Veritas NetBackup™ Appliance アップグレードガイド
サポートされるアップグレードパス
バージョン 3.1.2 についてサポートされている直接アップグレードパスと 2 段階のアップグレードパスを次に示します。
直接アップグレードパス
バージョン 2.7.x、3.0、3.1、3.1.1 のソフトウェアを搭載した 5230、5240、5330 Appliance
バージョン 2.7.3、3.0、3.1、3.1.1 のソフトウェアを搭載した 5240 Appliance
バージョン 3.1、3.1.1 のソフトウェアを搭載した 5340 Appliance
2 段階のアップグレードパス
バージョン 2.7.1 より前のソフトウェアを搭載した 5230 Appliance または 5330 Appliance をバージョン 3.1.2 にするには、2 回アップグレードする必要があります。これらのシステムは、まずバージョン 3.1.1 にアップグレードしてから、バージョン 3.1.2 にアップグレードすることをお勧めします。
メモ:
2.7.1 以前のバージョンのアプライアンスについては、『NetBackup Appliance アップグレードガイド - ソフトウェアリリース 2.6.1.2 - SUSE Linux Enterprise Server (SLES) オペレーティングシステム』にあるアップグレードの説明を参照してください。その後、このドキュメントを使用して、最新の RHEL (Red Hat Enterprise Linux) がサポートするアプライアンスソフトウェアバージョンにアップグレードします。
メモ:
バージョン 2.5.x または 2.6.x からバージョン 3.1.2 へのマルチパスアップグレードはサポートされていますが、これらのアップグレードはプレフライトチェックで /boot パーティションの容量が不足していることが検出された場合は失敗することがあります。たとえば、アプライアンスがバージョン 2.5.4 から 2.6.1 にアップグレードされてからバージョン 3.1 にアップグレードされた場合、バージョン 3.1.2 へのアップグレードは /boot 領域の容量が不足していることが検出されると失敗します。この問題は、/boot パーティションが以前古いバージョンを使用したアプライアンスに完全に割り当てられており、サイズを変更できないために発生します。この問題が発生する場合、失敗したアップグレードの試行の前に存在したバージョンでアプライアンスを再イメージ処理してから、バージョン 3.1.2 にアップグレードする必要があります。上記の例 (バージョン 2.6.1 から 3.1、3.1.2 へ) を使用すると、アプライアンスをバージョン 3.1.2 にアップグレードする前にバージョン 3.1 で再イメージ処理する必要があります。