Veritas NetBackup™ アップグレードクイックスタートガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (8.1)

Windows システムでローカルサーバー、リモートサーバー、クラスタサーバーのアップグレードを実行する

ローカルコンピュータ、リモートコンピュータ、クラスタコンピュータで NetBackup 8.1 にアップグレードするには次の手順を実行します。

Windows でローカルサーバー、リモートサーバー、クラスタサーバーの NetBackup バイナリをアップグレードする方法

  1. NetBackup のアップグレードを開始するシステムにログオンします。 管理者権限でログオンしてください。
    • ローカルの Windows システムをアップグレードする場合は、コンソールでコンピュータに直接ログオンします。

    • リモートの Windows システムをアップグレードする場合は、NetBackup をインストールするホストすべてにネットワークアクセスが可能なシステムにログオンします。

    • クラスタの Windows システムをアップグレードする場合は、アクティブノード (共有ディスクが存在するノード) にログオンします。

  2. 次の方法のいずれかを使用して、NetBackup インストールウィザードを起動します。

    • DVD メディア

      ドライブに Windows 版 NetBackup の DVD を挿入します。 自動再生機能が無効になっている場合は、DVD ドライブに移動して Browser.exe を実行します。

    • ESD イメージ (ダウンロード済みファイル)

      イメージが存在するディレクトリに移動して、Browser.exe を実行します。

  3. ブラウザの初期画面 ([Home])で、[Installation]をクリックします。
  4. [Installation]画面で、[Server Software Installation]をクリックします。
  5. [ようこそ (Welcome)]画面で内容を確認し、[次へ (Next)]をクリックします。
  6. (該当する場合) 以前にこのホストに NetBackup 8.1 をインストールしている場合、[プログラムのメンテナンス (Program Maintenance)]ダイアログが表示されます。
    • [変更 (Modify)]を選択してローカルホストのインストール設定を変更するか、またはローカルホストをリモートホストへのプッシュインストールを実行するためのプラットフォームとして使用します。

    • [修復 (Repair)]を選択して、NetBackup 8.1 をローカルホストで元の状態にリストアします。

    • NetBackup 8.1 をローカルホストから削除するには、[削除 (Remove)]を選択します。

  7. [License Agreement]画面で、次の操作を行います。
    • [I agree to and accept the terms of the license agreement]にチェックマークを付けます。

      ソフトウェアをアップグレードするにはこの項目を選択する必要があります。

    • [次へ (Next)]をクリックします。

  8. [Veritas NetBackup Installation Type]画面で以下の情報を入力します。

    Where to install

    ローカルアップグレードの場合は、[Install to this computer only]を選択します。

    リモートアップグレードの場合は、[Install to multiple computers on your network]を選択します。

    クラスタアップグレードの場合は、[Install a clustered master server]が唯一のオプションです。

    Typical

    デフォルト設定の NetBackup をアップグレードするには、このオプションを選択します。

    Custom

    NetBackup のデフォルト設定を強制変更するには、このオプションを選択します。

    [次へ (Next)]をクリックします。

  9. [NetBackup License and Server Type]画面で、次の情報を入力します。
    • [ライセンスキーの追加 (Add License)]をクリックします。

    • 新しいライセンスファイルがダウンロードされたフォルダを参照します。

    • 必要に応じて 1 つまたはすべてのライセンスを選択します。

    • [開く (Open)]をクリックします。

      選択されたすべてのライセンスは、ライセンス検証ツールによって検証され、表に一覧表示されます。表には、ライセンスファイルのパス、状態、ライセンスの種類、有効期限日、製品名および無効なライセンスの理由などの情報が表示されます。

      各列は、必要に応じて昇順または降順にソートできます。

    • 必要なすべてのライセンスを選択していることを確認します。

    メモ:

    無効または期限切れのライセンスは選択できません。有効なライセンスを選択しないと、NetBackup のインストール時に有効なライセンスが追加されません。

    メモ:

    NetBackup のインストールを続行するためには、少なくとも 1 つの基本製品ライセンスをインストールする必要があります。

    • ライセンス

      アップグレードの場合、すでにインストールされている製品のライセンスによって、選択可能なコンポーネントが決定されます。

      メモ:

      リモートアップグレードの場合は、ここに入力したライセンスが他のノードにプッシュ型で転送されます。 ライセンスによってアドオン製品を使用できるようになります。アドオン製品がすでにインストールされているノードに NetBackup をプッシュインストールした場合、ライセンスはアドオン製品に対して機能します。

      リモートアップグレードまたはクラスタアップグレードの場合は、アップグレード処理中にアップグレードを実行する適切なクレデンシャルを所有していることを検証するために次の処理が実行されます。

      • アップグレード先のクラスタシステムを選択すると、NetBackup はクラスタのすべてのノードに対する適切な管理クレデンシャルを所有しているかどうかを確認します。 適切なクレデンシャルを所有していない場合は、そのシステムはリストに追加されません。

      • 適切なクレデンシャルを所有している場合は、ライセンスが必要かどうかが NetBackup によって再度確認されます。必要なライセンスが入力されなかった場合は、そのシステムはリストに追加できません。そのノードでアップグレードするには有効なライセンスを入力する必要があります。 無効なライセンスを入力すると、この画面は有効なライセンスを入力するまで表示されたままになります。

    • [NetBackup マスターサーバー (NetBackup Master Server)]をクリックしてマスターサーバーソフトウェアのアップグレードを続行します。

    • [NetBackup メディアサーバー (NetBackup Media Server)]をクリックしてメディアサーバーソフトウェアのアップグレードを続行します。

  10. (該当する場合) 新しいライセンスと以前のライセンスの間で機能数の不一致があると、不明のリストと廃止された機能が表示されます。

    [不明な機能 (Missing Features)]テーブルに、新しいライセンスに存在しない機能が先頭に表示されます。次に、新しいライセンスの数が、古いライセンスの数より少ない機能のリストが表示されます。数の違いはカッコ内に表示されます。

    [廃止された機能 (Discontinued Features)]テーブルに、NetBackup 利用できなくなった機能のリストが表示されます。

    [エクスポート (Export)]をクリックし、不明な機能と廃止された機能のリストを参照用に保存してエクスポートします。

    [閉じる (Close)]をクリックして終了します。以前のアップグレードの試行から不明な機能が含まれているライセンスを追加します。

    新しいライセンスで機能が不明のままアップグレードを続行する場合は、[今すぐアップグレード (Upgrade Now)]をクリックします。

  11. [NetBackup Web サービス (NetBackup Web Services)]画面で、[Web サービスパスワード (Web Services Password)]を入力します。

    これは、NetBackup Web サービスのユーザーアカウントのパスワードです。このアカウントは、マスターサーバーをインストールする前に作成する必要があります。詳細情報の参照が可能です。

    [NetBackup Web サービス (NetBackup Web Services)]画面で、アカウントの種類とアカウントの詳細を指定します。

    どの種類のアカウントを使用する必要がありますか? (What types of acccounts should we use?)

    [ローカル (Local)]または[ドメイン (Active Directory) (Domain (Active Directory))]を選択します。

    Web サーバーを、ローカルホストに存在するユーザーおよびグループアカウントに関連付ける場合は[ローカル (Local)]を選択します。

    Web サーバーを、信頼済みの Windows ドメインに存在するユーザーおよびグループアカウントに関連付ける場合は[ドメイン (Active Directory) (Domain (Active Directory))]を選択します。

    既存のアカウントの詳細とは何ですか (What are the existing account details)

    次に示すように、情報を指定します。

    • [ドメイン (Domain)]: アカウントの種類の選択を[ドメイン (Active Directory) (Domain (Active Directory))]にする場合は、ユーザーおよびグループアカウントが属するドメインの名前を指定します。

    • [グループ (Group)]: Web サーバーに関連付けるグループアカウントの名前を指定します。

    • [ユーザー (User)]: Web サーバーに関連付けるユーザーアカウントの名前を指定します。セキュリティ上の理由により、ホストの管理者権限を持つユーザーアカウントを指定しないでください。

    • [パスワード (Password)]: [ユーザー (User)]フィールドでユーザーアカウントのパスワードを指定しますです。

    詳細情報を参照できます。

    『ベリタス NetBackup アップグレードガイド』を参照してください。

  12. この手順はカスタムアップグレードにのみ適用されます。 [Typical]インストールの場合は、次の手順へスキップします。

    この手順では、[NetBackup Features]、[NetBackup Port Numbers]、および[NetBackup Services]を選択し構成する方法について記述します。

    • [NetBackup ポート番号 (NetBackup Port Numbers)]

      構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更できます。

      NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競合が発生した場合、ポート番号の変更が必要になることがあります。 また、ファイアウォールでセキュリティの問題を引き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できます。

      ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択し、新しい番号を入力します。

      [次へ (Next)]をクリックします。

    • NetBackup サービス

      この画面で、次の NetBackup サービスの起動アカウントおよび起動の種類を指定します。

      ログオン

      [ローカル システム アカウント (Local System account)]または[アカウント(account)]を指定します。

      デフォルトでは、[ローカル システム アカウント (Local System account)]が選択されるので、NetBackup は組み込みシステムアカウントを使います。 このオプションを選択すると、その下のフィールドは無効になります。

      異なるシステムアカウントを指定する方法

      • [アカウント (This account)]を選択します。

      • 次のフィールドにアカウント情報を入力します。

        ドメイン (Domain)

        ユーザー名 (Username)

        パスワード (Password)

      スタートアップの種類

      このオプションは、NetBackup ホストを再起動する必要がある場合、NetBackup サービスが自動的に開始するかどうかを判断します。 デフォルトは[Automatic]です。

      再起動後、NetBackup サービスを手動で開始するには、[Manual]を選択します。

      [インストール後にジョブに関連する NetBackup サービスを起動する (Start job-related NetBackup services following installation)]

      デフォルトでは、アップグレードが完了したらジョブに関連するサービスを自動的に開始する設定になっています。

      ジョブに関連するサービスが自動的に開始しないようにするには、ボックスをクリックしてチェックマークを外します。

      [安全な中止 (Safe Abort)]オプション

      このオプションは、アップグレードの一環として再起動が必要な場合にアップグレードを続行する方法を決めます。

      このオプションを選択すると、アップグレード処理で再起動が必要であると判断された場合にアップグレードは停止します。 システムは元の状態にロールバックされます。

      このオプションを選択しないと、アップグレード処理で再起動が必要であると判断されてもアップグレードは続行されます。

      [次へ (Next)]をクリックします。

  13. [NetBackup System Names]画面で、次の情報を入力します。

    マスターサーバー名 (Master Server Name)

    マスターサーバーのインストールの場合は、ローカルコンピュータの名前を入力します。

    メディアサーバーのインストールの場合は、この名前を、そのメディアサーバーが構成されるマスターサーバー名に変更する必要があります。

    メモ:

    クラスタサーバーの場合は、このフィールドは[NetBackup Virtual Host Name]です。 ベリタス社はこの値を変更しないことを推奨します。

    追加サーバー (Additional Servers)

    このサーバーと通信する追加の NetBackup マスターサーバーおよびメディアサーバーの名前を入力します。 後で NetBackup をインストールするコンピュータの名前を含めます。

    複数の名前を入力するには、それぞれの名前をカンマで区切るか、またはそれぞれの名前の後で Enter キーを押します。

    メディアサーバー名 (Media server name)

    このフィールドは NetBackup Enterprise メディアサーバーのインストールの場合にのみ表示されます。

    メディアサーバーソフトウェアをインストールする場合、このフィールドはデフォルトでローカルサーバー名になります。

    OpsCenter Server Name (省略可能)

    OpsCenter は、NetBackup 用の Web ベースの管理ツールです。

    OpsCenter サーバーを使用しているか、またはインストールする場合は、そのサーバーのサーバー名か IP アドレスをここに入力します。

    クラスタサーバーには、仮想名を使わないでください。 その代わり、クラスタノードの実際のホスト名を使います。

    [次へ (Next)]をクリックします。

  14. リモートアップグレードの場合のみ、[Veritas NetBackup Remote Hosts]画面で NetBackup をインストールするホストを指定します。

    • Windows Destination Systems

      [Windows Destination Computers]を右クリックし、ドロップダウンメニューから選択するか、または次の方式を使ってください。

      Browse

      NetBackup をアップグレードするホストのネットワークを検索するには、ここをクリックします。

      • [Available Systems]ダイアログボックスで追加するコンピュータを選択し、[次へ (Next)]をクリックします。

      • [Remote Computer Login Credentials]ダイアログボックスで、リモートコンピュータで使う NetBackup のアカウントのユーザー名、パスワード、ドメインを入力します。

      • 複数のリモートコンピュータをアップグレードする場合は、[Remember User Name and Password]の隣にあるチェックボックスにチェックマークを付けます。 このオプションを選択すると、各リモートコンピュータにこの情報を入力する必要がなくなります。

        クレデンシャルを指定したらホストノードを選択し、[Windows Destination Systems]リストに追加します。 NetBackup のリモートアップグレードは、これらのノードで実行されます。 インストール先のシステムを選択する場合、ローカルホストも忘れずに選択してください。

        NetBackup では、システムを選択するたびに、システムおよびライセンスの確認が実行されます。 たとえば、次のようにサーバーアップグレード先のシステムが選択した種類と一致するかどうかが確認されます。

        • NetBackup がインストールされていない場合: リモートは検証済みと見なされます。

        • NetBackup がすでにインストールされている場合: そのシステムのアップグレードの種類と要求しているアップグレードの種類を比較します。

        • 無効な組み合わせの場合: 問題があることが通知され、そのシステムは選択できません。 無効な組み合わせの例として、すでにマスターサーバーになっているリモートシステムにリモート管理コンソールをインストールしようとしている場合があります。

        • リモートシステムがサポート外のプラットフォームやレベルの場合: 問題が通知され、そのシステムは選択できません。

        アップグレード手順で、リモートシステムに対する適切な管理クレデンシャルを所有しているかどうかも検証されます。 管理クレデンシャルを所有していない場合は、[Enter Network Password]画面が表示され、管理者のユーザー名およびパスワードの入力を求められます。

        [OK]をクリックし、インストール先のシステムの選択を続けます。

        選択するノードごとに、この処理を繰り返します。 ユーザー名およびパスワードは保持することができます。 その場合、ユーザー名またはパスワードが無効な場合にのみ、そのユーザー名またはパスワードが求められるようになります。

        次に、クラスタ化された環境でのプッシュインストールに関連する注意事項を示します。

        • NetBackup は、複数のノードでアップグレードできます。 ただし、クラスタのノード数に対する制限は、NetBackup ではなくクラスタサービスによって設定されます。

        • 言語パッケージとその他の NetBackup のアドオン製品は、プッシュ方式ではアップグレードできません。 アドオン製品は、クラスタグループのノードごとにアップグレードする必要があります。 これらの製品のアップグレード方法については、各製品の NetBackup マニュアルを参照してください。

      Browse (続き)

      (続き)

      • NetBackup は、アップグレードの開始時に入力したライセンスのみを他のノードにプッシュ型で転送します。ライセンスによってアドオン製品を使用できるようになります。アドオン製品がすでにインストールされているノードに NetBackup をプッシュインストールすると、ライセンスはその製品に対して機能します。

      • [OK]をクリックします。

      Import

      ホスト名のリストを含んでいるテキストファイルをインポートするためにここをクリックします。 テキストファイルを作成する場合、ホスト名は次の形式で定義する必要があります。

      Domain\ComputerName

      追加 (Add)

      ホストを手動で追加するためにここをクリックします。

      • [Manual Remote Computer Selection]ダイアログボックスが表示されたら、[Domain]と[Computer Name]を入力し、[OK]をクリックします。

      • [Remote Computer Login Credentials]ダイアログボックスで、リモートコンピュータでアップグレードを実行するために使うアカウントの[User Name]と[Password]を入力します。

        複数のリモートコンピュータに追加、アップグレードする場合は、[Remember User Name and Password]の隣にあるチェックボックスにチェックマークを付けます。 このオプションを選択すると、各リモートコンピュータにこの情報を入力する必要がなくなります。

      • [OK]をクリックします。

      削除 (Remove)

      [Destination Systems]リストからホストを削除するには、ホストを選択し、ここをクリックします。

      Change

      選択したリモートホストの NetBackup ファイルのインストールの宛先を変更するためにここをクリックします。

      チェックボックス

      ライセンスに不明な機能があってもアップグレードを続行したい場合、[アップグレードのみの場合 (For Upgrades only: I want to...)]を選択します。

      不明な機能が含まれるライセンスファイルまたはファイルを後で追加することができます。nblicenseutil コマンドを使用して、新しく追加されたライセンスファイルまたはファイルに報告された不明な機能がすべて含まれているかどうかを確認します。

      デフォルトでは、このオプションは選択されていません。このオプションを選択せずにアップグレードを続行すると、リモート ホストのライセンスに不明な機能がある場合にアップグレードが失敗します。アップグレードは、ライセンス検証プロセスの完了後に[リモートインストールの状態 (Remote Installation Status)]画面でエラーを報告します。リモートホスト上のインストーラのログを確認して報告されたエラーの理由を特定します。インストーラのログには、不明な機能、機能数の不一致、および廃止された機能のリストが表示されます。

      不明な機能が含まれるライセンスファイルまたはファイルを追加すると、アップグレードプロセスが正常に完了します。

      メモ:

      ライセンスファイルまたはファイルに廃止された機能のみが含まれ、不明な機能が含まれていない場合、アップグレードは続行します。廃止された機能の情報は、参照用にインストーラのログで利用可能です。

    • [次へ (Next)]をクリックします。

  15. クラスタアップグレードの場合のみ、[Cluster Settings]画面に表示される情報を確認します。 単なる情報として[パブリックネットワーク]以外のすべての情報が表示されます。変更することはできません。 パブリックネットワークを変更する必要がある場合は、ドロップダウンリストから正しいパブリックネットワークを選択します。

    警告:

    このクラスタに割り当てられているプライベートネットワークは選択しないでください。

    [Cluster Configuration]をクリックします。 クラスタ構成が正常に行われたことを示すメッセージが表示されたら、[次へ (Next)]をクリックします。

  16. [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す[Installation Summary]を確認します。

    次のオプションから 1 つ選択します。

    • インストールを開始するには、[Install]をクリックします。

    • 前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻って[Install]をクリックします。

    • アップグレードを中止するには、[Cancel]をクリックします。

    [Install]をクリックするとアップグレード処理が開始され、アップグレードの進捗状況を示す画面が表示されます。 この処理には数分かかる場合があります。

    リモートアップグレードまたはクラスタアップグレードの場合のみ、ダイアログボックスでシステムを右クリックしてアップグレードの状態を確認します。 アップグレードは 5 つまで並行して行われます。 1 つのアップグレードが完了すると別のアップグレードが開始し、最大 5 つのアップグレードが進行中になります。

  17. リモートアップグレードの場合のみ、すべてのリモートアップグレードが完了したら[完了 (Finish)]をクリックします。
  18. [Installation Complete]画面で、次のオプションから選択します。

    Add Licenses

    Veritasはインストールする他の NetBackup 製品の追加のライセンスをここに入力することをお勧めします。

    • SLIC ライセンスオプションの情報が必要

    • SLIC ライセンスオプションの情報が必要

    • SLIC ライセンスオプションの情報が必要

    View installation log file

    アップグレードログファイルには、詳しいインストール情報とエラーが起きたかどうかが表示されます。

    次の場所にあるアップグレードログを確認します。

    %ALLUSERSPROFILE%\Symantec\NetBackup\InstallLogs\

    メモ:

    複数のコンピュータにリモートアップグレードを実行する場合は、このオプションを選択するとローカルコンピュータのログのみが表示されます。 アップグレードするように選択した各コンピュータにそれぞれのアップグレードログファイルが作成されます。 リモートコンピュータのログファイルを表示するためには、Windows エクスプローラのウィンドウを開き、\\<COMPUTERNAME> と入力します。

    アップグレードログを検索し、次のエラーが表示されているかどうかを確認します。

    • Return Value 3 を含む文字列。

    • 次のように色分けされている重大なログメッセージ:

      黄色 = 警告。

      赤 = エラー。

    Finish

    アップグレードを完了するには次のいずれかの操作をします。

    • すべてのサーバーのソフトウェアをアップグレードした場合は、[Launch NetBackup Administration Console now]の隣にあるチェックボックスにチェックマークを付けて[完了 (Finish)]をクリックします。

      NetBackup 管理コンソールを使用して構成ウィザードを起動すると、NetBackup 環境を構成できます。

    • アップグレードするサーバーソフトウェアが他にも存在する場合は、[完了 (Finish)]をクリックします。

      次のコンピュータに移動して、必要なサーバーソフトウェアをアップグレードできます。

    アップグレードに成功すると、以前のリリースに対する bpminlicense -nb_features コマンドの出力を含むファイルが作成されます。ファイルの命名規則は nb_features.pre.current_version です。たとえば、7.7.3 から 8.1 にアップグレードする場合、作成されるファイルは nb_features.pre.8.1 です。ファイルは、次のディレクトリに存在します。

    Windows の場合: install_path\Veritas\NetBackup\var

  19. NetBackup クラスタ設定を手動で修正した場合や外部スクリプトで修正した場合は、NetBackup クラスタレジストリに変更が正しく反映されていることを確認してください。質問がある場合は、ベリタス社のテクニカルサポートにお問い合わせください。
  20. バイナリが正常にインストールされました。インストール後の手順に進みます。