Enterprise Vault 用プライマリストレージとしての Google Cloud Storage (S3) の使用

Last Published:
Product(s): Enterprise Vault (15.1)

SDK を有効にして診断ログを表示するための DTrace ユーティリティの使用

Enterprise Vault Google Cloud Storage (S3) プライマリパーティションでアーカイブデータを格納または取得するときに問題が発生した場合は、DTrace ユーティリティを実行して問題の原因を特定できます。

SDK により提供されるログレベルをパーティションに追加することもできます。これは、トラブルシューティングの追加サポートとして DTrace ユーティリティに組み込まれています。トラブルシューティングの目的で SDK ログを有効にする方法について詳しくは、「Google Cloud Storage (S3) プライマリパーティションの設定を参照してください。を参照してください。

DTrace ユーティリティを使用すると、複数のサービスの同時監視、ファイルへのトレースの書き込み、特定の語句のフィルタ処理、フィルタに基づくトレースのトリガを実行できます。

次の表に、DTrace で診断ログを取得する場合のプロセスを示します。

メモ:

Enterprise Vault は、すべてのケースで監視レベルを[詳細]に設定することをお勧めします。

表:

監視するプロセス

実行する処理

StorageArchive.exe

Google Cloud Storage (S3) に書き込まれたアーカイブファイルの診断ログを取得します。

StorageOnlineOpns.exe

Google Cloud Storage (S3) にある取得およびリストアされたファイルの診断ログを取得します。

StorageFileWatch.exe

Google Cloud Storage (S3) パーティションのレプリケーション設定に基づいてアイテムが安全であるかどうかを把握するための診断ログを取得します。

StorageManagement.exe

Enterprise Vault がパーティションが正しく設定されているかどうかを調べ、設定を検証するときに、ログに記録される情報を表示します。ボルトストアパーティションの[プロパティ]ページの[詳細]ページおよびボルトストアパーティションの作成ウィザードで[テスト]ボタンをクリックすると、Enterprise Vault はこの情報をログに記録します。

メモ:

DTrace について詳しくは、『Enterprise Vault™ ユーティリティ』ガイドを参照してください。