Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
- NetBackup appliance セキュリティガイドについて
- ユーザー認証
- ユーザー権限の確認
- 侵入防止、侵入検知システム
- ログファイル
- オペレーティングシステムのセキュリティ
- データセキュリティ
- Web セキュリティ
- ネットワークセキュリティ
- コールホームセキュリティ
- IPMI セキュリティ
- STIG コンプライアンス
- 付録 A. セキュリティのリリース内容
SSL 証明書について
SSL (Secure Socket Layer) プロトコルは、アプライアンスの Web サーバーと LDAP サーバーまたはその他のローカルサーバー間の接続を暗号化します。この接続の種類では、盗聴、データ改ざん、メッセージの偽造という問題を発生させることなく情報を安全に転送できます。NetBackup Appliance Web Consoleで SSL を有効にするには、ユーザーを特定し、アプライアンスの Web サーバーにインストールする SSL 証明書が必要です。
アプライアンスは、クライアントとホストの検証に自己署名証明書を使用します。SSL 証明書キーの生成に使用するキーアルゴリズムは SHA-256 with RSA です。SSLv2 や Diffie-Hellman などの強度が低い暗号はすべて無効になります。
メモ:
アプライアンスは自己署名証明書を使用するように設計されているので、[信頼できない SSL 証明書 (SSL Certificate Cannot Be Trusted)]や[SSL 自己署名証明書 (SSL Self-Signed Certificate)]などの脆弱性レポートは無視できます。
アプライアンスの LDAP PAM モジュールと LDAP サーバーとの間でセキュリティ保護された接続を確立するために、LDAP PAM 認証モジュールに SSL 証明書を設定することもできます。
Web サービスサポート用にサードパーティの証明書を手動で追加して実装できます。 アプライアンスはセキュリティ証明書のリポジトリとして JKS (Java KeyStore) を使用します。SSL 暗号化対応の証明書を使用します。
作成したサードパーティの証明書を実装するには、ベリタステクニカルサポートに連絡して次の文書を照会する担当者を知らせてください。
記事 000103435 (アプライアンスソフトウェアバージョン 2.6.1.2 以前)
記事 000108157 (アプライアンスソフトウェアバージョン 2.7.1 以降)