NetBackup™ for Microsoft Azure Stack 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup 用 Microsoft Azure Stack プラグイン構成の前提条件
- NetBackup と Microsoft Azure Stack の構成
- Microsoft Azure Stack のバックアップとリストアの実行
- Microsoft Azure 仮想マシンのバックアップについて
- Microsoft Azure Stack の仮想マシンのリストアについて
- バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースからの Microsoft Azure Stack VM のリストアシナリオについて
- 同じ場所にある Microsoft Azure Stack VM の[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]インターフェースを使用したリストア
- 同じ場所にある Microsoft Azure Stack VM の bprestore コマンドを使用したリストア
- バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使用した Microsoft Azure Stack VM の別の場所へのリストア
- バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使用した、変更したメタデータを持つ Microsoft Azure Stack VM の別の場所でのリストア
- bprestore コマンドを使用した、変更したメタデータを持つ Microsoft Azure Stack VM の代替の領域へのリストア
- トラブルシューティング
- NetBackup for Microsoft Azure のデバッグログについて
- NetBackup を使用した Microsoft Azure の保護に関する既知の制限事項
- バックアップがエラー 6662 で失敗する
- バックアップがエラー 6661 で失敗する
- バックアップがエラー 6646 で失敗する
- バックアップがエラー 6629 で失敗する
- バックアップがエラー 6626 で失敗する
- バックアップがエラー 6630 で失敗する
- リストアがエラー 2850 で失敗する
- バックアップがエラー 1 で失敗する
- エラー 9101 で Azure Stack クレデンシャルの NetBackup への追加が失敗する
- エラー 7610 で Azure Stack クレデンシャルの NetBackup への追加が失敗する
azurestack.conf 構成ファイルを使用した Microsoft Azure プラグインの構成
NetBackup マスターサーバーは、Microsoft Azure Stack との通信向けの構成を保存するために、azurestack.conf ファイルを使用します。
azurestack.conf ファイルは /usr/openv/var/global ディレクトリ内に作成する必要があります。
設定の定義は「属性 = 値」の形式にし、「=」の前後にスペースを 1 つずつ入れる必要があります。
オプションと値では大文字と小文字が区別されます。
メモ:
どのパラメータにも空白値は指定できません。指定するとバックアップジョブは失敗します。
azurestack.conf ファイルの例を次に示します。
VM_STATE の指定可能な値は Running、Deallocated、Stopped です。
SNAPSHOT_FETCH_RETRY_COUNT の値は、VM のスナップショットプロセスが失敗した場合の再試行の最大回数を指定します。値は 3 を超えて指定できません。
FETCH_STORAGE_KEYS の値は、Azure Stack のクレデンシャルファイルにアクセスキーを使用したストレージアカウントが必要かどうかを指定します。値には、true または false を指定できます。値が true の場合は、クレデンシャルファイルにアクセスキーを使用したストレージアカウントは指定しないようにします。デフォルト値は true です。
CA_FILE_PATH の値は、システム CA 証明書のディレクトリパスと証明書の名前です。たとえば、
/etc/pki/tls/certs/ca-bundle.crtのようになります。このディレクトリパスは、すべてのシステム CA 証明書のデフォルトパスです。
メモ:
すべての VM のバックアップを取得する場合は、azurestack.conf ファイルに VM_STATE を追加しないでください。