NetBackup™ リリースノート

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.2)
  1. NetBackup 10.2 について
    1.  
      NetBackup 10.2 のリリースについて
    2.  
      NetBackup の最新情報について
    3.  
      NetBackup サードパーティの法的通知について
  2. 新機能、拡張機能および変更
    1.  
      NetBackup の新しい拡張と変更について
    2. NetBackup 10.2 の新機能、変更点、拡張機能
      1.  
        Veritas 用語の変更点
      2.  
        NetBackup Web UI の改善点
      3.  
        新しい EEB 管理ビュー
      4.  
        Veritas Alta Recovery Vault Azure および Azure Government の構成
      5.  
        NetBackup 10.2 の RESTful API
      6.  
        NetBackup 10.2 のサポートの追加および変更点
      7.  
        BMR (Bare Metal Restore) オペレーティングシステムのサポートの追加
      8.  
        古い認証モデルのサポート終了
      9.  
        正確なライセンスのサポート
      10.  
        将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
      11.  
        NetBackup 10.2 の新しい NetBackup Scale-Out Relational Database
      12.  
        NetBackup 10.2 にアップグレードするための前提条件
      13.  
        Linux 環境では、root ユーザーが NetBackup デーモンを起動するときに新しい root 以外のデータベースユーザーが必要
      14.  
        ポート 13787 の新しい接続プール
      15.  
        NetBackup 10.2 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
      16.  
        保存されたクレデンシャルを使用した (ユーザー名またはパスワードへのアクセス不要) VMware ゲスト VM バックアップからの単一ファイルリカバリに対する Web UI のサポート
      17.  
        デフォルトの VMware 管理者の役割に追加されたクレデンシャル権限
      18.  
        複数のユニバーサル共有での Oracle Copilot のサポート
      19.  
        Snapshot Manager での Azure リカバリポイントの使用
      20.  
        スナップショットバックアップからの単一ファイルリストア
      21.  
        弾力性に優れたメディアサーバーが提供するレプリカの自動スケーリング
      22.  
        マニュアルの変更
  3. 操作上の注意事項
    1.  
      NetBackup 10.2 の操作上の注意事項について
    2. NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
      1.  
        Windows で NetBackup 10.2 のアップグレードが失敗した場合に以前のログフォルダ構造に戻す
      2.  
        インストールガイドとアップグレードガイドに記載された NetBackup のネイティブインストールとアップグレードの情報が正しくない
      3.  
        ネイティブインストールの要件
      4.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      5.  
        HP-UX Itanium vPars SRP のコンテナのサポートについて
    3. NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
      1.  
        データベースコマンドの変更点
      2.  
        PIT リストア後[ホスト ID が存在しません (The host ID does not exist)]というエラーが表示される
      3.  
        DR の後、Veritas Alta Recovery Vault ボリュームを使用したジョブが失敗することがある
      4.  
        Linux NetBackup サーバー上の複数の postgres プロセス
      5.  
        一部の作業負荷環境におけるアップグレード前のジョブデータベースのサイズの削減
    4. NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
      1.  
        [カタログ (Catalog)]領域で列を追加または削除する際に NetBackup Web UI で遅延が発生する
      2.  
        資産に対する RBAC 権限が制限されている作業負荷管理者がジョブの処理を利用できない
      3.  
        NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
      4.  
        Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
    5. NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
      1.  
        PIT リストア後[ホスト ID が存在しません (The host ID does not exist)]というエラーが表示される
      2.  
        Linux クライアントでの BMR リストア後に NetBackup サービスが自動的に起動しないことがある
      3.  
        BMR の直接 P2V VM 変換タスクが状態コード 7 で失敗する
    6. NetBackup Snapshot Manager (以前の NetBackup CloudPoint)
      1.  
        NAS データ保護ポリシーのスナップショットからのバックアップジョブがエラー 927 で失敗する
    7. NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
      1.  
        ファイルパスの親ディレクトリが NDMP 増分イメージに存在しないことがある
    8. NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
      1.  
        CentOS リポジトリミラー URL の更新
      2.  
        haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
      3.  
        増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
      4.  
        NetBackup VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup プライマリサーバーがトークンを再発行しない
      5.  
        スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
      6.  
        NBCA を使用して NetBackup プライマリサーバーに接続できない
      7.  
        リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
      8.  
        リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
      9.  
        新しい NetBackup VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
      10.  
        NetBackup クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
      11.  
        ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
      12.  
        再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
      13.  
        CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
      14.  
        NetBackup Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
      15.  
        多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
      16.  
        SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
    9. NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
      1.  
        データベースおよびアプリケーションエージェントでのローカライズ環境のサポート
      2.  
        特定の NetBackup ユーザー定義の文字列には非 US ASCII 文字を含めないようにする
  4. 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
    1.  
      Veritas Services and Operations Readiness Tools について
  5. 付録 B. NetBackup のインストール要件
    1.  
      NetBackup のインストール要件について
    2.  
      NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
    3.  
      NetBackup 10.2 のバイナリサイズ
  6. 付録 C. NetBackup の互換性の要件
    1.  
      NetBackup のバージョン間の互換性について
    2.  
      NetBackup の互換性リストと情報について
    3.  
      NetBackup の End-of-Life のお知らせについて
  7. 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
    1.  
      NetBackup の関連マニュアルについて

NetBackup のインストール要件について

今回の NetBackup のリリースには、インストールに必要な最小システム要件と手順への変更が含まれている可能性があります。これらの変更は、Windows と UNIX の両方のプラットフォームの最小システム要件に影響します。『NetBackupリリースノート』のインストール指示に関する多くの情報は、利便性を考慮して提供されています。インストール指示について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』および『NetBackup アップグレードガイド』に記載されています。

NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項を参照してください。

  • NetBackup サーバーソフトウェアをアップグレードする前に、NetBackup カタログをバックアップして、カタログバックアップが正常に終了したことを確認する必要があります。

  • NetBackup 10.2 にアップグレードする前に、NetBackup リレーショナルデータベースの 2 倍のサイズの空きディスク領域があることを確認します。 つまり、プライマリサーバーのデフォルトインストールに対して、/usr/openv/db/data (UNIX) または <install_path>\Veritas\NetBackupDB\data (Windows) のディレクトリを含むファイルシステムにそれだけの空き領域が必要です。これらのいずれかのディレクトリの一部のファイルの場所を変更する場合は、その場所にファイルのサイズ以上の空き領域が必要です。代替の場所への NBDB データベースファイルの格納について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。

    メモ:

    この空きディスク領域の要件は、アップグレードを始める前に、カタログバックアップを正常に終了するためのベストプラクティスを実行していることを前提としています。

  • プライマリサーバーとメディアサーバーでは、NetBackup を正常に実行するために、プロセス単位のファイル記述子の最小ソフト制限を 8000 にする必要があります。

    ファイル記述子の数が不十分な場合の影響の詳細については、Veritas のサポート Web サイトの次の記事を参照してください。

    http://www.veritas.com/docs/000013512

  • NetBackup のプライマリサーバーとメディアサーバーは、起動時および 24 時間ごとにサーバーのバージョン情報を交換します。この交換は自動的に行われます。アップグレード後の起動時に、アップグレードされたメディアサーバーは vmd サービスを使って自身のバージョン情報をサーバーリストに示されているすべてのサーバーにプッシュします。

  • Veritas は、メディアサーバーのアップグレードの実行中は、プライマリサーバーのサービスを起動して利用可能な状態にしておくことをお勧めします。

  • すべての圧縮ファイルは gzip を使用して圧縮されています。これらのファイルのインストールには gunzip と gzip が必要なので、NetBackup をインストールする前にコンピュータにこれらがインストールされていることを確認します。HP-UX を除くすべての UNIX プラットフォームでは、バイナリは /bin または /usr/bin に存在し、このディレクトリが root ユーザーの PATH 変数に含まれていると想定されています。HP-UX システムでは、gzip コマンドおよび gunzip コマンドは /usr/contrib/bin に存在すると想定されています。インストールスクリプトを実行すると、PATH 変数にこのディレクトリが追加されます。UNIX でインストールを正常に実行するには、これらのコマンドが存在する必要があります。