Backup Exec 23 管理者ガイド
- Backup Exec の概要
- インストール
- Backup Exec のインストール処理とライセンスオプションについて
- Backup Exec のインストール前のチェックリスト
- Backup Exec のインストールまたはアップグレード前の環境チェックの実行
- Backup Exec と共にインストールされる Microsoft SQL Server Express Edition のコンポーネント
- Backup Exec 用システムの必要条件
- インストールウィザードを使った Backup Exec のインストール
- ローカル Backup Exec サーバーへの追加のエージェントおよび機能のインストール
- リモートコンピュータへの Backup Exec のプッシュインストール
- Agent for Windows のインストールの方法
- Remote Administrator のインストール
- コマンドラインを使用した Backup Exec のインストール (サイレントモード)
- インストールログについて
- インストール概略レポートの表示
- Backup Exec の修復
- Veritas Update を使用した Backup Exec の更新について
- インストールされている更新の表示
- Backup Exec の更新のアンインストール
- ライセンス情報の表示
- Backup Exec のライセンス契約の情報
- Backup Exec へのアップグレードについて
- インストール後のタスク
- Backup Exec のアンインストール
- コマンドラインを使用した Backup Exec のアンインストール
- ローカル Backup Exec サーバーからの Backup Exec 機能のアンインストール
- 開始
- バックアップ
- Backup Exec で最初のバックアップを準備する方法
- 仮想ベースバックアップとエージェントベースバックアップを使う時期に関する推奨事項
- Backup Exec のバックアップのパフォーマンスの向上
- バックアップパフォーマンスのトラブルシューティング
- バックアップジョブで必要なユーザー権限
- バックアップとリストアタブのサーバーのリストについて
- [バックアップとリストア]タブのサーバーリストへのバックアップするサーバーの追加
- [バックアップとリストア]タブのサーバーリストからのサーバーの削除
- サーバーグループの作成
- [バックアップとリストア]タブでのサーバーグループの非表示または表示
- サーバーグループへのサーバーの追加
- サーバーグループからのサーバーの削除
- サーバーグループの編集
- [廃棄したサーバー]サーバーグループへのサーバーの移動
- 破棄されたサーバーを[すべてのサーバー]サーバーグループに戻す
- Backup Exec からのサーバーグループの削除
- データのバックアップ
- バックアップするデータの選択について
- バックアップソースをバックアップする順序の変更
- バックアップからのファイルの除外
- バックアップジョブのバックアップ選択リストへの特定のファイルの追加
- 重要なシステムコンポーネントのバックアップについて
- Backup Exec シャドウコピーコンポーネントファイルシステム
- Backup Exec でのバックアップ方式
- バックアップジョブのバックアップ方式の設定
- Backup Exec でファイルがバックアップ済みかどうかを判断する方法
- バックアップ後にファイルを自動的に削除するように Backup Exec を設定する
- バックアップジョブのネットワークオプションの設定
- 次のスケジュールされたバックアップジョブをスケジュールされた時間より前に実行
- バックアップ定義の編集
- バックアップリソースのクレデンシャルのテスト
- バックアップソースのクレデンシャルを置き換える
- バックアップソースに新しいクレデンシャルを作成する
- 破棄または未使用のバックアップソースを[クレデンシャル]ペインから削除する
- Backup Exec でのジョブのスケジュール設定の動作
- バックアップジョブのスケジュールへの特定の日付のインクルード
- 特定の日付でのバックアップジョブの実行の防止
- すべてのスケジュール済みバックアップジョブのカレンダーでの表示
- バックアップ定義へのステージの追加
- ステージの編集
- バックアップセットまたはジョブ履歴の手動での複製
- テスト実行ジョブの手動での実行
- バックアップされたデータの手動検証
- テープへのダイレクトコピーを使った仮想テープライブラリから物理テープデバイスへのデータのコピー
- リストア
- Backup Exec でのデータのリストア方法
- リストアするデータの検索
- リストア前の仮想マシンバックアップセットに対するマルウェアスキャンの構成
- サーバー、バックアップセット、バックアップジョブ、ストレージデバイスからのデータのリストア
- ファイルシステムデータのリストア
- Microsoft Windows コンピュータの完全なオンラインリストアの実行
- システム状態のリストア
- リストア先変更機能を使った既存ドメインへの新しい Windows Server ドメインコントローラのインストール
- Backup Exec のシャドウコピーコンポーネントのリストア
- ユーティリティパーティションまたは Unified Extensible Firmware Interface システムパーティションのリストア
- 暗号化されたデータのリストアについて
- Backup Exec での NetWare SMS ボリュームバックアップから非 SMS ボリュームへのリストアについて
- リストアジョブのキャンセル
- Backup Exec カタログの働き
- バックアップセットのカタログ登録
- ジョブの管理と監視
- アラートと通知
- Backup Exec のアラートと通知
- Backup Exec 内のアラートの表示場所
- [ホーム]タブでのアクティブアラートとアラート履歴表示の有効化
- サーバーまたはストレージデバイスのアラート履歴の表示
- アラート履歴からのアラートの削除
- ドキュメントまたは電子メールへのアラートテキストのコピー
- アラートのフィルタ処理
- アラートのジョブログの表示
- アクティブアラートへの応答
- すべての情報アラートの手動での消去
- アラートの通知の設定
- アラートの電子メールやテキストメッセージ通知の設定
- 通知を受け取る受信者の追加
- アラート通知を受け取る受信者グループの追加
- 受信者への電子メールまたはテキストメッセージでのアラート通知の無効化
- 受信者の通知プロパティの編集
- 受信者の削除
- アラートカテゴリの設定
- 特定のアラートカテゴリの通知を受信する受信者の割り当て
- ジョブが完了したときの通知の送信
- 特定のアラートカテゴリ通知の無効化
- デフォルトのアラート設定の設定
- ポップアップアラートの有効と無効の切り替え
- Backup Exec アラートの SNMP トラップ
- ディスクベースとネットワークベースのストレージ
- クラウドベースのストレージデバイス
- クラウドベースのストレージデバイスについて
- Amazon S3 クラウドベースストレージ
- Google クラウドベースストレージ
- Microsoft Azure クラウドベースストレージ
- プライベートクラウドベースストレージ
- S3 互換のクラウドストレージについて
- Backup Exec クラウド重複排除について
- Backup Exec クラウド重複排除の注意
- クラウド重複排除ストレージデバイス
- クラウドベースのストレージデバイスに関する注意
- クラウドベースのストレージデバイスのプロパティの編集
- クラウドベースのストレージの使用のベストプラクティス
- デフォルトのクラウドストレージ設定の変更
- Backup Exec™ CloudConnect Optimizer について
- Generic S3 Configurator
- OpenStorage デバイス
- Microsoft 365
- Microsoft 365 のサポートについて
- Microsoft 365 の要件
- Microsoft 365 テナントの構成
- Microsoft 365 テナントデータのバックアップ
- Microsoft 365 でサポートされる作業負荷とエンティティ
- Microsoft 365 テナントデータのリストア
- Microsoft 365 のカタログ操作
- Microsoft 365 の CAS-MBES シナリオ
- Microsoft 365 の注意事項
- Microsoft 365 の制限事項
- Microsoft 365 の推奨事項
- Microsoft 365 のベストプラクティス
- OneDrive プラグイン: パフォーマンスとスロットルの構成
- Exchange プラグイン: パフォーマンスとスロットルの構成
- SharePoint プラグイン: パフォーマンスとスロットルの構成
- Teams プラグイン: パフォーマンスとスロットルの構成
- テープストレージ
- テープドライブとロボットライブラリのサポート
- ホットスワップ対応デバイスウィザードを使ったデバイスの追加または交換
- テープドライブのプロパティの編集
- テープドライブ統計情報の表示
- Backup Exec のロボットライブラリ
- ロボットライブラリのパーティションの作成
- テープの管理
- テープメディアのラベル付け
- Backup Exec での WORM メディアの使用方法
- デフォルトのメディアボルト
- 損傷したテープメディアの破棄
- テープメディアの削除
- テープまたはディスクカートリッジメディアの消去
- 暗号化バックアップセットを含むテープまたはディスクカートリッジメディアのカタログ登録について
- テープメディアをテープセットに関連付ける
- テープメディアのプロパティの編集
- テープメディアローテーション戦略
- ストレージデバイスプール
- ストレージ操作
- ストレージ操作ジョブについて
- Backup Exec の[ストレージ]タブの概要
- [ストレージを設定]ウィザードの使用
- 複数のストレージデバイスの詳細表示
- スケジュール済みストレージ操作ジョブの完了時に通知を送信する
- ストレージ操作ジョブのスケジュール
- ストレージのためのグローバル設定の編集
- ストレージデバイスの共有
- ストレージデバイスの削除
- ストレージデバイスの状態のオンラインへの変更
- ストレージデバイスの名前変更
- ストレージデバイスのジョブ、ジョブ履歴、バックアップセットおよびアクティブアラートの表示
- ストレージデバイスのカタログ登録
- ストレージデバイスのスキャン
- ストレージデバイスのインベントリ
- ストレージデバイスのインベントリとカタログ登録
- ストレージデバイスの一時停止および一時停止解除
- ストレージデバイスの有効化と無効化
- ロボットライブラリの初期化
- WORM テープとしてのテープのフォーマット
- テープのリテンション
- テープドライブのテープのフォーマット
- ディスクカートリッジまたはテープドライブからのメディアの取り出し
- ロボットライブラリドライブのクリーニング
- Backup Exec へのメディアのインポート
- メディアと期限切れメディアのエクスポート
- ロボットライブラリの前面ポータルのロックとロック解除
- Backup Exec のサーバーおよびストレージデバイスの状態
- ディスクストレージのロックダウンステータスを表示する
- 仮想マシンへの変換
- 構成と設定
- 役割ベースのアクセス設定の構成
- バックアップジョブのデフォルト設定の変更
- バックアップジョブのスケジュール設定
- バックアップジョブのストレージオプションを設定
- バックアップジョブの自動テスト実行ジョブの設定
- バックアップジョブの自動検証操作の設定
- GRT 対応ジョブのバックアップパフォーマンスを改善するためにインスタント GRT と完全カタログオプションの設定
- バックアップジョブの Advanced Open File Option の設定
- 「チェックポイントから再開」機能の設定
- バックアップジョブまたはリストアジョブのプリ/ポストコマンドを設定
- Microsoft 365 の並列ストリームおよびジョブ設定の構成
- バックアップジョブのファイルとフォルダのオプションの設定
- ルールベースのジョブとすぐに実行するジョブのデフォルトスケジュールオプションの設定
- すべてのバックアップのバックアップスケジュールから日付を除外
- 除外される日付のリストからの日付の削除
- すべてのバックアップから除外される日付のリストの別のサーバーへのエクスポート
- デフォルトのユーザー設定の変更
- 複数のサーバーまたはアプリケーションをバックアップするデフォルト設定
- データベースの保守およびセキュリティの構成
- Backup Exec データベースの暗号化キーのエクスポート
- Backup Exec データベースの暗号化キーの更新
- Backup Exec データベースへの接続のために暗号化を構成
- ログオンアカウントを確認するための Backup Exec のスケジュール設定
- バックアップするデータを検出するための Backup Exec の設定
- Backup Exec のサーバーリストへの検出済みサーバーの追加
- バックアップネットワーク
- Backup Exec のネットワークとセキュリティのオプションの変更
- ファイアウォールでの Backup Exec の使用
- Backup Exec での暗号化の使用
- 暗号化キーの管理
- 暗号化キーの作成
- 暗号化キーの置換
- 暗号化キーの削除
- 暗号化キーと Salt
- Granular Recovery Technology
- デフォルトの Granular Recovery Technology (GRT) オプションの設定
- DBA 開始ジョブテンプレート
- DBA 開始ジョブテンプレートの作成
- DBA 開始ジョブテンプレートの編集
- DBA 開始ジョブテンプレートの削除
- Backup Exec ログオンアカウント
- Backup Exec サービスの起動および停止
- サービスアカウントのクレデンシャルの変更
- Backup Exec サービスの起動オプションの変更
- 監査ログの設定
- 監査ログの表示
- 監査ログからのエントリの削除
- 監査ログのテキストファイルへの保存
- 別の Backup Exec サーバーへの構成設定のコピー
- サーバープロパティの確認
- デフォルトのバックアップ設定の設定
- マルウェアスキャンオプションの変更
- レポート
- Backup Exec のレポート
- レポートを今すぐ実行する
- レポートのスケジュール設定
- カスタムレポートの作成
- レポートの保存
- Backup Exec レポートビューアからのレポートの印刷
- 完了したレポートの表示
- レポートの編集
- 完了したレポートの再実行
- レポートの削除
- 標準レポートとカスタムレポートのデフォルト設定
- レポートのプロパティの表示
- Backup Exec の標準レポートのリスト
- [アラート履歴]レポート
- [Backup Exec サーバーごとのアラート履歴]レポート
- [異常検出の概略]レポート
- [監査ログ]レポート
- [バックアップジョブの成功率]レポート
- [バックアップの推奨事項]レポート
- [バックアップの成功率 (リソース別)]レポート
- [バックアップセット (メディアセット別)]レポート
- [バックアップサイズ (リソース別)]レポート
- [クラウドストレージの概略]レポート
- [デバイスの使用率 (日別)]レポート
- [重複排除ディスクとクラウド重複排除デバイスの概略]レポート
- [重複排除の概略]レポート
- [デバイスの概略]レポート
- [ディスクストレージの概要]レポート
- [エラー処理方法]レポート
- [イベントの受信者]レポート
- [失敗したバックアップジョブ数]レポート
- [ジョブの概略]レポート
- [マルウェアスキャンの概略]レポート
- [管理対象 Backup Exec サーバー]レポート
- [メディア監査]レポート
- [メディアエラー]レポート
- [リカバリに必要なメディア]レポート
- [メディアの概略]レポート
- [メディアボルト内のメディア]レポート
- [メディアをボルトに移動]レポート
- [ジョブ、メディア、アラートの概要]レポート
- [ジョブの概略 (前日分)]レポート
- [正常に実行されなかったファイル]レポート
- [更新されたメディア]レポート
- リカバリ準備の概略
- [最近保護されたリソース]レポート
- [リソースのリスク評価]レポート
- [リストアセットの詳細 (リソース別)]レポート
- [ボルト内の利用可能なメディア]レポート
- [ロボットライブラリのインベントリ]レポート
- [サーバーの予想負荷]レポート
- [スクラッチメディアの利用可能予定]レポート
- [テスト実行の結果]レポート
- [ユーザー役割の詳細]レポート
- インスタントクラウドリカバリ
- インスタントクラウドリカバリについて
- Backup Exec の[インスタントクラウドリカバリ]タブの概要
- Backup Exec でインスタントクラウドリカバリを設定するための必要条件
- Azure ポータルで完了する事前設定
- Azure リソースを設定する方法
- エラーの詳細を表示する方法
- 設定の詳細を表示する方法
- 仮想マシンの詳細を表示する方法
- 仮想マシンのビューを手動で更新する方法
- 仮想マシンのレプリケーションを有効にする方法
- 仮想マシンのレプリケーションを管理する方法
- 仮想マシンのフェールオーバーを管理する方法
- サブスクリプションまたは Recovery Services コンテナーを変更する方法
- 新しいインフラを準備する方法
- 設定した Azure リソースを Backup Exec から削除する方法
- Backup Exec 証明書を更新する方法
- GDPR Guard
- Backup Exec のトラブルシューティング
- Backup Exec におけるハードウェアに関連する問題のトラブルシューティング
- ロボットライブラリとテープドライブのトラブルシューティング
- アラートとエラーメッセージについてより多くの情報を手に入れる方法
- Backup Exec におけるバックアップの問題のトラブルシューティング
- SAN で障害が発生したコンポーネントのトラブルシューティング
- Backup Exec におけるインストールに関連する問題のトラブルシューティング
- GDPR Guard でバックアップされた項目へのブロックされたアクセスのトラブルシューティング
- Backup Exec のインスタントクラウドリカバリに関する問題のトラブルシューティング
- Backup Exec のパフォーマンスを向上させる方法
- Veritas Online へのアクセス
- ベリタスナレッジベースの検索
- Backup Exec テクニカルサポートへの連絡
- リモート支援の使用
- Backup Exec のサポートケースの管理
- Backup Exec の診断ツールについて
- Veritas QuickAssist Help Tool の実行
- Backup Exec のトラブルシューティングの診断ファイルの生成
- BEGather ユーティリティの実行による Linux サーバーの Backup Exec コンポーネントのトラブルシューティング
- トラブルシューティングのための Backup Exec の Debug Monitor の使用
- Backup Exec デバッグツールについて
- Simplified Disaster Recovery
- Simplified Disaster Recovery について
- Simplified Disaster Recoveryを使用するための必要条件
- Simplified Disaster Recovery で使用するためのコンピュータの準備
- Simplified Disaster Recovery に対してバックアップが有効なことを確認する方法
- Simplified Disaster Recovery でディザスタリカバリ情報ファイルを使う方法
- ディザスタリカバリ情報ファイルの代替の格納場所の設定と変更
- Simplified Disaster Recovery ディスクイメージの作成
- Simplified Disaster Recovery を使用した障害からのリカバリ準備
- Simplified Disaster Recovery を使用したコンピュータのリカバリ
- このコンピュータをリカバリするウィザードでのディスクの詳細設定
- 手動ディザスタリカバリの実行
- 永久増分バックアップ
- 付録 A. Backup Exec Agent for Windows
- Agent for Windows について
- Agent for Windows の必要条件
- Agent for Windows の停止と起動
- Backup Exec サーバーとリモートコンピュータ間の信頼の確立
- Backup Exec Agent ユーティリティ for Windows について
- Backup Exec Agent ユーティリティの起動
- Backup Exec Agent ユーティリティでのリモートコンピュータのアクティビティの状態の表示
- システムトレーからのリモートコンピュータの活動状態の表示
- リモートコンピュータでの Backup Exec Agent ユーティリティの自動起動
- リモートコンピュータの更新間隔の設定
- Agent for Windows の Backup Exec サーバーへの公開について
- Agent for Windows の公開先 Backup Exec サーバーの追加
- Agent for Windows の公開先 Backup Exec サーバーの情報の編集
- Agent for Windows の公開先 Backup Exec サーバーの削除
- Oracle 操作用のデータベースアクセスの設定
- Agent for Windows と信頼のある Backup Exec サーバーのセキュリティ証明書の削除
- Backup Exec Agent Utility Command Line Applet の使用
- Backup Exec Agent ユーティリティのコマンドラインアプレットのスイッチ
- 付録 B. Backup Exec Deduplication Feature
- Deduplication Feature について
- Backup Exec エージェントの重複排除の方式
- Deduplication Feature の必要条件
- Backup Exec で 125 TB の重複排除用ストレージフォルダを設定する
- Deduplication Feature のインストール
- 重複排除用ストレージの古いバージョンから新しいバージョンへの変換
- 重複排除用ディスクストレージの作成またはインポート
- ダイレクトアクセス共有のためのストレージデバイスの選択
- 重複排除用ディスクストレージデバイスの場所の変更
- 複数の Backup Exec サーバー間における重複排除のデバイスの共有
- クライアント側の重複排除を使用する方法
- 重複排除バックアップジョブを設定する方法
- 最適化された複製を使用して OpenStorage デバイス間または重複排除用ディスクストレージデバイス間で重複排除データをコピーする
- 重複排除データをテープにコピーする
- 重複排除での暗号化の使用
- 重複排除用ディスクストレージデバイスまたは重複排除されたデータのリストア
- 重複排除用ディスクストレージデバイスのディザスタリカバリ
- OpenStorage デバイスのディザスタリカバリ
- 付録 C. Backup Exec Agent for VMware
- Agent for VMware について
- Agent for VMware 使用上の必要条件
- Windows Server 2016 以降での Agent for VMware の使用
- Agent for VMware のインストールについて
- [バックアップとリストア]タブのサーバーリストへの VMware vCenter サーバーと ESX または ESXi ホストの追加
- VMware リソースの詳細の表示
- VMware 仮想マシンへの Agent for Windows のインストール
- VMware 仮想マシンへの Agent for Windows のプッシュインストール
- vCenter Server または ESX(i) Server の信頼関係の確立について
- VMware 仮想マシンのバックアップ
- VMware 仮想マシンと VMDK ファイルのリストア
- VMware 仮想マシンのインスタントリカバリについて
- Agent for VMware のトラブルシューティング
- VMware 仮想マシンのリカバリ検証について
- 付録 D. Backup Exec Agent for Microsoft Hyper-V
- Agent for Microsoft Hyper-V について
- Agent for Microsoft Hyper-V 使用上の必要条件
- Agent for Microsoft Hyper-V のインストールについて
- Agent for Microsoft Hyper-V の使用についての注意事項
- Agent for Hyper-V によるディスク容量の最適化
- [バックアップとリストア]タブのサーバーリストへの Hyper-V ホストの追加
- Hyper-V リソースの詳細の表示
- Hyper-V 仮想マシンへの Agent for Windows のインストール
- Hyper-V 仮想マシンへの Agent for Windows のプッシュインストール
- Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップ
- Microsoft Hyper-V の仮想マシンのリストア
- Hyper-V 仮想マシンのインスタントリカバリについて
- Hyper-V 仮想マシンのリカバリ検証について
- Backup Exec Agent for Microsoft Hyper-V のトラブルシューティング
- 付録 E. Backup Exec Agent for Microsoft SQL Server
- Agent for Microsoft SQL Server について
- SQL Agent 使用上の必要条件
- SQL Agent のインストールについて
- SQL 用のバックアップ戦略
- [バックアップとリストア]タブのサーバーリストへの SQL Server の追加
- 各 SQL バックアップの前に一貫性チェックを実行するための Backup Exec の設定
- SQL Agent とスナップショットテクノロジの使用
- SQL Server に対するデータベーススナップショットの使用
- SQL データベースとトランザクションログのバックアップ
- SQL データベースとトランザクションログのリストア
- SQL Server のディザスタリカバリ
- SQL Server Always On 可用性グループについて
- 付録 F. Backup Exec Agent for Microsoft Exchange Server
- Backup Exec Exchange Agent について
- Exchange Agent 使用上の必要条件
- データベースのバックアップとリストアや Granular Recovery Technology 操作を実行できる権限の Exchange Server への付与
- Exchange Agent のインストールについて
- [バックアップとリストア]タブのサーバーリストへの Exchange Server とデータベース可用性グループの追加
- Microsoft Exchange データベース可用性グループ用の優先サーバー設定の管理
- Exchange の推奨設定
- Exchange メールボックスにアクセスするための必要条件
- Exchange 用のバックアップ戦略
- Granular Recovery Technology を Exchange Information Store と連携する方法
- Exchange Agent を使用したスナップショットおよびオフホストバックアップ
- Exchange データのバックアップ
- Exchange データのリストア
- Exchange Server のディザスタリカバリ
- 付録 G. Backup Exec Agent for Microsoft SharePoint
- Agent for Microsoft SharePoint について
- Agent for Microsoft SharePoint のインストールについて
- Agent for Microsoft SharePoint の必要条件
- SharePoint Server 2010、2013、2016、2019 と SharePoint Foundation 2010、2013、2016、2019 での Agent for Microsoft SharePoint の使用
- [バックアップとリストア]タブのサーバーリストへの Microsoft SharePoint サーバーファームの追加
- Microsoft SharePoint データのバックアップ
- Microsoft SharePoint データのリストア
- Microsoft SharePoint Web サーバーと Backup Exec との通信の有効化または無効化
- SharePoint ファームのプロパティの表示または変更
- Microsoft SharePoint 2010、2013、2016、2019 データのディザスタリカバリ
- 付録 H. Backup Exec Agent for Oracle on Windows or Linux Servers
- Backup Exec Oracle Agent について
- Oracle Agent のインストールについて
- Windows コンピュータおよび Linux サーバーでの Oracle Agent の設定
- Windows コンピュータでの Oracle インスタンスの設定
- Windows コンピュータでの Oracle インスタンスの表示
- Windows コンピュータでの Oracle インスタンスの編集
- Windows コンピュータでの Oracle インスタンスの削除
- Windows コンピュータでの Oracle 操作用のデータベースアクセスの有効化
- Linux サーバーでの Oracle インスタンスの設定
- Linux サーバーでの Oracle インスタンスの表示
- Linux サーバーでの Oracle インスタンスの編集
- Linux サーバーでの Oracle インスタンスの削除
- Linux サーバーでの Oracle 操作用のデータベースアクセスの有効化
- Backup Exec サーバーの認証クレデンシャルについて
- Oracle インスタンス情報の変更について
- Oracle データベースのバックアップについて
- Oracle リソースのリストアについて
- Oracle の DBA 開始リストアについて
- Oracle のリストアオプション
- Oracle データのリストア先の変更について
- Oracle の拡張リストアオプション
- Backup Exec を使用した Oracle 12c 以降のサポート対象データベースのリダイレクトリストアの実行
- 元の Oracle サーバーを使用して Oracle インスタンスおよびデータベースを完全にリカバリするための必要条件
- 元の Oracle サーバーを使用した Oracle インスタンスおよびデータベースの完全なリカバリ
- 元の Oracle サーバー以外のコンピュータへの Oracle インスタンスまたはデータベースの完全なリカバリの必要条件
- 元の Oracle サーバー以外のコンピュータへの Oracle インスタンスまたはデータベースの完全なリカバリ
- Backup Exec Agent for Oracle on Windows and Linux Servers に関するベストプラクティス
- 付録 I. Backup Exec Agent for Enterprise Vault
- Agent for Enterprise Vault について
- Enterprise Vault Agent の必要条件
- Enterprise Vault Agent のインストールについて
- Enterprise Vault バックアップジョブのバックアップ方式について
- Enterprise Vault コンポーネントのバックアップについて
- Enterprise Vault データベース、Compliance Accelerator データベースおよび Discovery Accelerator データベースの一貫性チェックについて
- Enterprise Vault の復元
- ディレクトリデータベースを保持する新しい SQL Server の名前を使用するように Enterprise Vault を設定
- Enterprise Vault Agent の推奨事項
- Backup Exec Migrator for Enterprise Vault について
- Backup Exec Migrator for Enterprise Vault の必要条件
- Backup Exec Migrator の動作
- Backup Exec と Backup Exec Migrator でのステージングされた移行の使用について
- Backup Exec Migrator のイベントについて
- Backup Exec Migrator のログについて
- Backup Exec Migrator ログを有効にする方法
- Backup Exec Migrator で移行したファイルの削除について
- Backup Exec Migrator の設定
- 移行された Enterprise Vault データの表示について
- 移行された Enterprise Vault データの取り込みについて
- Partition Recovery Utility について
- Enterprise Vault のログオンアカウント
- [Enterprise Vault]のオプション
- 付録 J. Backup Exec Agent for Microsoft Active Directory
- 付録 K. Backup Exec Central Admin Server Feature
- Central Admin Server Feature について
- CAS のインストールの必要条件
- CAS ストレージとメディアのデータの場所の選択方法
- Central Admin Server Feature のインストールについて
- 既存の CAS のアップグレード
- Backup Exec サーバーから集中管理サーバーへの変更
- Backup Exec サーバーの管理対象 Backup Exec サーバーへの変更
- CAS 環境から管理対象 Backup Exec サーバーを削除する
- 集中管理サーバーの名前の変更
- 管理対象 Backup Exec サーバーの名前の変更
- CAS におけるネットワークトラフィックを軽減する方法
- CAS の分散カタログ、集中カタログ、複製カタログの場所
- 管理対象 Backup Exec サーバーの設定の変更
- CAS 通信のしきい値に到達した場合に発生する事項
- CAS のアラートと通知
- 管理対象 Backup Exec サーバーでの利用可能なネットワークインターフェースカードの使用
- CAS でのジョブの委任について
- CAS 環境でのストレージデバイスの追加について
- CAS 環境でのデータライフサイクル管理 (DLM) の動作
- 管理対象 Backup Exec サーバーのメディア監査情報の取得
- CAS で Backup Exec サーバープールを使用する方法
- CAS での集中リストアの動作
- CAS での失敗ジョブのリカバリについて
- 管理対象 Backup Exec サーバーの一時停止または再開
- 管理対象 Backup Exec サーバーの Backup Exec サービスの停止または起動
- 管理対象 Backup Exec サーバーのプロパティの表示
- 集中管理サーバー設定の表示
- CAS のディザスタリカバリ
- CAS のトラブルシューティング
- CAS 操作用の Backup Exec ユーティリティの実行
- 集中管理サーバーからの Backup Exec のアンインストール
- 管理対象 Backup Exec サーバーからの Backup Exec のアンインストール
- 付録 L. Backup Exec Advanced Disk-based Backup Feature
- Advanced Disk-based Backup Feature について
- 完全バックアップを繰り返す代わりに合成バックアップを使用する方法
- Advanced Disk-based Backup Feature のデフォルトバックアップオプションの設定
- 合成バックアップの TIR (True Image Restore) について
- オフホストバックアップを使って Backup Exec サーバーでリモートコンピュータバックアップを処理する方法
- バックアップジョブのオフホストバックアップオプションの設定
- オフホストバックアップに関するベストプラクティス
- オフホストバックアップのトラブルシューティング
- ハードウェアプロバイダに関連するオフホストバックアップの問題
- 付録 M. Backup Exec NDMP Feature
- NDMP Feature の機能
- NDMP Feature の使用上の必要条件
- NDMP Feature のインストールについて
- Backup Exec への NDMP サーバーの追加
- 複数の Backup Exec サーバー間での NDMP サーバーのテープドライブの共有
- NDMP サーバーの NDMP バックアップオプション
- NDMP サーバーのバックアップ選択項目
- NDMP サーバーバックアップからファイルとディレクトリを除外するためのパターンの使用方法
- NDMP サーバーからデータを複製するためにサポートされる構成
- リストアと NDMP サーバーのリストアデータのリストア先変更について
- NDMP Feature のデフォルトバックアップオプションの設定
- NDMP サーバーのプロパティの表示
- NDMP サーバーのストレージプロパティの表示
- 付録 N. Backup Exec ファイルサーバー
- 付録 O. Backup Exec Agent for Linux and UNIX。
- Backup Exec Agent for Linux について
- 開いているファイルと Agent for Linux について
- Agent for Linux and UNIX の要件
- Agent for Linux and UNIX のインストールについて
- Backup Exec サーバーリストでのリモート Linux および UNIX コンピュータの信頼の確立について
- Agent for Linux and UNIX が情報を公開できる Backup Exec サーバーの追加
- Agent for Linux and UNIX の設定について
- Linux and UNIX コンピュータのすべてのバックアップジョブからのファイルとディレクトリの除外
- Linux および UNIX コンピュータの設定オプションの編集
- Agent for Linux and UNIX を使用した Linux および UNIX コンピュータのバックアップについて
- Agent for Linux and UNIX を使用しない Linux および UNIX 共有のバックアップについて
- Linux および NNIX コンピュータへのデータのリストアについて
- Linux および UNIX コンピュータのデフォルトのバックアップジョブオプションの編集
- Agent for Linux and UNIX のアンインストール
- Agent for Linux and UNIX デーモンの起動
- Agent for Linux and UNIX デーモンの停止
- Agent for Linux and UNIX のトラブルシューティング
- 用語集
- 索引
Backup Exec における物理コンピュータの仮想マシンへの変換の動作方法
Backup Exec は、次の方法で物理コンピュータを仮想マシンに変換する機能を提供します。
物理コンピュータのバックアップと仮想マシンへの変換を同時に行う。
物理コンピュータをバックアップし、バックアップジョブの実行後に仮想マシンへの変換を実行するようにスケジュールを設定する。
既存のバックアップセットを仮想マシンに変換する。
実行中の物理コンピュータを、バックアップジョブを実行せずに仮想マシンに変換する。
メモ:
仮想マシンへの物理的な Hyper-V ホストの変換はサポートされていません。さらに、VMware 環境で、4K ディスクが存在する Windows Server 2012 の物理サーバーの変換はサポートされません。
新しく作成された仮想マシンはブート可能で、ネットワークカードと設定を除いて仮想マシンの変換元の物理コンピュータと同一です。仮想マシンへの変換によって、Hyper-V と VMware の両方の環境での事業継続性を実現できます。
このトピックには次の情報が含まれます。
仮想ジョブへの変換における完全バックアップ、増分バックアップ、差分バックアップの動作
Windows Server 2012 以降の Hyper-V ホストで実行されている仮想マシンへの変換についての注意事項
[バックアップとリストア]タブで次のいずれかのオプションを使って、仮想マシンへの変換を設定します。
表: 仮想マシンへの変換オプション
|
オプションの名前 |
説明 |
|---|---|
|
ディスクにバックアップするのと同時に仮想マシンに変換 重複排除用ディスクストレージにバックアップするのと同時に仮想マシンに変換 |
これらのオプションでは、バックアップジョブと同時に変換が実行されます。2 つの操作が同時に実行されるため、このジョブは通常バックアップジョブより時間がかかる場合があります。このオプションの実行には、大きいバックアップウィンドウを使用することをお勧めします。 完全バックアップからの変換では新しい仮想マシンが作成されます。増分バックアップと差分バックアップでは、完全バックアップによって作成された仮想マシンが更新されます。 メモ: 差分バックアップは増分バックアップに比べて変換が非効率的であるため、差分バックアップよりも増分バックアップが優先されます。 変換と同時にバックアップが実行されますが、バックアップが主要なジョブです。したがって、バックアップが失敗した場合は変換も失敗します。しかし、変換が失敗した場合、バックアップは続行されます。変換エラーが発生した場合、そのジョブは例外付きで成功したジョブとしてマークされます。変換が失敗した場合は、次の完全バックアップで変換プロセスが再度実行されます。 仮想マシンへの変換とバックアップジョブの同時実行を参照してください。 |
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ディスクにバックアップしてから仮想マシンに変換 重複排除用ディスクストレージにバックアップしてから仮想マシンに変換する |
これらのオプションでは、バックアップジョブ後に変換が実行されるようにスケジュールできます。これらのオプションには、同時変換オプションより小さいバックアップウィンドウが必要です。 完全バックアップからの変換では新しい仮想マシンが作成されます。増分バックアップと差分バックアップでは、完全バックアップによって作成された仮想マシンが更新されます。 メモ: 差分バックアップは増分バックアップに比べて変換が非効率的であるため、差分バックアップよりも増分バックアップが優先されます。 バックアップジョブ後の仮想マシンへの変換を参照してください。 |
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特定時点(PIT)からの仮想マシンへの変換 |
特定の時点からの仮想マシンへの変換は、変換に選択された仮想マシンに必要なすべてのコンポーネントを含むバックアップジョブから既存のバックアップセットを変換します。必要なすべてのコンポーネントがバックアップジョブに選択されると、Backup Exec はそのジョブを[すべて選択済み]として識別し、[Simplified Disaster Recovery]オプションのステータスは[ON]になります。特定時点から仮想マシンに変換するオプションは、エラーが発生したサーバーの迅速なリカバリが必要なディザスタリカバリ状況で役に立ちます。バックアップセットにはサーバーのすべての重要なコンポーネントが含まれます。さらに、変換に含めるアプリケーションデータまたはユーザーデータを選択することもできます。 メモ: 特定時点 (PIT) からの変換オプションは、すべての重要なシステムコンポーネントを含む完全バックアップを少なくとも 1 回実行した後にのみ選択できます。 特定時点からの仮想マシンへの変換を参照してください。 |
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1 回限りの仮想マシンへの変換 |
このオプションでは、実行中の物理コンピュータを、別のバックアップジョブを実行せずに仮想マシンに変換します。1 回のみの変換ジョブは、後で実行するようにスケジュール設定できますが、複数回実行するようには設定できません。 この種類の変換では、完全な (コピー) バックアップのみがサポートされます。1 回のみの変換では、増分バックアップと差分バックアップはサポートされません。 仮想マシンへの 1 回のみの変換の作成を参照してください。 |
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ステージを追加 |
仮想マシンへの変換を行うための段階をバックアップジョブに追加できます。このステージには、[仮想マシンに変換する]と[バックアップと同時に仮想マシンに変換する]の 2 つの種類があります。 仮想マシンへの変換ステージのバックアップジョブへの追加を参照してください。 |
メモ:
変換の開始に使用されるオプションにかかわらず、仮想マシンが作成されてもその仮想マシンの電源はオンになりません。
Backup Exec は、変換プロセスの最後に、仮想マシンのスナップショットを作成します。仮想マシンの電源がオフの状態であれば、スナップショットは次のジョブが実行される前に削除されます。仮想マシン上では、Backup Exec によって作成されたスナップショットが唯一のスナップショットです。仮想マシンの使用を開始する場合は、手動でスナップショットを削除する必要があります。
変換された仮想マシンのホストでエラーが発生した後、仮想マシンをオンラインにすると、既存の変換ジョブはそのまま続行されますが失敗します。この場合は、新しい変換ジョブを作成する必要があります。
仮想ジョブへの変換を設定するとき、変換の前または変換と同時にバックアップする項目を選択します。Backup Exec により、特定の状況で自動的にデータが除外されたり含まれたりすることがあります。変換から除外された項目、または変換に含まれた項目がジョブログに示されます。
選択項目は次のように処理されます。
バックアップジョブからボリュームを除外する場合、そのボリュームは対応する変換ジョブから自動的に除外されます。
バックアップジョブにアプリケーションを含める場合、そのアプリケーションが存在するディスクとボリュームが変換ジョブに自動的に含まれます。
バックアップからボリュームを除外する場合、そのボリュームのみがディスクに存在するときは、そのボリュームを含むディスクが自動的に除外されます。
仮想マシンへの変換ジョブにより、仮想マシンが完全バックアップから作成されます。その後の増分バックアップジョブと差分バックアップジョブでは、完全バックアップによって作成された仮想マシンが更新されます。差分バックアップが変換ジョブでサポートされるのに対し、増分バックアップは仮想マシンの更新で推奨される方法です。差分バックアップは増分バックアップに比べて変換が非効率的です。
仮想マシンへの変換ジョブに増分バックアップ方式を使うときは、次の点に留意してください。
ボリュームからのデータはファイル\フォルダレベルでバックアップされます。ファイルの一部のみが変わっても、ファイル全体がバックアップされます。
システム状態全体もバックアップされます。増分バックアップはシステム状態のシステムファイルコンポーネントでのみサポートされます。他のシステム状態のコンポーネントは完全バックアップとしてバックアップされます。
ブロックレベルのバックアップ方式は SQL で選択する必要があります。SQL で最初の増分バックアップが実行された後、[Simplified Disaster Recovery]オプションが[ON]になっている後続の完全または増分バックアップでブロックレベルバックアップが実行されます。変換は、ブロックレベルのバックアップ方式が選択されていない場合は実行されません。
Active Directory では常に完全バックアップが実行されます。Active Directory では、増分バックアップも差分バックアップもサポートされません。
Backup Exec は、2 テラバイト (TB) よりも大きいディスクまたはボリュームの変換を VMware ホストと Hyper-V 2012 以降のホストでサポートします。
メモ:
変換元の物理コンピュータのブートボリュームまたはシステムボリュームが 2 TB よりも大きく、さらに VMware 仮想マシンへの変換の場合、Backup Exec は変換を行うことができません。ブートボリュームをダイナミックスパンボリュームとして分割または作成することはできません。この制限は、変換元のブートボリュームが変換先データストアでサポートされる最大ディスクサイズよりも大きい場合にも適用されます。
Backup Exec は、変換先のすべてのディスクとボリュームをダイナミックシンプルボリュームまたはダイナミックスパンボリュームに変換します。元のディスクがベーシックディスクである場合も、変換先の変換されたディスクはダイナミックディスクです。Backup Exec はダイナミックシンプルボリュームとダイナミックスパンボリュームのみをサポートするため、変換元のボリュームの種類がストライプ、ミラー、raid5 である場合は、ボリュームを変換先でシンプルボリュームまたはスパンボリュームに変換します。
次の追加情報は VMware のみに適用されます。
2 TB より大きいボリュームの変換は、次の状況でサポートされています。
ボリュームがブートまたはシステムボリュームでない場合
ボリュームがダイナミックディスクで作成された場合
ボリュームが MBR ディスクの場合
GPT ディスクの変換は、ディスクのボリュームのサイズにかかわらずサポートされません。GPT ディスクを変換すると失敗します。
VMware の変換元ディスクのサイズが変換先のデータストアでサポートされる最大サイズより大きい場合は、変換元ディスクは複数のディスクに分割されます。Backup Exec は変換先データストアの最大許容サイズに基づいてディスクを分割します。
Windows Server 2012 以降の Hyper-V ホストへ物理コンピュータを変換するジョブを作成する前に、次の情報を確認してください。
ディスクデータは、Windows Server 2012 以降の Hyper-V ホストで実行されている仮想マシンへの物理コンピュータの変換に使う VHDX ファイルに格納されます。VHDX ファイルの最大容量は 64 TB です。物理コンピュータのディスクセクタサイズは変換中は保持されます。
シンプルな GPT ディスクを備える物理コンピュータの変換がサポートされます。
ダイナミックディスクを備える物理コンピュータの変換はサポートされません。
ストレージ領域とストレージプールはサポートされません。
Windows Hyper-V ホストの以前のバージョンへの変換はサポートされないため、変換ジョブは失敗します。たとえば、物理コンピュータで ReFS ボリュームを備えた Windows Server 2012 が実行されている場合、Windows Server 2012 Hyper-V ホストへの変換はサポートされます。
物理コンピュータで 1 つ以上の Windows 重複排除ボリュームを備えた Windows Server 2012 以降が実行されている場合、Hyper-V ホストへの変換は可能ですが、失敗する可能性があります。変換されたディスクデータは重複を排除されません。つまり、最適化されていないデータ転送が実行されます。そのため、最適化されていないデータの量が保存先ボリュームの容量を超える場合は変換が失敗することがあります。
Backup Exec は、仮想への変換ジョブ後に、新たに作成された仮想マシン上の Exchange サービスを無効にします。変換されたサーバー上に Exchange データベースが存在する場合は、仮想への変換ジョブの後で、Microsoft Services Control Manager を開き、次の Exchange サービスを手動で再起動する必要があります。
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