Veritas NetBackup™ OpsCenter パフォーマンスおよびチューニングガイド
- 概要
- OpsCenter 構成について
- OpsCenter パフォーマンスおよびチューニングについて
- パフォーマンス向上のための OpsCenter のチューニングについて
- 別のコンピュータへの OpsCenter サーバーの移動
- OpsCenter のベストプラクティス
データベースの断片化解消の前により多くのメモリを割り当てることについて
データベースの断片化解消処理では正常な動作のためにより多くのメモリが必要になることがあります。 このセクションでは、データベースの断片化解消の前に -ch オプションを使ってデータベースキャッシュにより多くのメモリを割り当てる手順を提供します。
メモ:
このセクションで公開されている情報は、ベリタスのラボで、専門知識があるユーザーにより制御された環境で実行されたテストに基づいています。これらはガイドラインとしてのみ使うことができ、100% 正確なベンチマークとして使うべきではありません。
メモ:
データベースの断片化解消処理には利用可能なディスク容量が現在のデータベースサイズの 2 倍であることが必要です。
より多くのメモリをデータベースキャッシュに割り当てる方法
- 既存の OpsCenter データベースをバックアップします。
- データベースキャッシュにより多くのメモリを割り当てるようにメモリ設定を修正します。
次の表に示すのは OpsCenter データベースサイズが 48 GB である場合のシナリオ例です。この表では、断片化解消中にパフォーマンスの問題がないように、データベースの断片化解消の前に新しい設定に修正する必要がある元のメモリ設定をリストします。
シナリオ例: OpsCenter データベースサイズ = 48 GB
元のメモリ設定
(データベースキャッシュにより多くのメモリを割り当てるように)修正したメモリ設定
OpsCenter データベースプロセスに割り当てられたメモリ = 24 GB
OpsCenter データベースプロセスに割り当てられたメモリ = 39 GB
OpsCenter GUI プロセスに割り当てられたメモリ = 4 GB
OpsCenter GUI プロセスに割り当てられたメモリ = 1 GB
OpsCenter サーバープロセスに割り当てられたメモリ = 12 GB
OpsCenter サーバープロセスに割り当てられたメモリ = 1 GB
オペレーティングシステムに割り当てられたメモリ = 8 GB
オペレーティングシステムに割り当てられたメモリ = 8 GB
- OpsCenter サービスを再起動します。
- OpsCenter データベースの断片化を解消します。
OpsCenter データベースのデフラグを参照してください。
- 元のメモリ設定に復帰します。