Veritas NetBackup™ Appliance iSCSI ガイド

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ポータルアドレスを使用したターゲットの検出

このセクションでは、ターゲットのポータルアドレスを使用した iSCSI ターゲットの検出手順について説明します。ターゲットのポータルアドレスは、ターゲットに関連付けられたホスト名または IPv4 アドレスです。

ターゲットののポータルアドレスの形式は、<IPv4 Address/hostname>:[<port>] です。

例: 192.116.116.50 または abc:3260(3260 はデフォルトポート)。

ターゲットに接続するには最初にターゲットを検出する必要があります。

ターゲットのポータルアドレスを使用してターゲットを検出するには

  1. 管理者として Secure Shell(SSH)セッションを開きアプライアンスにログオンします。
  2. Main_Menu >[設定 (Settings)]>[iSCSI]メニューに移動します。
  3. Target Discover Portal コマンドを入力します。
  4. パラメータとして設定したターゲットのポータルアドレスと iSCSI インターフェース名を入力します。なお、次の点に注意してください。
    • ターゲットのポータルアドレスには <IPv4 address/hostname>[:port] の形式を使用する必要があります。ホスト名には短いホスト名または完全修飾ドメイン名を使用できます。

      例: 192.116.116.50 または abc:3260

    • iSCSI インターフェース名には、数字(0 ~ 9)、文字(A ~ Z、a ~ z)、コロン(:)、ハイフン(-)、下線(_)、ピリオド(.)のみを使用できます。最初の文字は数字(0 ~ 9)、文字(A ~ Z、a ~ z)、または下線(_)に限られます。

  5. Target Discover Portal <Portal Address> <Interface Name> コマンドを実行します。ユーザー名とパスワードを入力するように求められます。ターゲットに認証が必要な場合は yes を入力します。指定されたポータルアドレスとインターフェース上で利用可能なターゲットが検出され、次のように表示されます。
    Does your target require a username and password? (yes,no)[no]:no
    
    Showing the discovered targets...
    
    +-----+------------------------|---------------------|----------------+
    | No. |     Target IQN         |Target Portal Address|   Interfaces   |
    +-----+------------------------|---------------------|----------------|
    |  1  |iqn.1996-03.veritas:abc | 10.121.98.22:3260   | iscsi1, iscsi2 |
    +-----+------------------------|---------------------|----------------|
    |  2  |iqn.1996-03.veritas:xyz | 10.121.98.23:3260   | iscsi1, iscsi2 |
    +-----+------------------------|---------------------|----------------+
    |  3  |iqn.1996-03.veritas:host| 10.121.98.24:3260   | iscsi1, iscsi2 |
    ------|------------------------|---------------------|----------------|

    メモ:

    ターゲットへの接続後に iSCSI > Target Discover Portal または iSCSI > Target Discover iSNS コマンドを再実行する場合は、ターゲットのクレデンシャルなどの既存の設定が上書きされます。ターゲットに認証が必要な場合は、既存のセッションが再接続されたときターゲットのクレデンシャルを再入力する必要があります。アプライアンスを再起動する場合、アプライアンスの IQN を変更する場合、または iSCSI プロセスを再起動する場合は、既存のセッションを再接続する必要があります。