Veritas™ System Recovery 22 ユーザーズガイド

Veritas System Recovery を使用したデータベースのバックアップについて

Veritas System Recovery は両方、Microsoft のボリュームシャドーコピーサービス (VSS わかっている) - と非 VSS 対応のデータベースをバックアップすることを可能にします。VSS 対応データベースのバックアップについて、Veritas System Recovery は VSS と統合されて、バックアップ処理を自動化します。VSS 非対応データベースのバックアップについては、データベースのコールドリカバリポイントまたはホットリカバリポイントを手動または自動で作成できます。

Veritas System Recovery は、Microsoft の VSS との統合により、次のような VSS 対応データベースのバックアップ処理を自動化します。

VSS 対応データベースは自動的に有効になり、無効にすることはできません。VSS により、管理者はサーバー上のボリュームのシャドーコピーバックアップを作成できます。シャドーコピーには、すべてのファイル（開いているファイルを含む）が含まれます。

リカバリポイントを作成するとき、Veritas System Recovery は VSS（Volume Shadow Copy Service）に警告します。VSS は、VSS 対応データベースを一時的に休止（スリープ）状態にします。この休止状態の間、データベースがバックアップされると同時に、トランザクションログに対して書き込みが続行されます。データベースが静止した後、Veritas System Recovery はスナップショットを作成します。スナップショットの作成が完了すると VSS に通知されます。データベースが復帰すると、トランザクションログがデータベースに対してコミットされます。同時に、リカバリポイントが作成されます。データベースはスナップショット作成の間だけ休止され、リカバリポイント作成の残りのプロセスの間はアクティブになります。

Veritas System Recovery は、VSS テクノロジを実装した Exchange Server 2007 以降をサポートします。ただし、データベースの負荷が高い場合には、VSS 要求が無視される可能性があります。リカバリポイントの作成は負荷が最も低い時間帯に実行してください。

指定したデータベースの最新の Service Pack がインストールされていることを確かめてください。

Veritas System Recovery を使うと、VSS 非対応データベースの手動コールドバックアップ、自動ウォームバックアップ、ホットバックアップを作成できます。