NetBackup™ for MongoDB 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
  1. NetBackup を使用した MongoDB の保護の概要
    1.  
      NetBackup を使用したシャード、レプリカセット、スタンドアロン MongoDB クラスタの保護について
    2.  
      NetBackup を使用した MongoDB データの保護
    3.  
      NetBackup for MongoDB の用語
    4.  
      制限事項
    5.  
      MongoDB を保護するための前提条件とベストプラクティス
  2. MongoDB Plug-in for NetBackup の前提条件の検証
    1.  
      オペレーティングシステムとプラットフォームの互換性
    2.  
      MongoDB プラグイン構成の前提条件
  3. NetBackup for MongoDB の構成
    1.  
      MongoDB 構成ツールについて
    2.  
      mongodb.conf ファイルを手動で作成するための前提条件
    3. mongodb.conf ファイルを使用する MongoDB のためのバックアップオプションの設定
      1.  
        NetBackup プライマリサーバーの許可リストに構成ファイルのパスを含める
    4.  
      MongoDB ノードの RSA 鍵の取得
    5. NetBackup での MongoDB クレデンシャルの追加
      1.  
        クレデンシャル設定ファイルについて
      2.  
        MongoDB クレデンシャルを NetBackup に追加するには
      3.  
        データを保護するための MongoDB 役割について
    6.  
      ホストユーザーの要件
    7. バックアップホストの管理
      1.  
        NetBackup プライマリサーバーの許可リストに NetBackup クライアントを含める
  4. NetBackup を使用した MongoDB のバックアップ
    1. MongoDB データのバックアップについて
      1.  
        MongoDB クラスタのバックアップ
    2.  
      MongoDB クラスタをバックアップするための前提条件
    3. MongoDB プラグイン用の NetBackup ポリシーの構成
      1.  
        Web UI を使用した、MongoDB クラスタ用 BigData バックアップポリシーの作成
  5. NetBackup を使用した MongoDB データのリストアまたはリカバリ
    1.  
      MongoDB データのリストアについて
    2.  
      MongoDB のリストアおよびリカバリの前提条件
    3.  
      同じクラスタへの MongoDB データのリストア
    4.  
      代替クラスタへの MongoDB データのリストア
    5.  
      高可用性の設定にある MongoDB データの代替クライアントへのリストア
    6.  
      リカバリプロセス後の手動の手順
  6. トラブルシューティング
    1.  
      NetBackup for MongoDB のデバッグログについて
    2.  
      NetBackup を使用した MongoDB の保護に関する既知の制限事項
  7. 付録 A. 追加情報
    1.  
      MongoDB のクレデンシャルを追加および更新するための MongoDB 構成ユーティリティのサンプルワークフロー

NetBackup を使用した MongoDB データの保護

NetBackup の並列ストリームフレームワーク (PSF) を使用した場合、NetBackup を使用して MongoDB データを保護できるようになりました。

次の図は、NetBackup によって MongoDB データを保護する方法の概要を示しています。

用語の定義も確認してください。NetBackup for MongoDB の用語を参照してください。

図: アーキテクチャの概要

アーキテクチャの概要

図では次の内容を説明しています。

  • データは並列ストリームでバックアップされ、バックアップ時にデータノードはデータブロックを同時に複数のバックアップホストに対してストリームします。ジョブの処理速度が、複数のバックアップホストと並列ストリームによって向上します。

  • MongoDB クラスタと NetBackup 間の通信は、MongoDB の NetBackup プラグインを使用して有効になります。

  • NetBackup 通信の場合、BigData ポリシーを構成し、関連するバックアップホストを追加する必要があります。

  • NetBackup のメディアサーバー、クライアント、またはプライマリサーバーをバックアップホストとして構成できます。また、レプリカセットまたはシャードの数によっては、バックアップホストを追加または削除できます。バックアップホストをさらに追加することで使用環境の規模を簡単に拡大できます。

  • 設定サーバー、セカンダリノード、バックアップホスト間の通信は、SSH を介して行われます。

  • NetBackup 並列ストリームフレームワークにより、シンクライアントベースのエージェントレスのバックアップが可能で、バックアップとリストア操作はバックアップホストで実行します。NetBackup シンクライアントバイナリは、バックアップおよびリカバリ操作中に、MongoDB クラスタノードに自動的にプッシュされます。このシンクライアントは、バックアップおよびリカバリ操作が完了した後に自動的に削除されます。クラスタノード上にエージェント管理は必要ありません。また、NetBackup は MongoDB クラスタのアップグレードやメンテナンスの影響を受けません。

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