NetBackup™ Self Service 構成ガイド
NetBackup Self Serviceのデータキャッシュ処理
NetBackup アダプタは、資産、保護、バックアップイメージに関するデータをキャッシュするため、パフォーマンスが向上します。
スケジュール設定したタスクを定期的に実行してデータを最新の状態に保ちます。スケジュール設定するタスクを次に示します。
システムの同期 (System Sync)
前回の実行以降に作成されたバックアップイメージをすべてのバックアップサーバーからインポートする
古いバックアップイメージを期限切れにする
使用量を計算する
信号機の状態を計算する
デフォルトで毎日午前 12 時 15 分 (UTC) に実行する
システム更新 (System Update)
このタスクでは、NetBackup データの同期するようにフラグを付けたコンピュータを処理します。保護レベルとバックアップイメージをインポートして、信号機の状態を再計算します。デフォルトでは、毎分実行します。
資産のインポート (Asset Import)
構成されているインポートに従って、vCloud Director からのコンピュータおよび NetBackup からのクラウド資産を同期します。このタスクは、デフォルトで 1 日 1 回午前 0 時 30 分 (UTC) に実行されますが、手動で開始できます。
計算のロックタスク
このタスクは、クォータの適用向けにスケジュール設定されたタスクです。バックアップイメージを更新し、その時点での最新の使用量を計算します。合計に基づいて、ロックが適用または解除されます。
このタスクは、オンデマンドで手動で実行できます。
すべてのオンラインのバックアップサーバーから過去 1 日間のイメージをインポートします。前回のシステム同期時に開始したものの完了しなかったバックアップを取得するために、24 時間分重複してインポートします。
期限切れのイメージにフラグを付けます。
前回のバックアップを更新して信号機の状態を計算します。
メモ:
新しいバックアップサーバーを追加すると、システムで処理が個別にトリガされません。バックアップイメージの取得やポリシーのインポートのような新しい同期または進行中の同期にこの新しいバックアップサーバーの追加が導入されました。古いイメージは手動でしかインポートできません。[NetBackup データの更新 (Refresh NetBackup Data)]をクリックするか、または API を呼び出して古いイメージをインポートします。バックアップを設定しているすべてのコンピュータでこの処理が必要です。
一覧表示されている統合設定は次のシステム同期に関係があります。
使用状況の保持期間 (月単位) (NetBackup アダプタ統合セクション)
グラフに使用状況データと期限切れのバックアップイメージを保持する期間と月数が表示されます。この期間が終了すると、使用状況データと期限切れのイメージはシステムの同期で削除されます。
クォータの適用が有効な場合は、[統合設定 (Integration Settings)]で契約領域の量を設定する必要があります。