Enterprise Vault 用プライマリストレージとしての Google Cloud Storage (S3) の使用
新しい Google Cloud Storage (S3) プライマリパーティションの追加
プライマリパーティションに Google Cloud Storage (S3) を設定する前に、次の手順を完了します。
Google Cloud Storage のアクセスキー ID とシークレットアクセスキーを準備します。
プライマリパーティションで設定する Google Cloud Storage バケットが Google Cloud Storage 上に作成されていることを確認します。バケットの名前を書き留めてください。
管理コンソールの左ペインの[ボルトストアグループ]コンテナを展開し、既存のボルトストアグループを表示します。
パーティションを作成するボルトストアを含むボルトストアグループを展開します。
パーティションを作成するボルトストアを展開します。
[パーティション]コンテナを右クリックし、[新規]、[パーティション]の順にクリックします。
新規パーティションウィザードが起動します。
[次へ]をクリックします。
新しいボルトストアパーティションのすべての詳細を入力し、[次へ]をクリックします。
[ストレージの種類]リストで[Google Cloud Storage (S3)]を選択します。
Google Cloud Storage (S3) の接続設定を完了します。
詳しくは、このトピックの「Google Cloud Storage (S3) 接続設定」 の表を参照してください。
[次へ]をクリックします。
デフォルトでは、[レプリケーション]ページで[ストレージにアーカイブファイルが存在する場合]オプションが選択されています。詳しくは、管理コンソールのヘルプを参照してください。
ファイルがクラウドに存在するかどうかを確認するためのスキャン間隔を選択します。
サポートされているスキャン間隔は 0 分 ~ 1440 分です。デフォルトでは、Enterprise Vault は、前に挙げたオプションに基づいて、アーカイブされたデータが複製されているか、クラウド上に存在するかを 60 分ごとに調べます。必要に応じて、スキャン間隔を変更できます。たとえば、スキャン間隔を 0 分に設定すると、パーティションのチェックは、ボルトストアからバックアップモードがクリアされたときと、ストレージサービスが開始されたときにのみ行われます。
[次へ]をクリックします。
[概略]ページには、新しく作成された Google Cloud Storage (S3) パーティションの情報が表示されます。
次の表に、Google Cloud Storage (S3) の接続設定の詳細を示します。
表:
設定 |
説明 |
---|---|
Google Storage アクセスキー ID |
S3 対応のストレージデバイス用 Google Storage セキュアアクセスキーの ID を指定します。 |
Google Cloud Storage シークレットアクセスキー |
S3 対応のストレージデバイスの Google Cloud シークレットアクセスキーを指定します。 |
サービスのホスト名 |
Google Cloud Storage バケットが存在するリージョンと同じリージョンのサービスホスト名 URL を指定します。 メモ: バケットのアクセスタイプでパススタイルの URL を選択する場合、[サービスのホスト名]は次の形式である必要があります (使用する S3 対応ストレージデバイスによって異なります)。 Google Cloud Storage S3 の場合: storage.googleapis.com |
バケット名 |
バケット名を指定します。 メモ: パーティションが作成されると、バケット名は変更できません。パーティションの作成後にバケットを削除しないでください。なんらかの理由でバケットを削除する必要がある場合は、新しいパーティションを作成する必要があります。 |
バケットのアクセスタイプ |
仮想ホスト形式の URL かどうかを指定します。デフォルトでは、[仮想]が選択されています。 |
バケットのリージョン |
バケットが作成される地理的地域を指定します。 |
ストレージクラス |
デフォルトでは、Enterprise Vault は、アーカイブされたファイルを Google Cloud Storage バケットに保存するための Google 標準 ストレージクラスをサポートしています。 |
ログレベル |
SDK ログのログレベルを指定します。
メモ: DTrace ログには SDK ログステートメントが含まれており、AwsSdk: という接頭辞が付いたログを簡単に見つけることができます。 |
チャンクサイズの書き込み (MB) |
書き込みチャンクサイズを 5 MB から 200 MB の範囲で指定し、チャンク内のデータをアップロードします。 |
チャンクサイズの読み込み (MB) |
読み込みチャンクサイズを 1 MB から 1024 MB の範囲で指定し、チャンク内のデータをダウンロードします。 |