Enterprise Vault™ Deployment Scanner
Enterprise Vault Deployment Scanner について
Enterprise Vault Deployment Scanner は、コンピュータの設定をレビューし、そのコンピュータで Enterprise Vault の動作が停止する可能性のある問題について報告を行います。
表: Enterprise Vault Deployment Scanner のテストに、Enterprise Vault Deployment Scanner によって実行されるテストを示します。
表: Enterprise Vault Deployment Scanner のテスト
テスト名 |
説明 |
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.NET Framework |
.NET Framework のインストール済みバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。 |
ASP.NET | |
Active Server Pages (ASP) | |
ウイルス対策のテスト |
Enterprise Vault サーバーにインストールされているウイルス対策ソフトウェアを Enterprise Vault で正常に動作するように設定する必要があることを警告します。 |
分類の必要条件 |
サーバーが Windows の FSRM (File Server Resource Manager) を使用する Enterprise Vault 分類の要件を満たしていることを確認します。
Veritas Information Classifier を使用する分類の場合、これらのコンポーネントは必要ありません。 |
DCOM サポートが有効になっていることを確認します。 Enterprise Vault サーバーへのネットワークアクセスを保護するファイアウォールで、次のポート経由のアクセスを許可するように設定していることを確認します。
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ディレクトリデータベースのアップデート |
最新版の Enterprise Vault のデータベースをアップグレードするためにディレクトリデータベースのコンピュータに十分なディスク容量があることを確認します。 |
ディスクストレージ | |
Enterprise Vault による検索の必要条件 |
サーバーが Enterprise Vault Search 機能を提供するための必要条件を満たしていることを確認します。 |
Enterprise Vault サーバーのバージョン | |
Exchange Server 権限 |
Vault サービスアカウントが Active Directory に対する十分な権限を持っていることをチェックします。 |
Exchange Server のバージョン | |
FSA クラスタ |
ファイルサーバーのクラスタソフトウェア (Veritas Cluster Server または Windows Server フェールオーバークラスタリング) のバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。 |
FSA メタデータの移行 |
最新版の Enterprise Vault にアップグレードするには、まずアップグレードが必要なファイルシステムアーカイブ(FSA)レポートのデータを確認します。 |
ファイルサーバーの .NET Framework バージョン |
ファイルサーバーにインストールされている .NET Framework のバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。 |
ファイルサーバーの .NET Framework WOW64 の機能 | |
ファイルサーバー権限 | |
ファイル共有権限 | |
IIS |
IIS のインストール済みバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。 Enterprise Vault に必要な IIS コンポーネントがインストールされることをチェックします。 ASP のサーバー側とクライアント側のスクリプトのデバッグが Web サービス、Web サーバー、Enterprise Vault 仮想ディレクトリに設定されていないことをチェックします。 Windows Server Update Services ロールがインストールされないことをチェックします。 |
IMAP ポート |
ユーザーのアーカイブに IMAP を使ってアクセスする場合は、Enterprise Vault サーバーの適切なポートを開く必要があることを警告します。 |
インデックス処理必要条件 |
Enterprise Vault のインストールパスが ASCII 以外の文字を含まないことをチェックします。 Net.TCP ポート共有サービス、World Wide Web Publishing サービス、Web サーバー (IIS) CGI 機能が有効になっていることをチェックします。 Enterprise Vault 14.2 以降では、各インデックスサーバーでの通信に使用するために 9200 ~ 9300 の範囲の任意のポートを 2 つ開いたままにするよう警告されます。 Veritas NetBackup または Veritas Backup Exec が検出される場合、インストールされるバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。 |
Internet Explorer |
Internet Explorer のインストール済みバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。 |
言語の設定 | |
ライセンスチェック | |
Lotus Domino サーバーのバージョン | |
Lotus Notes | |
MMC のバージョン | |
MSDB の権限 |
Vault サービスアカウントに Enterprise Vault データベースをホストするすべての SQL Server インスタンスでシステム管理者の役割が割り当てられていない場合は警告が表示され、msdb システムデータベースでは Vault サービスアカウントに追加の権限が必要です。 |
MSMQ 設定 |
Microsoft Message Queuing (MSMQ) が Active Directory との統合なしでインストールされていて、すべてのストレージディレクトリがシステムドライブ以外の場所に存在することをチェックします。 |
MSMQ 権限 |
Vault サービスアカウントが、Enterprise Vault が使うキューを作成するための十分な権限を持っていることをチェックします。 |
メモリ |
物理メモリと仮想メモリの総容量と利用可能な容量を報告します。システムでページファイルを管理していない場合や物理メモリのサイズより小さい場合は警告します。 |
Microsoft Cluster Server (MSCS) |
Windows Server フェールオーバークラスタリングのインストール済みバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。(Windows Server フェールオーバークラスタリングは Microsoft Cluster Server または MSCS と呼ばれていたものです。) |
Microsoft Update | |
OCR 変換 |
Windows の機能である Windows TIFF IFilter をインストールしていることを確認します。この機能は、OCR(光学式文字認識)に変換する場合に必要です。 |
オペレーティングシステム |
Enterprise Vault が、オペレーティングシステムとそれに関連するサービスパックのインストール済みバージョンをサポートしているかどうかをチェックします。 テストはコンピュータにデスクトップ環境機能 をインストールしたこともチェックします。この機能は Enterprise Vault 管理コンソールの最適なパフォーマンスが必要になります。 |
Outlook のプロファイル | |
Outlook のバージョン | |
PowerShell | |
プロセッサ | |
レジストリチェック: AttachmentMax | |
レジストリチェック: DisableLoopbackCheck | |
レジストリチェック: DisableStrictNameChecking | |
レジストリチェック: RecipientMax | |
SQL の照合順序 | |
SQL データベースの互換性 |
すべての Enterprise Vault データベースがサポートされている互換性モードで動作しているかどうかを報告します。 |
SQL Server の接続性 |
SQL Server が、TCP/IP と名前付きパイププロトコルを経由したネットワーク接続をサポートしていることをチェックします。 |
SQL Server 権限 | |
SQL Server Reporting Services | |
SQL Server のバージョン |
インストールされている SQL Server のバージョンを報告し、Compliance Accelerator と Discovery Accelerator に必要な最小バージョンより前のバージョンである場合は警告します。 |
SharePoint |
対象システムに SharePoint がインストールされることをチェックします。 SharePoint 2013 以降をインストールしている場合は、C2WTS (Claim to Windows Token Service) を設定して実行していることを確認します。 対象サーバー上で、DCOM ポート 135 が受信接続に対するファイアウォールでオープンであることをチェックします。 |
TEMP フォルダのセキュリティ | |
VCS 認証クライアントバイナリ |
VCS クラスタファイルサーバーで高可用性の FSA サービスを設定するときに Enterprise Vault サーバーで必要となる認証クライアントバイナリの有無をチェックします。 |
VERITAS Cluster Server のバージョン |
Veritas Cluster Server (VCS) のインストール済みバージョンが Enterprise Vault と互換性があることをチェックします。 |
VMware サーバー |
サーバーが仮想サーバーであるか、物理サーバーであるかを調べ、VMware 仮想環境に Enterprise Vault を配備する際のベストプラクティスへのリンクを提供します。 |
Vault サービスアカウント |
Vault サービスアカウントが Local Administrators グループのメンバーであることをチェックします。 |