NetBackup™ Self Service 構成ガイド
テナントの構成
テナントは組織単位で、少なくとも 1 つのテナントが存在する必要があります。テナントを作成するには、[テナント (Tenants)]ページの[テナントの追加 (Add Tenant)]ボタンを使用します。テナントの最初の (管理者レベル) ユーザーが同時に作成されます。vCloud Director インポートソースが定義されている場合、テナントのクレデンシャルを設定できます。[OK]をクリックすると、テナントレコード、関連するテナント統合設定、およびユーザーレコードがデータベースに追加されます。
テナントの詳細を編集するには、[管理 (Admin)]>[組織]>[テナント]の順に選択します。テナント作成時に設定されるテナントの [顧客コード]を[詳細]タブで表示できます。テナントに関連付けられているすべてのユーザーを [ユーザー]タブで表示できます。テナントレベルの統合設定は[統合 (Integration)]タブで利用可能です。vCloud Director のクレデンシャルと追加の vCloud Director インポートもここで設定できます。テナント管理者は、ホームページ vCloud Director インフラストラクチャツリービューノードの変更機能を使用して、更新された vCloud Director パスワードを必要に応じて続いて設定できます。テナントレベルのテーマは、[テーマ (Theme)]タブで実行できます。
API を使用してテナントを作成することもできます。テナントおよびそのユーザーの作成を自動化するための開始点として PowerShell スクリプトが提供されています。ここでは Front Office SDK を使用して、パブリック Web サービスを呼び出します。
SDK について詳しくは、ヘルプファイルが参照できます。ヘルプファイルは、NetBackup Self Service ポータルのインストール場所にあります。デフォルトで、ファイルは C:\Program Files\Veritas\Front Office 9.7\Sdk\
に置かれます。Microsoft 開発者は SDK を使用する必要があります。Microsoft 以外の開発者は Web サービスを直接呼び出すことができます。URL は、[管理 (Admin)]、[設定 (Settings)]、[システム構成 (System Configuration)]、[パブリック Web サービスの URL (Public Web Services URL)]、[サーバー (Server)]タブの[パブリック Web サービス (Public Web Service)]セクションにあります。Web サービスは DirectaApi.svc
です。
注意:
ポータルの[管理 (Admin)]セクション ([管理 (Admin)]>[組織 (Organization)]>[テナント (Tenant)]>[追加 (Add)]) でテナントを直接作成しないでください。この画面からテナントを作成すると、必要な Self Service データの一部が作成されません。テナントは、[テナントの追加 (Add Tenant)]フォーム ([テナント (Tenants)]ページ上) から、または API を使用して作成します。
テナントを無効化するには:
- [管理 (Admin)]、[組織 (Organization)]、[テナント (Tenant)]の順に移動します。
- テナントを無効化します。
リストページから、特定のテナント行の右側にある [無効化 (Deactivate)]リンクを使用してテナントを無効化します。または、テナントレコードの[アクティブ (Active)]のチェックボックスのチェックマークをはずして、[詳細 (Details)]タブからテナントを無効化します。
このアクションによりテナントユーザーがログオンできなくなります。
- すべてのコンピュータ、バックアップ、保護、および使用状況データが Self Service データベースに保持されます。
- NetBackup のテナントのすべてのポリシーを削除します。
ポリシーを特定するには、無効化されたテナントの顧客コードで始まるポリシーを確認します。
追加のユーザーをテナントに追加するには、多くの方法があります。
[管理 (Admin)]、[組織 (Organization)]、[テナント (Tenant)]、[ユーザー (Users)]タブの順に移動し、手動でポータルを使用
Active Directory ([ユーザー (Users)]>[Active Directory のインポート (Import Active Directory)])。コストセンターコードは、テナントレコードのものと同じである必要があります。
CSV を使用したベースデータのインポート ([ユーザー (Users)]>[ユーザーのインポート/エクスポート (Import / Export Users)])。[ユーザーのインポート/エクスポート (Import / Export Users)]をクリックすると、新しいフォームが表示されます。フォームには、ユーザーをインポートするための CSV ファイルを選択するオプションがあります。現在のユーザーを CSV または Unicode テキストファイルにエクスポートするオプションもあります。コストセンターコードは、テナントレコードのものと同じである必要があります。
API の使用
メモ:
ユーザーがテナントに関連付けられると、この関連付けは変更できません。
ユーザーレコードを無効化して、システムにアクセスできないようにすることができます。フォーム認証を使用している場合、多くの基準を使用してパスワードルールを定義できます。これらのルールは、[管理 (Admin)]、[設定 (Settings)]、[システム構成 (System Configuration)]で構成できます。
Administrator アクセスプロファイルを持つテナントユーザーは、独自のユーザーレコードを管理できます。