NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 10.1 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 10.1 の新機能、変更点、拡張機能
- Veritas 用語の変更点
- マルウェア検出の拡張機能
- NetBackup 10.1 の RESTful API
- NetBackup Web UI でサポートされる追加のポリシー形式
- NetBackup Web UI のアクティビティモニターの改善点
- FIPS サポートの機能強化
- NetBackup 10.1 のサポートの追加および変更点
- グローバルセキュリティの TLS セッション再開機能について
- ユニバーサル共有のためのサポートの更新
- クラウドバックアップのためのインスタントアクセスのサポートの更新
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- NetBackup のプライマリサーバーおよびメディアサーバーと同じバージョンの NetBackup Snapshot Manager を実行
- NetBackup 10.1 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
- ゾーンからリージョンへの Google Cloud Platform (GCP) 構成の移行
- 新しい PaaS データベースのサポート
- クラスタ環境でのクラウド変更不可 (WORM) ストレージのサポート
- MSDP の S3 インターフェースのサポート
- Microsoft Azure Marketplace と AWS Marketplace で入手可能なマルウェアスキャナ
- MSDP ディスクプールクラウド LSU のクラウドキャッシュサイズの設定
- クラウドオブジェクトストアの作業負荷サポート
- NetBackup Snapshot Manager を使用した VMware NAS ストレージのスナップショットとレプリケーション
- MySQL の拡張機能
- PostgreSQL の拡張機能
- NetBackup Web UI で特定のジョブ権限に対してカスタムの RBAC の役割を必要とする作業負荷
- 既存のクレデンシャルと gMSA クレデンシャルを使用した Microsoft SQL Server リカバリの Web UI サポート
- 正確なライセンスのサポート
- NetBackup クライアントで利用可能な XBSA 作業負荷
- NetBackup OpsCenter と OpsCenter Analytics のリリースなし
- Replication Director から NetBackup Snapshot Manager Replication への移行
- NetBackup Web UI での NetBackup Bare Metal Restore (BMR) 操作
- IRE の制限事項
- NetBackup 10.1 での特権のないユーザー (サービスユーザー) のアカウントを使用した NetBackup サービスの実行に関する制限事項
- 操作上の注意事項
- NetBackup 10.1 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- [カタログ (Catalog)]領域で列を追加または削除する際に NetBackup Web UI で遅延が発生する
- 資産に対する RBAC 権限が制限されている作業負荷管理者がジョブの処理を利用できない
- NetBackup カタログバックアップの子ジョブの詳細にポリシー形式「Sybase」が表示される
- クラウドスナップショットのレプリケーションジョブが NetBackup Web UI のデフォルトのクラウド管理者に表示されない
- Web UI アクティビティモニターにある一部の失敗したジョブでポリシー名のリンクが機能しない
- NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
- Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- CentOS リポジトリミラー URL の更新
- haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
- Horizon UI のポリシースケジュールの開始時刻がポリシーで構成されている時間と異なる
- 増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
- NetBackup VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup プライマリサーバーがトークンを再発行しない
- スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
- NBCA を使用して NetBackup プライマリサーバーに接続できない
- リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
- リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
- 新しい NetBackup VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
- NetBackup クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
- ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
- 再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
- CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
- NetBackup Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
- 多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
- SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup のインストール要件について
今回の NetBackup のリリースには、インストールに必要な最小システム要件と手順への変更が含まれている可能性があります。これらの変更は、Windows と UNIX の両方のプラットフォームの最小システム要件に影響します。『NetBackupリリースノート』のインストール指示に関する多くの情報は、利便性を考慮して提供されています。インストール指示について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』および『NetBackup アップグレードガイド』に記載されています。
NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項を参照してください。
NetBackup サーバーソフトウェアをアップグレードする前に、NetBackup カタログをバックアップして、カタログバックアップが正常に終了したことを確認する必要があります。
データベースの再構築は、多くの場合、NetBackup のメジャー、マイナー (一重ドット)、およびリリース更新 (二重ドット) の各バージョンで発生します。したがって、NetBackup 10.1 にアップグレードする前に、NetBackup データベースのサイズ以上の空きディスク領域が利用可能になっている必要があります。つまり、デフォルトインストールに対して、
/usr/openv/db/data(UNIX) または<install_path>\Veritas\NetBackupDB\data(Windows) のディレクトリを含むファイルシステムにそれだけの空き領域が必要です。これらのいずれかのディレクトリの一部のファイルの場所を変更する場合は、その場所にファイルのサイズ以上の空き領域が必要です。代替の場所への NBDB データベースファイルの格納について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。メモ:
この空きディスク領域の要件は、アップグレードを始める前に、カタログバックアップを正常に終了するためのベストプラクティスを実行していることを前提としています。
プライマリサーバーとメディアサーバーでは、NetBackup を正常に実行するために、プロセス単位のファイル記述子の最小ソフト制限を 8000 にする必要があります。
ファイル記述子の数が不十分な場合の影響の詳細については、Veritas のサポート Web サイトの次の記事を参照してください。
NetBackup のプライマリサーバーとメディアサーバーは、起動時および 24 時間ごとにサーバーのバージョン情報を交換します。この交換は自動的に行われます。アップグレード後の起動時に、アップグレードされたメディアサーバーは vmd サービスを使って自身のバージョン情報をサーバーリストに示されているすべてのサーバーにプッシュします。
Veritas は、メディアサーバーのアップグレードの実行中は、プライマリサーバーのサービスを起動して利用可能な状態にしておくことをお勧めします。
すべての圧縮ファイルは gzip を使用して圧縮されています。これらのファイルのインストールには gunzip と gzip が必要なので、NetBackup をインストールする前にコンピュータにこれらがインストールされていることを確認します。HP-UX を除くすべての UNIX プラットフォームでは、バイナリは /bin または /usr/bin に存在し、このディレクトリが root ユーザーの PATH 変数に含まれていると想定されています。HP-UX システムでは、gzip コマンドおよび gunzip コマンドは /usr/contrib/bin に存在すると想定されています。インストールスクリプトを実行すると、PATH 変数にこのディレクトリが追加されます。UNIX でインストールを正常に実行するには、これらのコマンドが存在する必要があります。