Veritas NetBackup™ for Lotus Notes 管理者ガイド
- NetBackup for Lotus Notes の概要
- NetBackup for Lotus Notes のインストール
- NetBackup for Lotus Notes の構成
- Lotus の高速なリストアの設定
- Lotus Notes クライアントのプロパティの定義
- Lotus Notes データベースのバックアップポリシーの構成
- NetBackup for Lotus Notes ポリシーへのスケジュールの追加
- Lotus Notes ポリシーへのバックアップ対象の追加
- Lotus Notes データベースのバックアップおよびリストアの実行
- Domino のクラスタ機能
- Domino パーティションサーバー
- Domino の複数のインストール (UNIX または Linux)
- NetBackup for Lotus Notes のトラブルシューティング
Lotus データベースのトランザクションログ形式について
トランザクションログを記録するすべてのデータベースで次のログ形式を利用できます。
ログファイルのサイズの上限に達すると、トランザクションログエクステントが再利用されます。再利用するとリソースの節約になりますが、リカバリオプションが制限されます。トランザクションログエクステントは、バックアップされません。このため、トランザクションログを記録する Lotus Notes データベースでのリカバリは、トランザクションログエクステントが上書きされた時点まで可能です。
リニアログが有効な場合、トランザクションログエクステントは循環ログと同様に機能します。ただし、トランザクションログエクステントのサイズはユーザーが定義し、利用可能な大容量記憶装置の容量によってのみ制限されます。
トランザクションログエクステントは必要に応じて生成され、その数は使用している大容量記憶装置の容量によってのみ制限されます。アーカイブ形式のトランザクションログエクステントはバックアップする必要があります。これらは、トランザクションログを記録するすべてのデータベースの増分バックアップとして使用できます。アーカイブ形式のトランザクションログエクステントのバックアップを行うと、トランザクションログエクステントは再利用可能であるとマークされます。また、これらのバックアップは、大容量記憶装置の空き領域がなくなることを回避します。アーカイブ形式のログではデータベースのリカバリが可能な時点が制限されません。トランザクションログを記録するデータベースは、そのデータベースのバックアップが最後に行われた時点から現在までの任意の時点にリカバリできます。
完全バックアップまたは差分増分バックアップのいずれかを正常に実行した後、アーカイブ形式のトランザクションログエクステントは再利用可能な状態であるとマークされます。データベースエージェントは、バックアップが正常に行われたトランザクションログエクステントを削除しません。トランザクションログエクステントが再利用されるタイミングは、Domino サーバーによって管理されます。