NetBackup™ for PostgreSQL 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.1)

NetBackup for PostgreSQL について

NetBackup for PostgreSQL エージェント は、NetBackup の機能を拡張したもので、PostgreSQL データベースのバックアップとリストアを行います。このエージェントは、PostgreSQL バージョン 9 以降をサポートします。

このエージェントは、さらに以下もサポートします。

  • バックアップの検証。

  • バックアップとリストアの問い合わせ。

  • カタログファイルからのバックアップ情報の削除

  • リストアのリダイレクト。

NetBackup for PostgreSQL は NetBackup クライアントで使用できます

メモ:

すべての NetBackup ホストが、バックアップ操作およびリストア操作が正常に行われた NetBackup のバージョンと同じであることを確認します。

NetBackup for PostgreSQL のワークフロー

エージェントは、PostgreSQL データベースと通信してスナップショットを作成します。Windows 用のボリュームシャドウコピーサービス (VSS)、または Linux 用の LVM (Logical Volume Manager) は、PostgreSQL データベースのスナップショットを作成します。

エージェントはその後、NetBackup XBSA インターフェースを介して、サーバー名、ポリシー、およびスケジュール形式情報を更新します。NetBackup プライマリサーバーは、NetBackup クライアントに接続して、保護対象のデータをバックアップまたは取得します。

エージェントは、スナップショットをマウントし、ファイルをコピーし、NetBackup XBSA インターフェースにそれを送信します。NetBackup XBSA インターフェースは、NetBackup メディアサーバーが管理する、マウントされたメディアまたはディスクストレージにこのデータを書き込みます。

表: NetBackup for PostgreSQL の構成ファイル に構成ファイルを示します。これらのファイルには、各操作について指定する必要があるパラメータが含まれています。

表: NetBackup for PostgreSQL の構成ファイル

コンポーネント

説明

nbpgsql.conf ファイル

nbpgsql.conf ファイルには、nbpgsql 操作を実行する前に指定する必要があるパラメータが含まれています。

recovery.conf ファイル

recovery.conf ファイルには、アーカイブリカバリを実行するために、PostgreSQL に設定する必要があるパラメータが含まれています。実行する必要のある後続のリカバリに対しては、パラメータを再度設定する必要があります。

詳しくは、リストアのリカバリを参照してください。

postgresql.conf ファイル

postgresql.conf ファイルには、Write-Ahead ログをアーカイブするために設定する必要があるパラメータが含まれています。

詳しくは、PostgreSQL のバックアップについてを参照してください。

pgpass.conf ファイル

pgpass.conf ファイルには、Windows 用データベースに接続するためのパスワードが含まれています。

詳しくは、PostgreSQL 環境パスワードの認証 を参照してください。

.pgpass ファイル

.pgpass ファイルには、Linux オペレーティングシステム用の PostgreSQL データベースに接続するためのパスワードが含まれています。

詳しくは、PostgreSQL 環境パスワードの認証 を参照してください。

メモ:

パラメータは、操作を実行する前に nbpgsql.conf ファイル内で設定するか、nbpgsql コマンドラインで指定できます。優先されるのはコマンドラインのパラメータです。