Veritas NetBackup™ 5240 Appliance 製品説明
- NetBackup 5240 Appliance について
- NetBackup 5240 アプライアンスの前面パネルのディスクドライブ構成
- NetBackup 5240 Appliance のコントロールパネル
- NetBackup 5240 Appliance の背面パネル
- NetBackup 5240 Appliance の I/O 構成オプション
- NetBackup 5240 Appliance の I/O 構成オプション
- Veritas 2U12 49TB ストレージシェルフについて
- NetBackup 5240 Appliance および Veritas 2U12 49TB ストレージシェルフのケーブル
- 付録 A. 技術仕様と準拠規格
NetBackup 5240 アプライアンスの前面パネルのディスクドライブ構成
NetBackup 5240 アプライアンスは、アプライアンスの前面パネルからアクセスできる 12 台の SAS ハードディスクドライブを搭載しています。アプライアンスのメインボードに埋め込まれた RAID コントローラを使って 12 台のディスクのうち 4 台を 2 つの RAID1 ミラーボリュームに構成します。これらのボリュームには、ボリューム 0 とボリューム 1 というラベルが付きます。スロット 0 とスロット 1 にあるディスクドライブは RAID 1、VOLUME0 のデバイスとして構成されます。 これらのディスクドライブには、アプライアンスのオペレーティングシステムと NetBackup アプリケーションが含まれます。これらのディスクドライブは一度に 1 台ずつホットスワップできます。ただし、ディスクドライブが両方とも除去された場合はアプライアンスを操作できません。 スロット 2 とスロット 3 にあるディスクドライブは RAID 1 の VOLUME1 のデバイスとして構成されます。 これらのディスクドライブに、すべてのログファイルが保存されます。
スロット 4 から 10 のディスクドライブにはユーザーのデータが保存されます。 これらのディスクドライブは RAID 6 アレイとして構成され、ボリュームの各ディスクドライブで 2 つのパリティブロックを持つブロックレベルのストライピングを使います。
アプライアンスは、スロット 11 のディスクドライブをホットスペアディスクとして使います。 スロット 4 から 10 のディスクドライブが失敗すると、アプライアンスは RAID 6 の再構築操作を自動的に開始します。これにより、スロット 11 のホットスペアディスクドライブを使って RAID 6 アレイが再構築されます。失敗したディスクドライブを交換した後に、アプライアンスはスロット 11 のディスクドライブから新しい交換ディスクに情報をコピーします。コピー操作が終了すると、スロット 11 のディスクドライブは再びホットスペアディスクになります。
警告:
ディスクドライブは、アプライアンスが出荷される前にあらかじめフォーマットされています。ディスクを元の場所から再整理しないでください。
表: NetBackup 5240 アプライアンスの前面パネルのディスクドライブ構成
スロット | RAID 構成 | ディスクドライブのサイズ | ディスクドライブの役割 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
0、1 | RAID 1 | 1 TB | ブート/スワップ | |||
2, 3 | RAID 1 | 1 TB | ログファイル | |||
4 - 10 | RAID 6 | ディスクドライブのサイズ | 1 TB | 3 TB | 6 TB | ユーザーデータ |
利用可能な内部ストレージ容量 | 4 TB | 14 TB | 27 TB | |||
11 | RAID 6 | ホットスペア |