Enterprise Vault™ Deployment Scanner
Enterprise Vault Deployment Scanner の実行
Enterprise Vault Deployment Scanner では、ウィザード形式のインターフェースを使ってテストプロセスを実行します。
Enterprise Vault インストールプログラムを開始する場合、Deployment Scanner を実行するオプションが与えられます。または、個別にいつでも実行できます。
メモ:
Deployment Scanner を実行する前に、スキャン対象の全システムの Administrators グループに Vault サービスアカウントを追加します。
Enterprise Vault Deployment Scanner を実行する方法
- Vault サービスアカウントを使ってログオンします。
次のいずれかの方法で Deployment Scanner を起動します。
Windowsで[Deployment Scanner]のショートカットをクリックします。
ボルト管理コンソールの左ペインで、ボルトサイトをクリックします。次に、[ツール]メニューで、[拡張機能]を選択していることを確認します。最後に、左ペインで Enterprise Vault サーバーを右クリックして、[Deployment Scanner]をクリックします。
Deployment Scanner の実行可能ファイルである
Deployment_Scanner.exe
を探してダブルクリックします。この実行可能ファイルは、必要に応じてローカルコンピュータまたはリモートコンピュータで実行できます。Enterprise Vault のインストール後に、このファイルは Enterprise Vault プログラムフォルダでも利用できます。
- 以前に Deployment Scanner を実行したことがあり、設定オプションを再入力せずにもう一度このインターフェースを実行する場合は、[ようこそ]ページで[Do not set configuration options for Deployment Scanner]を選択します。
- [次へ]をクリックし、[Do not set configuration options for Deployment Scanner]を選択した場合は手順 6 に進みます。それ以外の場合は、2 つの[Server Configuration]ページ内のすべてのフィールドに入力してください。
Microsoft SQL Server(s)
SQL Server をインストールしているコンピュータを識別します。Enterprise Vault は SQL Server を使って設定データとアーカイブに関する情報を格納します。
Microsoft Exchange Server(s)
ユーザーのメールボックス、ジャーナルメールボックス、パブリックフォルダ内のアイテムをアーカイブする Microsoft Exchange Server を識別します。
Microsoft SharePoint Server(s)
アーカイブ対象の文書を保持する Microsoft SharePoint Server のアドレスを指定します。
File Server(s)
アーカイブ対象のファイルを含むファイルサーバーを識別します。
File Share(s)
アーカイブ対象のファイルを含むネットワーク共有のパスを指定します。
各フィールドには、新しいアイテムを追加できます。アイテムを追加する場合は、新しいアイテムの名前またはアドレスを入力して[追加]をクリックします。一覧からアイテムを削除するには、削除するアイテムをクリックしてから[削除]をクリックします。
- すべてのオプションの設定が完了したら、[次へ]をクリックしてテストを続行します。
- ユーティリティがテストを実行し、その結果が表示されるまでしばらく待機します。
- 青いリンクをクリックすると、各テスト結果の詳細情報が表示されます。Enterprise Vault Deployment Scanner では、テスト結果が画面に表示されるだけでなく、
Reports
サブフォルダに HTML ファイルでレポートが保存されます。このレポートファイルの名前は、ファイルを作成した日付と時刻で識別されます。 - [完了]をクリックして、Enterprise Vault Deployment Scanner を終了します。