NetBackup™ Web UI Microsoft SQL Server 管理者ガイド
NetBackup ドメインをまたぐ SQL Server 可用性グループの保護
可用性グループが複数の NetBackup ドメインにわたる場合、自動イメージレプリケーション (A.I.R.) を使用して別の NetBackup ドメインにバックアップイメージをレプリケートできます。次の構成要件があります。
NetBackup のソースドメインとターゲットドメインで次のストレージを構成します。
OpenStorage の場合は、各ドメインに同じ種類のディスク装置。ディスク装置の種類は、NetBackup 自動イメージレプリケーション (A.I.R) に対応している必要があります。
NetBackup Deduplication の場合は、各ドメインに、メディアサーバー重複排除プールとして NetBackup が使用できるストレージ。
バックアップが行われるドメインをソースドメインとして構成します。その後、バックアップをリストアするドメインをターゲットドメインとして構成します。
ドメインをまたぐ SQL Server 可用性グループを保護するために保護計画を作成するための方法
- 左側で[保護 (Protection)]、[保護計画 (Protection plans)]、[追加 (Add)]の順にクリックします。
- [基本プロパティ (Basic properties)]で、[名前 (Name)]と[説明 (Description)]を入力します。
- [作業負荷 (Workload)]リストから、[Microsoft SQL Server]を選択します。
- [スケジュールと保持 (Schedules and retention)]で、[追加 (Add)]をクリックします。
完全、差分、またはトランザクションログのバックアップを設定できます。
[属性 (Attributes)]タブで、次のようにします。
[バックアップ形式 (Backup type)]、バックアップを実行する頻度、このスケジュールのバックアップを保持する期間を選択します。
[このバックアップをレプリケートする (Replicate this backup)]を選択します。
バックアップストレージは、対象の A.I.R. 環境でソースになっている必要があります。[レプリケーションターゲット (Replication target)]は、手順 5 で構成します。
レプリケーションについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』の、NetBackup 自動イメージレプリケーションについての説明を参照してください。
[開始時間帯 (Start Window)]タブで、次の操作を行います。
画面で利用可能なオプションを使用して、このスケジュールの開始時間帯を定義します。必要に応じて、このスケジュールに複数のスケジュール時間帯を追加できます。
[バックアップスケジュールのプレビュー (Backup schedule preview)]を確認して、すべてのスケジュールが正しく設定されていることを確認します。
- [ストレージオプション (Storage options)]で、手順 5 で設定したスケジュールごとにストレージ形式を設定します。
保護計画では、NetBackup 8.1.2 以降のメディアサーバーがアクセスできるストレージのみを使用できます。
ストレージオプション
要件
説明
バックアップストレージ (Backup storage)
このオプションには、OpenStorage が必要です。テープ、ストレージユニットグループ、および Replication Director はサポートされません。
[編集 (Edit)]をクリックして、ストレージターゲットを選択します。ストレージターゲットを選択したら、[選択したストレージの使用 (Use selected storage)]をクリックします。
レプリケーションターゲット (Replication target)
バックアップストレージは、対象の A.I.R. 環境でソースになっている必要があります。
[編集 (Edit)]をクリックして、レプリケーションターゲットマスターサーバーを選択します。マスターサーバーを選択し、次にストレージライフサイクルポリシーを選択します。[選択したレプリケーションターゲットを使用 (Use selected replication target)]をクリックして、ストレージオプション画面に戻ります。
- [バックアップオプション (Backup options)]で必要なオプションを選択します。
[可用性データベースのバックアッププリファレンス (Availability database backup preference)]の一覧から、次のいずれかを選択します。
プライマリレプリカを保護する (Protect primary replica)
優先レプリカを保護する (Protect preferred replica)
パフォーマンスチューニングおよび設定のオプションを参照してください。
(省略可能) 調整パラメータにその他の変更を加えます。
- [アクセス権 (Permissions)]で、この保護計画へのアクセス権を持つ役割を確認します。
- [確認 (Review)]で保護計画の詳細が正しいことを確認し、[完了 (Finish)]をクリックします。