sh -c responsefile_path