NetBackup™ for PostgreSQL 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.1)

PostgreSQL のバックアップについて

バックアップ用の nbpgsql -o backup コマンドは、-S-P-s の必須パラメータを使用して、バックアップ操作を開始します。パラメータ -l および -z は、Linux オペレーティングシステムの必須パラメータです。

バックアップのパラメータを設定した後、エージェントはパラメータを読み取り、指定したパラメータに基づいてバックアップを開始します。エージェントは、保護対象のデータを WAL ファイルに書き込みます。

これらの WAL ファイルはその後、アーカイブディレクトリ (任意の場所に作成可能) にアーカイブされます。

アーカイブまたは WAL ディレクトリを作成する場合は、データディレクトリ以外の場所に作成することをお勧めします。

バックアップを実行する前に、postgresql.conf ファイルでパラメータを設定し、WAL のアーカイブを有効にしてください。

詳しくは、postgresql.conf 構成ファイルを参照してください。を参照してください。

エージェントは、次のファイルを保護します。

  • すべてのデータベーステーブルに関連付けられているスキーマファイル。

  • データベーステーブルに関連付けられているファイル。

  • データおよびインデックスファイル。

メモ:

PostgreSQL エージェントと NetBackup が、正常に行われたバックアップ操作およびリストア操作のバージョンと同じであることを確認します。

図: NetBackup for PostgreSQL のバックアップのワークフロー

NetBackup for PostgreSQL のバックアップのワークフロー
NetBackup for PostgreSQL のワークフロー

バックアップの実行時、NetBackup クライアント (nbpostgresql) は PostgreSQL データベースに接続し、すべてのテーブルに対してフラッシュおよび読み取り専用ロックを実行します。次に NetBackup クライアントは、関連付けられている PostgreSQL データベースファイルをマウントされたディレクトリから読み取り、バックアップを開始します。

LVM または VSS はスナップショットを作成し、スナップショットをマウントします。関連付けられたファイル (インスタンス全体) は、ファイルにアーカイブされます。NetBackup クライアントは、アーカイブ済みファイルを XBSA データオブジェクトにコピーし、NetBackup XBSA インターフェースに送信します。

NetBackup XBSA インターフェースは、NetBackup メディアサーバーが管理する、マウントされたメディアまたはディスクストレージにこのデータを書き込みます。

コマンドプロンプトには、バックアップの正常な完了状態が表示されます。アクティビティモニターには、バックアップジョブの状態も表示されます。