NetBackup™ for Cassandra 管理者ガイド
Cassandra のリストアの構成
リストア操作では、データステージングサーバーの Cassandra クラスタでバックアップイメージをステージングする必要があります。その後、Cassandra 実稼働クラスタにリストアします。そのため、ターゲット Cassandra クラスタとともに DSS クラスタを構成します。
メモ:
リストア先が元の Cassandra クラスタであり、NetBackup ですでに構成されている場合は、次の手順をスキップしてください。
データをリストアするための代替 Cassandra クラスタを構成するには、次の手順を実行します。
Cassandra クラスタの Tpconfig:
tpconfig コマンド ./tpconfig -add -application_type cassandra -application_server <application cluster name> -application_server_user_id <cassandra user id> -password <cassandra user password> -host_user_id <host user id> -host_password <host password> -host_RSA_key <host RSA key を使用して、ターゲットクラスタのクレデンシャルを指定します。
tpconfig コマンドを使用して、ターゲット DSS クラスタのクレデンシャルを指定します。
メモ:
このコマンドは、DSS クラスタ名を指定する点を除き、上記のコマンドと同じです。
ターゲットクラスタの Cassandraconfig:
ターゲット Cassandra クラスタがバックアップソースと異なる場合は、プライマリサーバーの
cassandra.conf
ファイルに Cassandra 構成の詳細を追加します。例:
bprestore -S emidas105.vxindia.veritas.com -C Test_Cluster72 -D emidas105.vxindia.veritas.com -s 03/09/2021 17:17 -e 03/09/2021 17:17 -t 44 -L / input/cassandra_progress.log -f /input/cassandra_filelist_cluster -R /input/cassandra_rename_cluster -cassandra_restore
Cassandra シンクライアントは、Cassandra 実稼働ノードの
/tmp
に一時ファイルを作成します。リストア操作では、次に応じた数の子ジョブが作成されます。
リストア操作で指定されたバックアップホストの数
バックアップホストあたりのストリーム数
DSS ノードの数
メモ:
ジョブの数 = 最小 ((バックアップホストの数 x バックアップホストあたりのストリーム数), DSS ノードの数)
メモ:
システムキースペース、およびそれに対応するカラムファミリーのバックアップとリストアはサポートされません。Cassandra には、マテリアライズドビューなど、リストア操作の実行中にリストアされないユーザー定義データ形式が存在します。