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NetBackup™ for DB2 管理者ガイド

Last Published: 2023-04-28

Product(s): NetBackup (10.2)

NetBackup for DB2 の構成変数

NetBackup 自動スケジューラが、NetBackup for DB2 のバックアップまたはリストアのスクリプトを実行するとき、次の表に示す環境変数が作成されます。スクリプト内で DB2_FULL、DB2_INCR、または DB2_CINC 変数を使用して、バックアップ形式を指定できます。

メモ:

次の表に示す環境変数を使用するのは、NetBackup のバックアップおよびリストアのスクリプトだけです。これらの環境変数は、DB2 のバックアップコマンドおよびリストアコマンドでは認識されません。次に例を示します。バックアップコマンドとリストアコマンドでは、DB2_POLICY 変数は処理されません。その代わり、スクリプトは POLICY 名を使用します。このポリシーは、$DB2_INSTANCE_HOME/db2.conf ファイル (UNIX) または install_path\NetBackup\dbext\db2\db2.conf ファイル (Windows) に定義されています。

表: DB2 環境変数では DB2 環境変数について説明します。

表: DB2 環境変数

環境変数	目的
DB2_POLICY	自動バックアップを開始するための NetBackup for DB2 ポリシー名。このポリシー名は、db2.conf ファイルに存在するポリシーと同じ名前である必要はありません。この変数は、サーバーから NetBackup スケジューラで自動的に開始するか、または管理インターフェースで手動で開始するバックアップの場合にだけ設定されます。
DB2_SERVER	NetBackup サーバーの名前。
DB2_CLIENT	DB2 クライアントの名前。
DB2_SCHED	NetBackup スケジュールの名前。この変数は、サーバーから NetBackup スケジューラで自動的に開始するか、または管理インターフェースで手動で開始するバックアップの場合にだけ有効になります。
DB2_SCHEDULED	スケジュールバックアップ形式 (自動バックアップ) の場合、1 を設定します。
DB2_USER_INITIATED	ユーザーバックアップ形式 (アプリケーションバックアップのバックアップ) の場合、1 を設定します。
DB2_FULL	自動完全バックアップの場合、1 に設定されます。
DB2_INCR	自動差分増分バックアップの場合、1 に設定されます。
DB2_CINC	自動累積増分バックアップの場合、1 に設定されます。
DB2_CATALOG_HOST	バックアップイメージのカタログ作成で付けられるカタログ名。
DB2_PARENT_JOBID	現在のバックアップジョブの親ジョブ ID。メモ: DB2_PARENT_JOBID パラメータは、スクリプト内のすべての DB2 バックアップコマンドに対して OPTIONS として指定する必要があります。 Windows の場合、コマンドは次のように使用されます。 BACKUP DATABASE %db2_name% %db2_action% LOAD %db2_nblib% %db2_sessions% OPTIONS "DB2_PARENT_JOBID = %DB2_PARENT_JOBID%" UNIX/Linux の場合、コマンドは次のように使用されます。 db2 BACKUP DATABASE $MY_DB2 $MY_SCHED LOAD $MY_LIB OPEN 4 SESSIONS OPTIONS "DB2_PARENT_JOBID=$DB2_PARENT_JOBID" BUFFER 1024 構文について詳しくは、クライアントにインストールされている DB2 バックアップスクリプトのサンプルを参照してください。

詳細情報

db2.conf ファイルのキーワード

NetBackup for DB2 のバックアップ形式

NetBackup for DB2 クライアント用のマスターサーバーの指定

アーカイブログのバックアップを行うためのポリシーの構成

アーカイブログをアーカイブするためのポリシーの構成