NetBackup™ for Cassandra 管理者ガイド
プライマリサーバーでの cassandra.conf ファイルの設定
Cassandra クラスタを保護するには、Cassandra クラスタの構成の詳細を含むプライマリサーバーに構成ファイルを作成する必要があります。次のパスで作成します。
UNIX の場合:
/usr/openv/var/global/Windows の場合:
install_path\NetBackup\var\global\
メモ:
ファイル名 cassandra.conf はすべて小文字にする必要があります。このファイルは JSON ファイルで、いつでも手動で編集し、同じ場所に保存できます。NetBackup でこのファイルを読み取るときに JSON のフォーマットエラーが発生するのを避けるため、オンラインフォーマッタを使用して JSON 形式を確認してください。
このファイルには、複数の Cassandra クラスタのエントリを含めることができます。このファイルには、バックアップされているかどうか、または代替リストアの実行のために使用されているかどうかにかかわらず、すべての Cassandra クラスタが一覧表示されている必要があります。
cassandra.conf ファイルのサンプル:
{
"productionCluster": {
"multi_72": {
"nodes": [
"10.221.104.71",
"10.221.104.72",
"10.221.104.73",
"10.221.104.74",
"10.221.104.77"
],
"prodClusternodekeyHashes": {
"10.221.104.71": "7b69ed1bbe095b2c5fcd34c26806793f8740ebcb24e0c7
bbd9a9bbae9e848923",
"10.221.104.72": "a41dfc6a7b33f5fa02d7226e871a900666cd65beeca148
a77d0aabe9ed33e7ff",
"10.221.104.73": "1a41c78e68effd51e6eaf8cde265421cb81475bf836593
8be146a271f444ce35",
"10.221.104.74": "ebec0750d15ea1f0dfca993e8425d0106ef5aa0bf6e30d
5bfa6a3aad84313bbd",
"10.221.104.77": "ba8f8b33a46bc88780288d87b5cb32116773a3929c2f4c
f33bd324e9516c5fdb"
},
"dataCenterName": "datacenter1",
"nodeDownThresholdPercentage": 25,
"dssClusterName": "dss_multi_72"
},
"multi_82": {
"nodes": [
"10.221.104.171",
"10.221.104.172"
],
"prodClusternodekeyHashes": {
"10.221.104.171": "8a69ed1bbe095b2c5fcd34c26806793f8740ebcb24e0c
7bbd9a9bbae9e848964",
"10.221.104.172": "b21dfc6a7b33f5fa02d7226e871a900666cd65beeca14
8a77d0aabe9ed33e7ab"
},
"dataCenterName": "datacenterwest",
"nodeDownThresholdPercentage": 20,
"dssClusterName": "dss_multi_82"
}
},
"dssCluster": {
"dss_multi_72": {
"dssClusterInfo": {
"cbrNode": "10.221.104.75",
"nodes": [
"10.221.104.75",
"10.221.104.76"
],
"dssClusternodekeyHashes": {
"10.221.104.75": "14d0288c869d7021a2c855124c4ee5367e3cb6ede8ffc4d
74a883ff655ba0c57",
"10.221.104.76": "ebd134c712ba8c2f8a75ba3c2ce1baf80bbbe199ed50476
e2c36f8e84adce294"
}
},
"settings": {
"jobCleanupTimeoutSec": 3600,
"dssMinRam": "90909",
"dssMinStoragePerBkupNode": "10485",
"concurrentCompactions": "8",
"sstableloaderMemsize": "4096M",
"concurrentTransfers": "2",
"scriptHome": "/tmp/.backups",
"workingDir": "/home",
"dssDist": "/tmp/cbrpack",
"cph": "1",
"optThreshold": "32",
"securityMode": "userProvided",
"verbose": "5",
"maxLogSize": "1",
"maxStreamsPerBackupHost": "10"
}
},
"dss_multi_82": {
"dssClusterInfo": {
"cbrNode": "10.221.104.175",
"nodes": [
"10.221.104.175",
"10.221.104.176"
],
"dssClusternodekeyHashes": {
"10.221.104.175": "28d0288c869d7021a2c855124c4ee5367e3cb6ede8ffc4
d74a883ff655ba0c21",
"10.221.104.176": "a8d134c712ba8c2f8a75ba3c2ce1baf80bbbe199ed5047
6e2c36f8e84adce214"
}
},
"settings": {
"jobCleanupTimeoutSec": 28800,
"dssMinRam": "90909",
"dssMinStoragePerBkupNode": "10485",
"concurrentCompactions": "8",
"sstableloaderMemsize": "4096M",
"concurrentTransfers": "2",
"scriptHome": "/tmp/.backups",
"workingDir": "/home",
"dssDist": "/tmp/cbrpack",
"cph": "1",
"optThreshold": "32",
"securityMode": "userProvided",
"verbose": "5",
"maxLogSize": "1",
"maxStreamsPerBackupHost": "10"
}
}
}
}CBR ノードの RSA キーを入力します。RSA キーを取得するには、データステージングサーバーで使用するホストクレデンシャルを使用して CBR ノードにログインし、cat /etc/ssh/ssh_host_rsa_key.pub |awk '{print $2}' |base64 -d |sha256sum |awk '{print $1}' コマンドを実行します。
表:
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キー |
説明 |
|---|---|
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このキーの 1 つ以上の Cassandra をサブキーとして一覧表示します。 |
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Cassandra クラスタ内のすべてのノードを一覧表示します。このキーの値は常に IPv4 アドレスでなければならず、カンマ区切りのリストとして一覧表示できます。 |
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公開 SHA 256 RSA キーを使用して、ノードキー内のすべてのノードを一覧表示します。 RSA キーは、データステージングサーバーまたは実稼働ノードで使用するホストクレデンシャルを使用してノードにログオンし、コマンド cat /etc/ssh/ssh_host_rsa_key.pub |awk '{print $2}' |base64 -d |sha256sum |awk '{print $1}' を実行することで取得できます。 |
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実稼働クラスタのバックアップに使用する dss クラスタの名前を一覧表示します。 |
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DSS クラスタの詳細を指定します。 |
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DSS クラスタのコーディネータノードとして使用される CBR ノードの IPv4 アドレスを指定します。 |
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公開 RSA キーを使用して、dssClusterInfo にあるノードキーのすべてのノードを一覧表示します。 |
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DSS クラスタの名前を一覧表示します。 |
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その DSS クラスタで使用される DSS クラスタのすべての設定が含まれています。 |
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データステージングサーバーでのデータ最適化における、RAM の最小要件を設定します。 |
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データステージングサーバーのデータ最適化における、ストレージの最小要件を設定します。 |
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同時に実行できる圧縮の最大数を設定します。 |
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Cassandra sstableloader のヒープメモリサイズを設定します。 |
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稼働環境からデータステージングサーバーへの並列データ転送に使用される同時転送の値。デフォルト値は 8 です。 |
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Cassandra ノードでの CBR パッケージのインストールに使用されるディレクトリのパス。 メモ: パスは Prod クラスタと DSS ノードの両方に存在し、ノードについて NetBackup で構成されているホストユーザーアカウントへのフルアクセス権があることが必要です。 |
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Cassandra のデータ処理に使用されるディレクトリのパス。このパスには、スキーマファイル、バイナリファイル、DB ファイルが含まれます。 |
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このパスは、データステージングサーバーのシンクライアント配布ディレクトリとして使用されます。 メモ: パスはすべての DSS ノードに存在し、DSS ノードについて NetBackup で構成されているホストユーザーアカウントへのフルアクセス権があることが必要です。 |
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データステージングサーバークラスタからのバックアップホストごとの接続数。デフォルト値は 8 です。 |
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同時に最適化されるカラムファミリーの最大数を示す、最適化しきい値。最適化しきい値は、4 から 32 の範囲の値です。 |
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ユーザーは userProvided としてキー値を指定する必要があります。これにより、問題のあるノードへの接続時に RSA キーが確実に検証されます。 |
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CBR ログのログレベルを設定します。verbose の範囲は、1 から 5 までの値のみです。 |
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ログファイルの最大サイズの値を設定します。 |
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バックアップホストあたりの最大ストリーム数を設定します。ジョブのストリームの合計数は、DSS ノードの数またはバックアップホストの数と同じにすることをお勧めします。 |
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バックアップに使用するデータセンターの名前。NetBackup は、このデータセンターのノードからのみバックアップします。バックアップとリストアのパフォーマンスを向上するため、NetBackup のメディアまたはバックアップホストと地理的に同じ場所にあるデータセンターの名前を指定します。このフィールドを空にすると、NetBackup は、クラスタ内のすべてのデータセンターのデータを地理的位置に関係なくバックアップします。そのため、地理に基づいたデータセンターがクラスタにある場合は、NetBackup のメディアまたはバックアップホストと同じ場所にあるデータセンターを指定して、バックアップとリストアが効率的に行われるようにしてください。 |
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Cassandra クラスタのノードのうち、何割までのノードに停止を許可するかを指定します。この割合を超える数のノードが停止すると、NetBackup はバックアップに失敗します。これによりユーザーは、ノードが停止していても NetBackup がクラスタのバックアップを続行できるノード数の割合を定義できます。 |
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このパラメータは、このクラスタで次のバックアップを続行するためのタイムアウト値 (秒単位) です。このタイムアウト値には、このクラスタのバックアップに通常かかる時間を指定します。ジョブが失敗し、NetBackup がクリーンアップを実行できなかった場合は、このタイムアウト値を使用して、同じクラスタに対して後続のジョブが実行されたときにクリーンアップが強制されます。このタイムアウト値が経過した場合、後続のジョブは残りのメタデータをクリーンアップします。そうでない場合、このジョブはクリーンアップを実行しません。 |