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Cluster Server 8.0 Agent for Oracle インストールおよび設定ガイド - Solaris
Last Published:
2022-01-26
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: Solaris
- Cluster Server agent for Oracle の導入
- Cluster Server agent for Oracle について
- Oracle ASM のエージェントについて
- Oracle の VCS エージェントのサポート対象ソフトウェア
- エージェントが Oracle の高可用性を保証するしくみ
- Oracle 用 Cluster Server エージェントの機能について
- Oracle エージェント関数
- Oracle エージェントの起動オプションと停止オプション
- PDB の起動オプションと停止オプション
- コンテナデータベース(CDB)の起動モードに基づくプラグ可能なデータベース(PDB)の推奨起動モード
- 従来のデータベースおよびコンテナデータベース内の Oracle エージェントに対する監視オプション
- プラグ可能なデータベースの監視
- 詳細監視での Oracle エラーコードの操作
- Cluster Server agent for Oracle の Info エントリポイント
- Cluster Server agent for Oracle の Action エントリポイント
- Oracle エージェントによる診断監視のサポートのしくみ
- Netlsnr エージェント関数
- ASMInst エージェントの機能
- ASMDG エージェントの機能
- Oracle エージェント関数
- VCS clusterにおける標準的な Oracle 設定
- VCS clusterでの Oracle 設定について
- Oracle のインストールと設定
- VCS 環境での Oracle のインストール
- VCS 環境に Oracle をインストールする前に
- Oracle のインストールのための VCS の必要条件について
- VCS のための Oracle インストールタスクについて
- VCS 環境での ASM バイナリのインストール
- クラスタの最初のノードでの Oracle ASM の設定
- 残りのノードでの ASM の構成と起動
- クラスタの最初のノードへの Oracle バイナリのインストール
- Oracle データベースの設定
- $ORACLE_BASE/admin/SID ディレクトリのコピー
- Oracle ASM の初期化パラメータファイルのコピー
- Oracle データベースへのアクセスの確認
- Oracle 用エージェントのインストールと削除
- Oracle 用 VCS サービスグループの設定
- Oracle 用 VCS サービスグループの管理
- プラグ可能データベース (PDB) の移行
- Cluster Server agent for Oracle のトラブルシューティング
- 付録 A. リソースタイプの定義
- 付録 B. 設定例
- Oracle enterprise agent の設定例について
- Oracle 単一インスタンスの設定例
- 複数の Oracle インスタンス(単一リスナー)の設定例
- 複数のインスタンス(複数リスナー)の設定例
- 共有サーバーサポートの Oracle の設定例
- Solaris ゾーンの Oracle インスタンスの設定例
- 単一 Oracle インスタンスにおける、ローカルディスク上のゾーンルート
- 単一 Oracle インスタンスにおける、共有ディスク上のゾーンルート
- 複数 Oracle インスタンスにおける、ローカルディスク上のゾーンルート
- 複数 Oracle インスタンスにおける、共有ディスク上のゾーンルート
- 共有サーバーサポートの Oracle インスタンスにおける、ローカルディスク上のゾーンルート
- 共有サーバーサポートの Oracle インスタンスにおける、共有ディスク上のゾーンルート
- プロジェクト環境の Oracle インスタンス
- ローカルディスクまたは共有ディスク上のゾーンルートの VCS 設定ファイルの例
- Oracle ASM の設定例
- main.cf の Oracle プラグ可能なデータベース(PDB)リソースの設定例
- main.cf の移行可能な Oracle プラグ可能データベース (PDB) リソースの設定例
- systemD でサポートされる Oracle の設定例
- systemD でサポートされる ASMInst の設定例
- 付録 C. ベストプラクティス
- 付録 D. Oracle の VCS cluster での SPFILE の使用
- 付録 E. 単一インスタンスのデータベース環境での OHASD
VCS clusterでの SPFILE の使用
Oracle9i より前のバージョンの Oracle では、テキストファイルの initSID.ora を初期化ファイルとして使い、データベースインスタンスを起動していました。データベースのセッション中にインスタンスパラメータに対して適用された変更はファイルに保存されませんでした。初期化ファイルには手動でその変更を加えなければなりませんでした。
Cluster Server agent for Oracle の使用時には、PFILE を指定してデータベースインスタンスを起動できます。PFILE を指定しない場合、データベースインスタンスはデフォルトの SPFILE を使って起動されます。
エージェント属性 Pfile は、PFILE の場所を指定します。SPFILE を使う設定の場合は、PFILE から作成される SPFILE の場所を PFILE 内のパラメータに指定する必要があります。
メモ:
SPFILE のセッションパラメータに対する変更をインスタンスのフェールオーバー間で統一する場合は、SPFILE を共有ストレージ上に保存することを推奨します。
PFILE から SPFILE を作成するには
- SPFILE は、PFILE から作成する必要があります。SPFILE の作成には、sysdba または sysoper システム権限が必要です。
次のコマンドを使って SPFILE を作成できます。
CREATE SPFILE [= spfile_name] FROM PFILE [= pfile_name ];
SPFILE の絶対パスを指定しない場合は、このコマンドによって SPFILE がデフォルトの場所(Solaris では $ORACLE_HOME/dbs)に作成されます。
PFILE で SPFILE の場所を指定するには
- PFILE で SPFILE の場所を指定するには、PFILE を作成し、PFILE 内に次のエントリを指定します。
SPFILE = spfile_location
変数 spfile_location は、SPFILE の絶対パスです。次に例を示します。
SPFILE = /database/startup/spfileora1.ora
この場合、データベースを起動するには次のコマンドを使います。
startup pfile=location_of_pfile