Enterprise Vault™ Compliance Accelerator レビューアガイド
- Compliance Accelerator の概要
- Veritas Surveillance の概要
- レポートの作成と表示
- 拡張レポート
- OData Web サービスを介したレポートへのアクセス
レポート用の Power BI テンプレートの設定
Compliance Accelerator には、Reporting API エンドポイントを使用してインタラクティブなレポートを表示する事前定義済みの Power BI テンプレートが用意されています。Power BI テンプレートは、分析目的で Power BI 内で作成された事前定義済みの再利用可能なレポートデザインまたは設計図です。これらのテンプレートは、一貫性があり視覚的に魅力的なレポートとダッシュボードを作成するための出発点として機能します。
Power BI レポート内のすべての制御要素は対話型であるため、クリックすることでレポートのフィルタ処理、ハイライト、ドリルダウンが可能です。レポートの任意の要素をクリックすると、他のすべてのグラフ、タイルなどが動的に更新され、クリックした要素に関連するデータが表示されます。クリック可能な要素には、次のようなさまざまなコンポーネントが含まれますが、これらに限定されません。
フィルタ (部門一覧など)
チェックボックス
タイル
グラフ上のデータバーまたはカラム
グラフ上のデータラベル
グラフ上の軸ラベル
前提条件
Compliance Accelerator で Power BI テンプレートの使用を開始する前に、コンピュータに Microsoft Power BI Desktop アプリケーションがインストールされていることを確認します。
Power BI テンプレートを設定するには
- Compliance Accelerator コンソールの左側のナビゲーションペインで、[設定]、[レポートエンドポイント]タブの順に選択します。
- PowerBI テンプレートをクリックして、PowerBI テンプレートを含む PowerBITemplates.zip ファイルをダウンロードします。
- TEMPLATE - Item Metrics.pbit ファイルを開き、次の詳細を指定します。
エンドポイントベース URL
REST API エンドポイントの URL を入力します。例: https://<Reporting endpoint Base URL>
キャプチャ開始日
CaptureDate は、アイテムに対して CaptureDate として記録される、Compliance Accelerator でアイテムがキャプチャされた、または取り込まれた日付です。
このフィルタでは開始日を指定し、フィルタはその開始日以上の CaptureDate を持つアイテムの数を返します。
日付形式: yyyy-mm-dd
データ型: CaptureDateStart を表す JSON 整数配列「id」(識別子フィールド)。
キャプチャ終了日
このフィルタでは終了日を指定し、フィルタはその日付以下の CaptureDate を持つアイテムの数を返します。
日付形式: yyyy-mm-dd
データ型: CaptureDateEnd を表す JSON 整数配列「id」(識別子フィールド)。
- [ロード]をクリックします。
アプリケーションは、各レポートに対して Reporting API に問い合わせを行う際に、適切なクレデンシャルの入力を求めるメッセージを何度か表示します。
- Reporting API にアクセスするための適切な認証メカニズムを選択します。
メモ:
これらの認証クレデンシャルは、将来使用するために Power BI によってキャッシュされ、[ファイル]、[オプションと設定]、[データソース設定]の順にクリックすることで管理できます。
- Power BI デスクトップが指定したフィルタ値を使用してクエリーを生成し、指定した Compliance Accelerator サーバーから OData レポートをフェッチするまで待機します。サーバーから取得されるデータの量によっては、この手順に時間がかかることがあります。
処理が正常に完了すると、取得したデータのレポートがアプリケーションに表示されます。