Veritas InfoScale™ 8.0.2 インストールガイド - Linux
- 第 I 部 計画および準備
- Veritas InfoScale の概要
- Veritas InfoScale のライセンス
- システム必要条件
- インストール準備
- プライベートネットワークの設定
- 共有ストレージの設定
- SF Oracle RAC システムのインストール手順の計画
- セキュアブート環境での配備の準備
- 第 II 部 Veritas InfoScale のインストール
- 第 III 部 Veritas InfoScale のアンインストール
- 第 IV 部 インストールの参考情報
yum を使用した Veritas InfoScale のインストール
yum を使用して InfoScale をインストールできます。yum は Red Hat Enterprise オペレーティングシステムでサポートされています。
yum を使って InfoScale をインストールするには
クライアントシステムで yum リポジトリを設定します。
/etc/yum.repos.d/
下に.repo
ファイルを作成します。InfoScale の.repo
ファイルの例を次に示します。# cat /etc/yum.repos.d/veritas_infoscale802.repo
[repo-InfoScale802] name=Repository for Veritas InfoScale 8.0.2 baseurl=file:///<image_dir>/rpms/ enabled=1 gpgcheck=1 gpgkey=file:///<image_dir>/rpms/RPM-GPG-KEY-veritas-infoscale7
baseurl
属性の値は http://、ftp://、または file:/// から開始できます。選択した URL は、repodata
ディレクトリにアクセスできる必要があります。さらに、作成または更新したリポジトリ内のすべての InfoScale RPM にもアクセスできる必要があります。次のコマンドを実行して、更新された yum リポジトリを取得します。
# yum repolist
# yum updateinfo
yum グループ情報を確認します。
# yum grouplist | grep 802 AVAILABILITY802 ENTERPRISE802 FOUNDATION802 STORAGE802
# yum groupinfo AVAILABILITY802
# yum groupinfo FOUNDATION802
# yum groupinfo STORAGE802
# yum groupinfo ENTERPRISE802
yum 設定を確認します。InfoScale RPM をリストします。
# yum list 'VRTS*' Available Packages VRTSperl.x86_64 5.16.1.4-RHEL5.2 VRTSsfcpi.noarch 8.0.2.0.000-GENERIC VRTSvlic.x86_64 3.02.802.010-0 ...
リポジトリのメタデータのローカルキャッシュを削除し、指定した次の場合、InfoScale RPM はすぐに表示されないことがあります。
InfoScale RPM が追加される前にリポジトリが参照された
メタデータのローカルキャッシュの期限が切れていない
baseurl
から最新情報を取得するには、次のコマンドを実行します。# yum clean expire-cache # yum list 'VRTS*'
yum リポジトリの設定について詳しくは、『Red Hat Enterpirse Linux Deployment Guide』を参照してください。
RPM をターゲットシステムにインストールします。
すべての RPM をインストールするには
1.
各 RPM の yum に相当する RPM 名を指定します。次に例を示します。
# yum install VRTSvlic VRTSperl ... VRTSsfcpi
2.
RPM グロブを使ってすべての InfoScale RPM を指定します。次に例を示します。
# yum install 'VRTS*'
3.
グループを InfoScale の RPM に設定したら、グループ名を指定します。この名前は xml ファイルの名前と一貫性を保つ必要があります。この例では、グループ名は ENTERPRISE802 です。
# yum install @ENTERPRISE802
または
# yum groupinstall -y ENTERPRISE802
RPM を一度に 1 つインストールするには
1.
installer -allpkgs コマンドを実行し、RPMのインストール順序を確認します。
# ./installer -allpkgs InfoScale Foundation: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSvxvm VRTSaslapm VRTSvxfs VRTSsfmh VRTSsfcpi InfoScale Availability: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSllt VRTSgab VRTSvxfen VRTSamf VRTSvcs VRTScps VRTSvcsag VRTSvcsea VRTSsfmh VRTSvbs VRTSvcswiz VRTSsfcpi InfoScale Storage: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSvxvm VRTSaslapm VRTSvxfs VRTSfsadv VRTSllt VRTSgab VRTSvxfen VRTSamf VRTSvcs VRTScps VRTSvcsag VRTSdbed VRTSglm VRTScavf VRTSgms VRTSodm VRTSsfmh VRTSsfcpi InfoScale Enterprise: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSvxvm VRTSaslapm VRTSvxfs VRTSfsadv VRTSllt VRTSgab VRTSvxfen VRTSamf VRTSvcs VRTScps VRTSvcsag VRTSvcsea VRTSdbed VRTSglm VRTScavf VRTSgms VRTSodm VRTSdbac VRTSsfmh VRTSvbs VRTSvcswiz VRTSsfcpi
2.
installer -allpkgs コマンドで出力された順序を使用します。
# yum install VRTSperl # yum install VRTSvlic ... # yum install VRTSsfcpi
- すべての RPM をインストールしたら、
/opt/VRTS/install/installer
コマンドを使って製品のライセンス認証、設定、起動を行います。yum を使って InfoScale をインストールする前に
VRTSsfcpi
RPM がインストールされている場合、この RPM はアップグレードも再インストールもされません。/opt/VRTS/install/installer
スクリプトが正しく作成されなかった場合は、他のすべての InfoScale RPM をインストールした後で/opt/VRTS/install/bin/UXRT8.0.2/add_install_scripts
スクリプトを使用します。たとえば、インストールする製品に応じて、次のように出力されます。# /opt/VRTS/install/bin/UXRT802/add_install_scripts Creating install/uninstall scripts for installed products Creating /opt/VRTS/install/installer for UXRT8.0.2 Creating /opt/VRTS/install/showversion for UXRT8.0.2
yum を使って Veritas InfoScale をアンインストールするには
- yum を使って Veritas InfoScale をアンインストールできます。インストールしている製品に応じて、次のコマンドのいずれかを使います。
# yum groupremove -y AVAILABILITY802
# yum groupremove -y FOUNDATION802
# yum groupremove -y STORAGE802
# yum groupremove -y ENTERPRISE802