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Veritas NetBackup™ 管理者ガイド (高可用性環境)
Last Published:
2021-01-01
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (9.0)
- このマニュアルについて
- 単一障害点に対する NetBackup の保護
- カタログバックアップとリカバリを使用したサイトディザスタリカバリについて
- 自動イメージとカタログレプリケーションによるサイトの損失保護について
- 完全カタログレプリケーションを使った NetBackup マスターサーバーの配備
- クラスタでの NetBackup を使用したバックアップおよびリストア
クロスドメインレプリケーションの DR 環境でのディスクリカバリ
使われるディスク技術が自動イメージレプリケーションをサポートしない場合の代替手法としては、単にストレージ全体をレプリケートしてから、カタログリカバリと nbcatsync ユーティリティの組み合わせを使ってディザスタリカバリの場所でカタログを入力します。
nbcatsync ユーティリティは EMM データベースとイメージデータベースのメタデータコンポーネントに記録されたディスクメディア ID が異なっていてもレプリケーションを実行しやすくします。 nbcatsync ユーティリティはディザスタリカバリドメインの EMM データベースのメディア ID とイメージデータベースのメタデータのディスクメディア ID を合わせます。本番サイトで行われる通常のバックアップとカタログバックアップはレプリケートするディスクストレージに書き込まれます。カタログバックアップのディザスタリカバリファイルはディザスタリカバリドメインに送信されます。
nbcatsync ユーティリティはすべてのマスターサーバープラットフォームでサポートされています。NetBackup によってサポートされるすべての Advanced Disk 形式で使うことができます。
障害が発生した場合にクロスドメインレプリケーション環境でディスクをリカバリするには、DR ドメインのマスターサーバーで次の手順を実行します。
- DR ドメインの EMM データベースのディスクメディア ID 情報とカタログバックアップの DR ファイルのディスクメディア ID 情報を合わせます。そのために、次のコマンドを実行します。
nbcatsync -sync_dr_file <DR file name>
- 次のコマンドを実行して、レプリケートされたカタログバックアップから部分的なカタログリカバリを実行します。
bprecover -wizard
- レプリケートされたリレーショナルデータベースバックアップからメタデータをエクスポートするには、コマンド cat_export - all - staging を実行します。
- アクティブなリレーショナルデータベースに、エクスポートされたメタデータをインポートするには、コマンド cat_import - all を実行します。
- 部分的なカタログリカバリによってリカバリされたイメージレコードと関連付けられているディスクメディア ID を DR ドメインに存在するディスクメディア ID と合わせます。そのために、次のコマンドを実行します。
nbcatsync -backupid <restored catalog backup ID>