1. 支持
  2. 知识库
  3. 100040473

VCS の「チートシート」: さまざまな Veritas Cluster Server (VCS) コマンドのクイックリファレンス

文章: 100040473
上次发布时间: 2017-10-25
评级: 2 0
产品: InfoScale & Storage Foundation

LLT および GAB

VCS では LLT と GAB の 2 つのコンポーネントを使用して、プライベートネットワークを通じてシステム間のデータ共有を行います。
これらのコンポーネントにより、VCS が必要とするパフォーマンスと信頼性が得られます。

LLT LLT (Low Latency Transport) により、カーネル間の高速通信が実現し、ネットワーク接続が監視されます。システム管理者は、クラスタ内のシステムとそれらの間のプライベートネットワークリンクを記述する設定ファイル (llttab) を作成して、LLT を設定します。LLT はネットワークスタックのレイヤー 2 で実行されます。
GAB GAB (Group membership and Atomic Broadcast) は、システム間の同期状態を維持するために必要なグローバルメッセージの順序を示し、VCS ハートビートユーティリティなどで必要とされるディスク通信を監視します。システム管理者は、設定ファイル (gabtab) を作成して GAB ドライバを設定します。

 

LLT および GAB ファイル

/etc/llthosts

このファイルは、システムごとに 1 つのエントリを含むデータベースであり、LLT システム ID とホスト名をリンクします。このファイルは、クラスタ内の各サーバーで共通です。

/etc/llttab

このファイルには、インストール中に生成され、lltconfig ユーティリティによって使用される情報が含まれています。

/etc/gabtab

このファイルには、GAB ドライバの設定に必要な情報が含まれています。このファイルは gabconfig ユーティリティによって使用されます。

/etc/VRTSvcs/conf/config/main.cf

このファイルは VCS 設定ファイルです。クラスタとそのシステムを定義する情報が含まれています。

 

gabdiskconf

-i   ディスク領域を初期化
-s   ブロックを開始
-S   署名
gabdiskhb (ハートビートディスク)

-a   gab ディスクのハートビートリソースを追加
-s   ブロックを開始
-p   ポート
-S   署名
gabconfig

-c   ドライバを使用するための設定を行う
-n   クラスタ内のシステム数

 

LLT および GAB コマンド

LLT に対してリンクがアクティブであることを確認 lltstat -n
lltstat コマンドの詳細出力 lltstat -nvv | more
LLT 用のポートを開く lltstat -p
LLT 設定指示句の値を表示 lltstat -c
設定されている各 LLT リンクに関する情報をリスト lltstat -l
クラスタ内のすべての MAC アドレスをリスト lltconfig -a list
LLT の実行を停止 lltconfig -U
LLT を起動 lltconfig -c
GAB が動作していることを確認

gabconfig -a

注意: ポート a は GAB が通信していることを示し、ポート h は VCS が起動していることを示します。
GAB の実行を停止 gabconfig -U
GAB を開始 gabconfig -c -n <number of nodes>
gabtab ファイル内のシード値を上書き gabconfig -c -x

 

GAB ポートのメンバーシップ

メンバーシップをリスト

gabconfig -a
ポート f を登録解除 /opt/VRTS/bin/fsclustadm cfsdeinit
ポート機能 a   gab ドライバ
b   I/O フェンシング (データの整合性を保証するために設計)
d   ODM (Oracle Disk Manager)
f   CFS (Cluster File System)
h   VCS (VERITAS Cluster Server: 高可用性デーモン)
o   VCSMM ドライバ (Oracle および VCS インターフェースで必要なカーネルモジュール)
q   QuickLog デーモン
v   CVM (Cluster Volume Manager)
w   vxconfigd (cvm 用モジュール)

 

クラスタデーモン

高可用性デーモン had
コンパニオンデーモン hashadow
リソースエージェントデーモン <resource>Agent
Web コンソールクラスタ管理デーモン CmdServer

 

クラスタログファイル

ログディレクトリ /var/VRTSvcs/log
プライマリログファイル (エンジンログファイル) /var/VRTSvcs/log/engine_A.log

 

クラスタの開始および停止

「-stale」はローカル設定を失効した設定として処理するようにエンジンに指示します。
「-force」は失効した設定を有効な設定として処理するようにエンジンに指示します。

 hastart [-stale|-force]

特定のサーバーの設定ファイルを使用して、クラスタを失効状態から実行モードにします。

 hasys -force <server_name>

ローカルサーバー上のクラスタを停止します。 

注意: クラスタ化されたリソースがオフラインになります。
 		 hastop -local

ローカルサーバー上のクラスタを停止し、アプリケーションをクラスタ内の別のノードに退避 (フェールオーバー) させます。
 		 hastop -local -evacuate

すべてのノード上のクラスタを停止しますが、クラスタ化されたリソースはオンラインのままにします。

 hastop -all -force

 

クラスタの状態

クラスタの概略を表示 hastatus -summary
クラスタを継続的に監視 hastatus
クラスタが動作していることを確認 hasys -display

 

クラスタの詳細

クラスタに関する情報 haclus -display
特定のクラスタ属性の値 haclus -value <attribute>
クラスタ属性を変更 haclus -modify <attribute name> <new>
LinkMonitoring を有効化 haclus -enable LinkMonitoring
LinkMonitoring を無効化 haclus -disable LinkMonitoring

 

ユーザー

ユーザーを追加 hauser -add <username>
ユーザーを変更 hauser -update <username>
ユーザーを削除 hauser -delete <username>
すべてのユーザーを表示 hauser -display

 

システム操作

クラスタにシステムを追加 hasys -add <sys>
クラスタからシステムを削除 hasys -delete <sys>
システム属性を変更 hasys -modify <sys> <modify options>
システム状態を一覧表示 hasys -state
システムを強制的に起動 hasys -force
システム属性を表示 hasys -display [-sys]
クラスタ内のすべてのシステムを一覧表示 hasys -list
システムのロード属性を変更 hasys -load <system> <value>
システムの nodeid (/etc/llthosts) の値を表示 hasys -nodeid
システムをフリーズ (システムのオフライン化およびグループのオンライン化なし)

hasys -freeze [-persistent][-evacuate]

注意: main.cf は書き込みモードである必要があります。
システムのフリーズを解除 (グループとリソースを再有効化してオンラインに戻す)

hasys -unfreeze [-persistent]

注意: main.cf は書き込みモードである必要があります。

 

動的な設定 

VCS 設定を変更するには、読み取り/書き込みモードにする必要があります。読み取り/書き込みモードの場合は
設定が失効し、$VCS_CONF/conf/config に .stale ファイルが作成されます。設定が読み取り専用モードに戻ると、
.stale ファイルが削除されます。

設定を読み取り/書き込みモードに変更 haconf -makerw
設定を読み取り専用モードに変更 haconf -dump -makero
クラスタの実行モードを確認

haclus -display |grep -i 'readonly'

0 = 書き込みモード
1 = 読み取り専用モード
設定ファイルを確認

hacf -verify /etc/VRTS/conf/config

注意: main.cf と types.cf がある任意のディレクトリを指定できます。
main.cf ファイルをクラスタコマンドに変換 hacf -cftocmd /etc/VRTS/conf/config -dest /tmp
コマンドファイルを main.cf ファイルに変換

hacf -cmdtocf /tmp -dest /etc/VRTS/conf/config

 

サービスグループ

サービスグループを追加 haconf -makerw
  hagrp -add groupw
  hagrp -modify groupw SystemList sun1 1 sun2 2
  hagrp -autoenable groupw -sys sun1
haconf -dump -makero
サービスグループを削除 haconf -makerw
  hagrp -delete groupw
haconf -dump -makero
サービスグループを変更

haconf -makerw
  hagrp -modify groupw SystemList sun1 1 sun2 2 sun3 3
haconf -dump -makero

注意: 属性を一覧表示するには「hagrp -display <group>」を使用します。
サービスグループを一覧表示 hagrp -list
グループの依存関係を一覧表示 hagrp -dep <group>
グループのパラメータを一覧表示 hagrp -display <group>
サービスグループのリソースを表示 hagrp -resources <group>
サービスグループの現在の状態を表示 hagrp -state <group>
特定のグループ内で障害が発生した非永続的リソースをクリア hagrp -clear <group> [-sys] <host> <sys>
クラスタ内のシステムリストを変更

# ホストを削除
hagrp -modify grp_zlnrssd SystemList -delete <hostname>

# 新しいホストを追加 (位置を必ず指定する)
hagrp -modify grp_zlnrssd SystemList -add <hostname> 1

# AutoStart リストを更新
hagrp -modify grp_zlnrssd AutoStartList <host> <host>

 

サービスグループの操作

サービスグループを開始してリソースをオンラインにする hagrp -online <group> -sys <sys>
サービスグループを停止してリソースをオフラインにする hagrp -offline <group> -sys <sys>
サービスグループのシステムを切り替える hagrp -switch <group> to <sys>
グループ内のすべてのリソースを有効化する hagrp -enableresources <group>
グループ内のすべてのリソースを無効化する hagrp -disableresources <group>
サービスグループをフリーズ (オンライン化とオフライン化を無効化)

hagrp -freeze <group> [-persistent]

注意: 「hagrp -display <group> | grep TFrozen」を実行して確認します。
サービスグループのフリーズを解除 (オンライン化とオフライン化を有効化)

hagrp -unfreeze <group> [-persistent]

注意: 「hagrp -display <group> | grep TFrozen」を実行して確認します。
サービスグループを有効化する。有効化されたグループのみオンライン化が可能

haconf -makerw
  hagrp -enable <group> [-sys]
haconf -dump -makero

「hagrp -display | grep Enabled」を実行して確認します。
サービスグループを無効化する。オンライン化を停止

haconf -makerw
  hagrp -disable <group> [-sys]
haconf -dump -makero

「hagrp -display | grep Enabled」を実行して確認します。
サービスグループをフラッシュして修正処理を有効化 hagrp -flush <group> -sys <system>

 

リソース

リソースを追加 haconf -makerw
  hares -add appDG DiskGroup groupw
  hares -modify appDG Enabled 1
  hares -modify appDG DiskGroup appdg
  hares -modify appDG StartVolumes 0
haconf -dump -makero
リソースを削除 haconf -makerw
  hares -delete <resource>
haconf -dump -makero
リソースを変更

haconf -makerw
  hares -modify appDG Enabled 1
haconf -dump -makero

注意: 「hares -display <resource>」でパラメータを一覧表示
リソース属性をグローバルに変更 hares -global <resource> <attribute> <value>
リソース属性をローカルに変更 hares -local <resource> <attribute> <value>
リソースのパラメータを一覧表示 hares -display <resource>
リソースを一覧表示 hares -list  
リソースの依存関係を一覧表示 hares -dep

 

リソースの操作

リソースをオンライン化 hares -online <resource> [-sys]
リソースをオフライン化 hares -offline <resource> [-sys]
リソースの状態を表示 (オフライン、オンラインなど) hares -state
リソースのパラメータを表示 hares -display <resource>
リソースをオフライン化してコマンドを子に伝播 hares -offprop <resource> -sys <sys>
リソースエージェントがリソースを直ちに監視するようにする hares -probe <resource> -sys <sys>
リソースをクリア (オンライン化を自動的に開始) hares -clear <resource> [-sys]

 

リソースタイプ

リソースタイプを追加 hatype -add <type>
リソースタイプを削除 hatype -delete <type>
すべてのリソースタイプを一覧表示 hatype -list
リソースタイプを表示 hatype -display <type>
特定のリソースタイプを一覧表示 hatype -resources <type>
特定のリソースタイプの属性を変更 hatype -value <type> <attr>

 

リソースエージェント

エージェントを追加 pkgadd -d . <agent package>
エージェントを削除 pkgrm <agent package>
エージェントを変更 n/a
すべての ha エージェントを一覧表示 haagent -list  
エージェントのランタイム情報を表示 (開始/実行されているか) haagent -display <agent_name>  
エージェントの障害を表示 haagent -display |grep Faults

 

リソースエージェントの操作

エージェントを起動 haagent -start <agent_name>[-sys]
エージェントを停止 haagent -stop <agent_name>[-sys]

 

 

 

此内容是否有用？

Article Languages