NetBackup™ Add-in for Microsoft SCVMM Console ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
  1. 概要およびメモ
    1.  
      システムセンターの仮想マシンマネージャのための NetBackup のアドインについて (SCVMM)
    2.  
      SCVMM 用 NetBackup アドインに関する注意事項
  2. NetBackup Add-in for SCVMM のインストール
    1.  
      SCVMM 用 NetBackup アドインの必要条件
    2.  
      NetBackup Add-in for SCVMM のインストール
    3.  
    4.  
    5.  
      外部証明書を使用するためのアドインの構成
    6.  
      NetBackup CA が署名した証明書を使用するためのアドインの再構成
    7.  
      SCVMM 用 NetBackup アドインのアンインストール
    8. NetBackup リカバリウィザードの設定
      1.  
        SCVMM 用 NetBackup アドインのための認証トークンの作成
      2.  
      3.  
        認証トークンのホスト名または IP アドレスの追加または追加したホスト名または IP アドレスの削除
      4.  
        認証トークンの取り消し
      5.  
        認証トークンの更新
      6.  
        すべての現在の認証トークンのリスト
  3. 仮想マシンのリカバリ
    1.  
      リカバリウィザードを使った Hyper-V 仮想マシンのリストアに関する注意事項
    2.  
      リカバリウィザードへのアクセス
    3.  
      リカバリジョブの状態を調べる
  4. トラブルシューティング
    1.  
      SCVMM 対応 NetBackup アドインのログについて
    2.  
      SCVMM 対応 NetBackup アドインのログメッセージの表示
    3.  
      SCVMM 対応 NetBackup アドインのログレベルの変更
    4.  
      SCVMM の NetBackup アドインのリカバリウィザードによるリカバリ前検査で VM に関する古い情報が返される
    5.  
      NetBackup アドインリカバリウィザードの[次へ (Next)]ボタンが、必要な入力が入力されなくても有効になる
    6.  
      NetBackup アドインリカバリウィザードで、VM を上書きするよう求められず、リカバリが失敗する
    7.  
      NetBackup Add-in for SCVMM におけるプライマリサーバーの通信エラーのトラブルシューティング

SCVMM の NetBackup アドインのリカバリウィザードによるリカバリ前検査で VM に関する古い情報が返される

リカバリウィザードの[設定の確認 (Review Settings)]画面の[リカバリ (Recover)]をクリックすると、選択内容とリカバリ対象を検証するためのリカバリ前検査がウィザードで実行されます。ただし、SCVMM ではなく、Hyper-V マネージャを介して最近 VM に変更が加えられた場合は、リカバリ前検査で、その VM に関する古い情報が提供される場合があります。個別の Hyper-V ホストまたはクラスタで Hyper-V マネージャを通して適用された変更が SCVMM に反映されるまで、最大で 24 時間かかる場合があります。この遅延は、Microsoft SCVMM の更新サイクルが原因で、NetBackup アドインはこれを制御しません。

たとえば、VM が Hyper-V マネージャを通して最近削除された場合は、この削除が SCVMM にまだ反映されていない可能性があります。この場合は、アドインのリカバリ前検査で、VM がまだ残っている状態がレポートされます。次のメッセージが表示されます。

A virtual machine with the same identity exists on <host> and the overwrite option was not selected. Please review restore options and select overwrite to continue.

VM をリカバリするには、ウィザードの[リストアオプション (Restore Options)]画面に戻り、[既存の仮想マシンの上書き (Overwrite existing virtual machine)]を選択してリカバリを再実行します。

メモ:

Microsoft 社は、SCVMM 環境では、VM 設定の変更を (個別のホストまたはクラスタの Hyper-V マネージャからではなく) SCVMM を通して行うことを推奨しています。SCVMM コンソールから行われた変更は、SCVMM ですぐに反映されます。この方法では、アドインのリカバリ前検査に VM の現在の状態が反映されます。