Enterprise Vault™ PowerShell cmdlet
- Enterprise Vault PowerShell cmdlet の概要
- アーカイブ: Exchange
- アーカイブ: FSA
- アーカイブ: Skype for Business
- アーカイブ: SMTP
- バックアップ
- 分類
- データベース
- IMAP アクセス
- インデックス
- レコード管理
- 保持計画
- 役割ベースの管理
- サイトおよびサーバー
- タスクおよびサービス
- ボルトストアおよびアーカイブ
New-EVFSAFileServer
New-EVFSAFileServer は指定したファイルサーバーをファイルシステムアーカイブ対象として追加します。
cmdlet は、ユーザーが -Type パラメータを使ってファイルサーバーの種類を指定するかどうかに関係なく、指定したファイルサーバーの種類を識別することを試みます。
ファイルサーバーの種類を指定しない場合:
cmdlet がファイルサーバーの種類を判別できる場合は、ファイルサーバーは正常に追加されます。
cmdlet がファイルサーバーの種類を判別できない場合は、パラメータ -Type を使ってファイルサーバーの種類を指定して cmdlet を再実行するよう求められます。
ファイルサーバーの種類を指定する場合:
指定した種類が cmdlet が判別した種類と一致する場合は、ファイルサーバーは正常に追加されます。
指定した種類が cmdlet が判別した種類と一致しない場合は、ファイルサーバーを cmdlet が判別した種類で追加するよう求められます。
cmdlet が種類を判別できない場合は、指定したファイルサーバーの種類でファイルサーバーを追加するよう求められます。
NetApp C-Mode Vserver を追加するには、-Management パラメータを使用して Vserver の管理 LIF の DNS 名を入力し、-Identifier パラメータ使用して Vserver のデータ LIF の DNS 名を入力する必要があります。単一の LIF にデータと管理の役割が設定されている場合は、両方のパラメータで同じ値を指定する必要があります。
New-EVFSAFileServer は、Veritas.EnterpriseVault.PowerShell.AdminAPI.dll
スナップインから利用できます。
New-EVFSAFileServer [-SiteId <String>] [-Identifier] <String> [-ManagementLIF <String>] [[-Type] <EVFileServerType>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-WhatIf [<SwitchParameter>]] [<CommonParameters>]
表: New-EVFSAFileServer パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-SiteId (必須) | ファイルサーバーが設定されている Enterprise Vault サイトの ID。このパラメータを省略すると、New-EVFSAFileServer で、コマンドを実行している Enterprise Vault サーバーのサイトの ID が使用されます。Get-EVSite を使用して、サイト ID を取得することができます。 |
-Identifier (必須) | Enterprise Vault サイトに設定されるファイルサーバーターゲットの完全修飾 DNS 名、UNC 名、またはエイリアス名。UNC 名は「\\」接頭辞を付けても付けなくても指定できます。また、ホスト名とエイリアスのいずれかを UNC 名として指定できます。 NetApp C-Mode Vserver を追加するには、Vserver のデータ LIF の完全修飾 DNS 名、UNC 名、またはエイリアス名を指定する必要があります。 パラメータエイリアス: FileServerDNSName、FileServerName、FileServerId。 |
-ManagementLIF | Enterprise Vault サイトで設定されている NetApp C-Mode Vserver の管理 LIF の完全修飾 DNS 名、UNC 名、またはエイリアス名。UNC 名は「\\」接頭辞を付けても付けなくても指定できます。また、エイリアスは UNC 名として指定できます。 NetApp C-Mode Vserver をファイルシステムアーカイブのターゲットとして追加する場合、このパラメータは必須です。 |
-Type | ファイルサーバーの種類です。指定可能な値は WindowsFileServer、NetApp7ModeFileServer、NetAppCModeFileServer、および EMCCelerraOrVNXFileServer です。。 |
-Confirm | cmdlet を実行する前に確認するように求められます。プロンプトを表示しないようにするには、-Confirm:$false と入力します。 |
-WhatIf | cmdlet の実行結果のプレビューが表示されます。 cmdlet は実際には実行されません。 |
New-EVFSAFileServer -Identifier \\abc
または
New-EVFSAFileServer -FileServername \\abc
UNC 名が「\\abc」のファイルサーバーの種類を判別し、ファイルシステムアーカイブの対象として追加します。
New-EVFSAFileServer -SiteId 198...example.com -Identifier abc.example.com
または
New-EVFSAFileServer -SiteId 198...example.com -FileServerDNSName abc.example.com
完全修飾ドメイン名が「abc.example.com」のファイルサーバーの種類を判別し、指定した Enterprise Vault サイトにファイルシステムアーカイブの対象として追加します。
New-EVFSAFileServer -SiteId 198...example.com -Identifier abc.example.com -Type WindowsFileServer
または
New-EVFSAFileServer -SiteId 198...example.com -FileServerDNSName abc.example.com -Type WindowsFileServer
ファイルサーバーの種類を判別します。入力の種類がコマンドレットで判別した種類と一致する場合、コマンドレットはファイルサーバーをファイルシステムアーカイブの対象として Enterprise Vault サイトに追加します。コマンドレットが判別したファイルサーバーの種類が指定したファイルサーバーの種類と一致しない場合は、コマンドレットにより、ファイルサーバーをコマンドレットが判別した種類で追加することを求めるメッセージが表示されます。
New-EVFSAFileServer -ManagementLIF managelif.example.com -Identifier datalif.example.com
完全修飾ドメイン名が「managelif.example.com」のファイルサーバーの種類を判別し、指定した値が有効な管理 LIF であり、datalif.example.com が有効なデータ LIF である場合は、関連付けられた NetApp C-Mode Vserver をファイルシステムアーカイブのターゲットとして追加します。
次の表に利用可能なプロパティを示します。
表: New-EVFSAFileServer - WindowsFileServer プロパティ は、利用可能な WindowsFileServer プロパティを一覧表示します。
表: New-EVFSAFileServer - NetAppCModeFileServer プロパティ は、利用可能な NetAppCModeFileServer プロパティを一覧表示します。
表: New-EVFSAFileServer - NetApp7ModeFileServer プロパティ は、利用可能な NetApp7ModeFileServer プロパティを一覧表示します。
表: New-EVFSAFileServer - EMCCelerraOrVNXFileServer プロパティ は、利用可能な EMCCelerraOrVNXFileServer プロパティを一覧表示します。
表: New-EVFSAFileServer - DHSMServiceConfiguration のプロパティ は、利用可能な DHSMServiceConfiguration プロパティを一覧表示します。
表: New-EVFSAFileServer - WindowsFileServer プロパティ
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
FileServerName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの UNC 名。 |
FileServerDNSName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの完全修飾 DNS 名。 |
FileServerId | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの ID。 |
FileServerType | FileServerType | ファイルサーバーの種類。この場合の値は WindowsFileServer です。 |
Archiving | Boolean | このサーバーのファイルシステムアーカイブを有効にするかどうかを指定します。 |
SiteId | 文字列 | ファイルサーバーを設定した Enterprise Vault サイトの ID。 |
PassthroughRecall | Boolean | パススルー呼び戻しを設定するかどうかを指定します。 |
PassthroughRecallCacheLocation | 文字列 | パススルー呼び戻しのキャッシュの場所を指定します。 |
PassthroughRecallCacheSizeInGB | 整数 | パススルー呼び戻しのキャッシュの場所のサイズをギガバイト単位で指定します。 |
ActionOnPlaceholderDelete | ActionOnPlaceholderDelete | プレースホルダが削除されたときにアーカイブファイルを保持するか削除するかを指定します。値には RetainArchivedFile または DeleteArchivedFile を指定できます。 |
表: New-EVFSAFileServer - NetAppCModeFileServer プロパティ
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
FileServerName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの UNC 名。 |
FileServerDNSName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの完全修飾 DNS 名。 |
FileServerId | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの ID。 |
FileServerType | FileServerType | ファイルサーバーの種類。この場合の値は NetAppCModeFileServer です。 |
Archiving | Boolean | このサーバーのファイルシステムアーカイブを有効にするかどうかを指定します。 |
SiteId | 文字列 | ファイルサーバーを設定した Enterprise Vault サイトの ID。 |
ActionOnPlaceholderDelete | ActionOnPlaceholderDelete | プレースホルダが削除されたときにアーカイブファイルを保持するか削除するかを指定します。値には RetainArchivedFile または DeleteArchivedFile を指定できます。 |
PlaceholderRecallsEnabled | Boolean | NetApp Filer のプレースホルダの呼び戻しの処理を有効にするかどうかを指定します。 |
MaxRecallThreads | 整数 | アイテムを呼び戻しするときに使われる呼び戻しスレッドの最大数。この値は同時呼び戻し数と同じです。 |
RecallLimitMaxRecalls | 整数 | ユーザーが呼び戻すことができるアイテムの最大数を指定します。 |
RecallLimitTimeInterval | 整数 | 指定した時間内にユーザーが呼び戻すことができるアイテムの最大数を指定します。 |
IgnoreRecallLimitForLocalAdministrators | Boolean | NetApp Filer のローカル Administrators グループのメンバーに、呼び戻し限度を適用するかどうかを指定します。 |
表: New-EVFSAFileServer - NetApp7ModeFileServer プロパティ
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
FileServerName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの UNC 名。 |
FileServerDNSName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの完全修飾 DNS 名。 |
FileServerId | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの ID。 |
FileServerType | FileServerType | ファイルサーバーの種類。この場合の値は NetApp7ModeFileServer です。 |
Archiving | Boolean | このサーバーのファイルシステムアーカイブを有効にするかどうかを指定します。 |
SiteId | 文字列 | ファイルサーバーを設定した Enterprise Vault サイトの ID。 |
ActionOnPlaceholderDelete | ActionOnPlaceholderDelete | プレースホルダが削除されたときにアーカイブファイルを保持するか削除するかを指定します。値には RetainArchivedFile または DeleteArchivedFile を指定できます。 |
PassthroughRecall | Boolean | パススルー呼び戻しを設定するかどうかを指定します。 |
PlaceholderRecallsEnabled | Boolean | NetApp Filer のプレースホルダの呼び戻しの処理を有効にするかどうかを指定します。 |
MaxRecallThreads | 整数 | アイテムを呼び戻しするときに使われる呼び戻しスレッドの最大数。この値は同時呼び戻し数と同じです。 |
RecallLimitMaxRecalls | 整数 | ユーザーが呼び戻すことができるアイテムの最大数を指定します。 |
RecallLimitTimeInterval | 整数 | 指定した時間内にユーザーが呼び戻すことができるアイテムの最大数を指定します。 |
IgnoreRecallLimitForLocalAdministrators | Boolean | NetApp Filer のローカル Administrators グループのメンバーに、呼び戻し限度を適用するかどうかを指定します。 |
表: New-EVFSAFileServer - EMCCelerraOrVNXFileServer プロパティ
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
FileServerName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの UNC 名。 |
FileServerDNSName | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの完全修飾 DNS 名。 |
FileServerId | 文字列 | Enterprise Vault サイトで設定されているファイルサーバーの ID。 |
FileServerType | FileServerType | ファイルサーバーの種類。Celerra または VNX の場合は、値は EMCCelerraOrVNXFileServer です。 |
Archiving | Boolean | このサーバーのファイルシステムアーカイブを有効にするかどうかを指定します。 |
SiteId | 文字列 | ファイルサーバーを設定した Enterprise Vault サイトの ID。 |
PlaceholdersEnabled | Boolean | ショートカットを作成するポリシーが有効になっている場合、プレースホルダをファイルサーバーの共有で作成するかどうかを指定します。 |
DHSMServiceConfiguration | DHSMServiceConfiguration | プレースホルダの作成に必要な DHSM サービスの設定を指定します。 |
表: New-EVFSAFileServer - DHSMServiceConfiguration のプロパティ
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
UserName | 文字列 | Enterprise Vault が DHSM サービスの認証に使う Data Mover のユーザー名を指定します。 |
Password | SecureString | Enterprise Vault が DHSM サービスの認証に使う Data Mover アカウントのパスワードを指定します。 このパスワードは暗号化形式で、Enterprise Vault ディレクトリデータベースに格納されます。 |
PortNumber | 整数 | DHSM が設定されているポート番号を指定します。 |
SSLRequired | Boolean | DHSM サービスで SSL 接続を必要とするかどうかを指定します。 |
Get-EVSiteを参照してください。
Get-EVFSAFileServerを参照してください。
Remove-EVFSAFileServerを参照してください。
Set-EVFSAFileServerを参照してください。