Enterprise Vault™ NSF 移行
- このマニュアルについて
- PST 移行の概要
- PST ファイルの所有権
- PST 移行: スクリプト
- PST 移行: ウィザードの使用
- PST 移行検索および移行
- PST 移行: クライアント主導型移行
メッセージサンプリングの結果
メッセージのサンプリングをどのように設定したかに応じて、次の結果のいずれかを取得できます。
表: メッセージサンプリングの結果はメッセージサンプリングに関する Enterprise Vault の動作を詳しく説明しています。
表: メッセージサンプリングの結果
メッセージサンプリング | 発生する処理 | PST 移行ステータス |
---|---|---|
メッセージのサンプリングにより正常に所有者を識別。 | Enterprise Vault が電子メールアドレスまたは表示名を利用可能な Exchange メールボックスのユーザーと照合してそのユーザーのアーカイブを PST ファイルに割り当てると、アイテムをそのアーカイブに移行できます。 | PST ファイルの状態は[移行しない]に変わります。 関連付けられたメッセージの割合が移行状態の変更に設定した基準と一致する場合は、PST ファイルの状態は[コピー準備完了]に変わります。 |
メッセージのサンプリングで所有者候補が識別されたが、関連付けられたメッセージの数が設定済みの所有権の基準を満たさない。 | - | PST ファイルは[未準備]の状態のままになります。 デフォルトのアーカイブを指定して、所有者が特定されていない PST ファイルを格納すると、PST ファイルはデフォルトのアーカイブに割り当てられ状態が[移行しない]に変わります。 PST ファイルが[未準備]状態の場合は手動で正しいアーカイブを割り当て、状態を変更できます。 |
メッセージのサンプリングが複数の所有者候補を識別する。 たとえば PST ファイルに、関連付けられたメッセージをそれぞれ 50% 含む所有者が 2 人存在したり、関連付けられたメッセージをそれぞれ 33.3% 含む所有者が 3 人存在したりします。 | Enterprise Vault はこの情報を PST ファイルのプロパティページの「詳細情報」セクションに表示します。 | PST ファイルは[未準備]の状態のままになります。 デフォルトのアーカイブを指定して、所有者が特定されていない PST ファイルを格納すると、PST ファイルはデフォルトのアーカイブに割り当てられ状態が[移行しない]に変わります。 PST ファイルが[未準備]状態の場合は手動で正しいアーカイブを割り当て、状態を変更できます。 |
メッセージのサンプリングが所有者を識別したが、関連付けられたアーカイブが見つからない。 これは、PST ファイルがネットワーク外にあるか、またはユーザーのメールボックスのアーカイブが有効ではない場合に起きることがあります。 | Enterprise Vault はこの情報を PST ファイルのプロパティページの「詳細情報」セクションに表示します。 | PST ファイルは[未準備]の状態のままになります。 デフォルトのアーカイブを指定して、所有者が特定されていない PST ファイルを格納すると、PST ファイルはデフォルトのアーカイブに割り当てられ状態が[移行しない]に変わります。 PST ファイルが[未準備]状態の場合は手動で正しいアーカイブを割り当て、状態を変更できます。 |