Veritas NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 8.2 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 8.2 の新機能、変更点、拡張機能
- NetBackup 8.2 でサポートされる外部認証局の証明書
- NetBackup 管理コンソールからの外部セキュリティ証明書の構成
- NetBackup は外部証明書ソースとしてファイルベースの証明書と Windows 証明書ストアをサポート
- スマートカードまたはソフトウェア証明書による NetBackup Web UI サインインのサポート
- 1 秒間に開始できるバックアップジョブ数の増加
- 圧縮率と重複排除率が MSDP ストレージに対して個別に報告されるようになりました。
- NetBackup 8.2 の RESTful API
- 新しい API キー機能による API とコマンドでのユーザー認証
- NetBackup 8.2 のサポートの追加および変更点
- NetBackup ライセンスの機能拡張
- NetBackup での NAT のサポートについて
- NetBackup 8.2 サーバーからの BMR クライアントのリストアでは NetBackup CA が署名した証明書が必要
- update_clients スクリプトをクライアントのプッシュに利用できなくなりました
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- BigData ポリシーでの OpenStack の作業負荷の保護
- 新しく追加されたインストール前チェック
- UNIX でのインストール時の RBAC ロールの割り当て
- メディアサーバーのインストールおよびアップグレードの機能強化
- メディアサーバーをアップグレードするための VxUpdate のサポート
- インストール後すぐにマスターサーバー上のクラウド構成ファイルを更新するか、NetBackup 8.2 にアップグレードする
- 証明書失効リスト (CRL) に対するクラウドプロバイダの証明書の検証
- 新しいクラウドストレージに対するカスタムオブジェクトのチャンクサイズの構成
- NetBackup Cloud 構成サービスの変更
- 古いクラウドストレージメディアサーバーをサポートするための新しいパラメータ (CSSC_ALLOW_LEGACY_AUTH) の追加
- Amazon Snowball と Amazon Snowball Edge を使用する NetBackup でクラウドにデータのバックアップを作成する
- 自動イメージレプリケーション (AIR) とターゲット AIR で CloudCatalyst ストレージサーバーのサポートを開始
- 統合されたスナップショット管理の拡張機能
- csconfig コマンドユーティリティに追加された新しいオプション (reinitialize)
- VMware 向けの NetBackup の機能拡張
- NetBackup による RHV (Red Hat Virtualization) の保護
- インスタントアクセスの新機能
- VMware、RHV、Hyper-V リソースのグローバルリソースの制限の変更
- Nutanix AHV 仮想マシンのリカバリプロセスの強化
- NetBackup は予定されている Nutanix AHV プラグインを通じて Nutanix AHV のアクセラレータのサポートを導入
- Microsoft SQL Server エージェントの機能強化
- 操作上の注意事項
- NetBackup 8.2 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- Web UI から NetBackup 管理コンソールセッションを終了するとユーザーがログアウトされない
- NetBackup Web UI セッションを終了してもユーザーがすぐにログアウトされない
- NetBackup 8.2 がサポートするアクセス制御方式
- リモート管理コンソールからポリシーにアクセスすると、「操作がタイムアウトしました」というメッセージが表示される
- X フォワーディングを使った NetBackup 管理コンソールの起動が特定の Linux プラットフォーム上で失敗することがある
- NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
- NetBackup の 管理コンソールの初期化時に機能が低下する
- Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
- NetBackup API の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
- NetBackup 重複排除に関する注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup SAN クライアントおよびファイバートランスポートの操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
NetBackup のサーバーおよびクライアントのインストールは、NetBackup 互換性リストに一覧表示されているオペレーティングシステム (OS) の定義済みセットでのみサポートされます。ほとんどの OS ベンダーが、製品のパッチ、更新、およびサービスパック (SP) を提供しています。プラットフォームのテスト時には OS の最新の SP または更新レベルでテストすることが、NetBackup のクオリティエンジニアリングのベストプラクティスです。したがって、NetBackup はすべてのベンダー GA 更新 (n.1、n.2 など)または SPS (SP1、SP2 など)。ただし、既知の互換性の問題が特定の SP または更新された OS レベルに存在する場合、この情報は互換性リストで特定されます。このような互換性の問題が見られない場合、ベリタス社は、サーバーとクライアントに最新の OS 更新をインストールしてから NetBackup をインストールまたはアップグレードすることをお勧めします。
互換性リストには、最新のメジャーリリースラインでの最小の NetBackup バージョンをサポートするために必要な最小の OS レベルに関する情報が含まれます。場合によっては、NetBackup の新しいリリースが特定のベンダーによる OS 更新またはパッチを必要とすることがあります。表: NetBackup 8.2 に必要なオペレーティングシステムパッチと更新は、NetBackup 8.2で必要な OS 更新およびパッチを示しています。ただし、この情報はリリース間で変わる場合があります。NetBackup 8.2 およびその他の NetBackup リリースに関する最新の必須 OS パッチ情報は、Veritas SORT (Services and Operational Readiness Tools) Web サイトおよび NetBackup 互換性リストで確認できます。
NetBackup の互換性リストと情報についてを参照してください。
Veritas Services and Operations Readiness Tools についてを参照してください。
メモ:
OS ベンダーは、表: NetBackup 8.2 に必要なオペレーティングシステムパッチと更新にリストされているパッチよりも優先されるまたはそれに置き換わるより最新の更新またはパッチをリリースしている可能性があります。ここおよび SORT にリストされている OS パッチは、NetBackup のインストールと実行に必要な最小のパッチレベルであると考える必要があります。表: NetBackup 8.2 に必要なオペレーティングシステムパッチと更新にリストされているものに優先されるまたはそれらに置き換わる OS 更新、パッチ、またはパッチバンドルは、特に指定されていないかぎりサポートされます。ベリタス社は、個別の OS ベンダーのサポート Web サイトを参照して最新のパッチ情報を入手することをお勧めします。
メモ:
表: NetBackup 8.2 に必要なオペレーティングシステムパッチと更新 に記載されている NetBackup クライアント向けの必須パッチも、クライアントが適切に動作するためにマスターサーバーとメディアサーバーにインストールする必要があります。
表: NetBackup 8.2 に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
オペレーティングシステムの種類とバージョン | NetBackup の役割 | パッチ | 注意事項 |
|---|---|---|---|
AIX 6.1 | クライアントのみ | AIX ランタイムライブラリ 9.0.0.3 以降 | ランタイムライブラリは 9.0.0.3 以降である必要があります。バージョン 9.0.0.3 に変更した後に再起動する必要がある場合があります。 |
Beijing Linx Software Corp Linx OS | マスター、メディア、クライアント | カーネル 2.6.32.26 以降 | |
CentOS 6.x | マスター、メディア、クライアント | カーネル 2.6.32-608.el6 以降 | |
CentOS 7.x | マスター、メディア、クライアント | カーネル 3.10.0-241.el7 以降 | |
Debian 8 | マスター、メディア、クライアント | カーネル 3.16.7-1 以降 | 詳細情報を参照できます。 |
HP-UX | クライアントのみ | COMPLIBS.LIBM-PS32 | HP-UX プラットフォーム上に AT をインストールする場合、このパッチが必要になります。 |
HP-UX IA-64 | クライアントのみ | Networking.NET-RUN: /usr/lib/libipv6.sl | |
クライアントのみ | Networking.NET-RUN-64: /usr/lib/pa20_64/libipv6.1 | ||
クライアントのみ | Networking.NET-RUN-64: /usr/lib/pa20_64/libipv6.sl | ||
クライアントのみ | Networking.NET2-RUN: /usr/lib/hpux32/libipv6.so | ||
クライアントのみ | Networking.NET2-RUN: /usr/lib/hpux32/libipv6.so.1 | ||
クライアントのみ | Networking.NET2-RUN: /usr/lib/hpux64/libipv6.so | ||
クライアントのみ | Networking.NET2-RUN: /usr/lib/hpux64/libipv6.so.1 | ||
クライアントのみ | Networking.NET2-RUN: /usr/lib/libipv6.1 | ||
HP-UX 11.31 | メディア | QPK1131 (B.11.31.1003.347a) パッチバンドル | このパッチバンドルは NetBackup メディアサーバーのサポートに必要です。これは HP-UX March 2010 パッチバンドルです。 |
Oracle Linux 6 | メディア、クライアント | カーネル 2.6.32-504.14.1 以降 | 詳細情報を参照できます。 |
Oracle Linux 7 | メディア、クライアント | カーネル 3.10.0-229.7.1 以降 | 詳細情報を参照できます。 |
Red Hat Enterprise Linux 6 | マスター、メディア、クライアント | カーネル 2.6.32-504.16.2.el6 以降 | 詳細情報を参照できます。 |
Red Hat Enterprise Linux 7 | マスター、メディア、クライアント | カーネル 3.10.0-229.7.2.el7 以降 | 詳細情報を参照できます。 |
SUSE Linux 11 | マスター、メディア、クライアント | SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 3 以降 | 詳細情報を参照できます。 |
SUSE Linux 12 | マスター、メディア、クライアント | カーネル 3.12.31 以降 | 詳細情報を参照できます。 |
Windows Vista x86-64 | クライアント | KB936357 | |
クライアント | KB952696 | 暗号化されたファイルをバックアップするために必要な更新を含んでいます。 | |
Windows Server 2008 x86-64 | クライアント | KB952696 | 暗号化されたファイルをバックアップするために必要な更新を含んでいます。 |
Windows Server 2008 x86-64 (SP2) | マスター、メディア、クライアント | KB979612 | TCP ループバック遅延と UDP 遅延を改善するホットフィックス。 |
Windows Server 2008 x86-64 R2 | マスター、メディア、クライアント | KB2265716 | コンピュータがランダムに応答停止する場合のホットフィックス。 このパッチが Windows Server 2008 R2 SP1 に含まれていることに注意してください。 |
マスター、メディア、クライアント | KB982383 | ディスク I/O 負荷が大きい状況で I/O パフォーマンスが低下する場合のホットフィックス。 このパッチが Windows Server 2008 R2 SP1 に含まれていることに注意してください。 | |
マスター、メディア、クライアント | KB983544 | レジストリハイブファイルの「修正日時」ファイル属性の更新。 このパッチが Windows Server 2008 R2 SP1 に含まれていることに注意してください。 | |
マスター、メディア、クライアント | KB979612 | TCP ループバック遅延と UDP 遅延を改善するホットフィックス。 このパッチが Windows Server 2008 R2 SP1 に含まれていることに注意してください。 |
ベリタスでは、Windows オペレーティングシステムで NetBackup を実行する場合は、次の更新をお勧めします。
Microsoft
Storportの Hotfix。この Hotfix は、Windows x86 および x64 の SP1 と SP2 の両方に適用されます (必須)。http://support.microsoft.com/?id=932755Symantec AntiVirus。最新版と最新アップデートへの更新 (必須)。
SYMEVENTドライバの更新 (必須)。最新バージョンのドライバに更新してください。