Veritas NetBackup for Microsoft Azure Stack 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup 用の Microsoft Azure Stack プラグインのインストールと配備
- NetBackup と Microsoft Azure Stack の構成
- バックアップホストの管理
- azurestack.conf 構成ファイルを使用した Microsoft Azure プラグインの構成
- Microsoft Azure Stack のバックアップとリストアの実行
- バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースからの Microsoft Azure Stack VM のリストアシナリオについて
- トラブルシューティング
バックアップホストの管理
バックアップホストは、Microsoft Azure Stack のすべてのバックアップとリストア操作をホストするプロキシクライアントとして機能します。NetBackup 用 Microsoft Azure Stack プラグインの場合、バックアップホストは、Microsoft Azure Stack にインストールされている独立したエージェントなしですべてのバックアップとリストア操作を実行します。
バックアップホストは、RHEL 7.4 以降のコンピュータ上にある必要があります。NetBackup は、バックアップホストとして RHEL プラットフォームのみをサポートします。
バックアップホストを追加する前に、次の点を考慮します。
バックアップ操作用に、1 つまたは複数のバックアップホストを追加できます。
リストア操作用に、バックアップホストを 1 つだけ追加できます。
マスターサーバー、メディアサーバー、またはクライアントが、バックアップホストの役割を実行できます。
メモ:
このプレビューでは、バックアップホストとしてクライアントを使用します。
NetBackup 用 Microsoft Azure Stack プラグインは、すべてのバックアップホストにインストールされます。
複数のバックアップホストを使用する場合は、すべてのバックアップホストがメディアサーバーと通信していることを確認します。
AAD (Azure Active Directory) ID プロバイダの場合、すべてのバックアップホストで https://login.microsoftonline.com、Azure Resource Manager エンドポイント、または Azure ブロブストレージエンドポイントへの接続が必要です。ここでは、通信のためにポート 80 と 443 が必要になります。
Active Directory フェデレーションサービス (ADFS) ID プロバイダの場合、すべてのバックアップホストで Azure Resource Manager エンドポイント、Azure ブロブストレージエンドポイント、または ADFS エンドポイントへの接続が必要です。ここでは、通信ポート 80 と 443 が必要になります。
NetBackup 管理コンソールを使用して BigData ポリシーを構成している間に、バックアップホストを追加できます。
NetBackup ポリシーユーティリティを使用した Microsoft Azure Stack 用 BigData ポリシーの作成を参照してください。
バックアップホストを追加するには
- [バックアップ対象]タブでは、[新規]をクリックし、次の形式でバックアップホストを追加します。
Backup_Host=<IP アドレスまたはホスト名>
NetBackup ポリシーユーティリティを使用した Microsoft Azure Stack 用 BigData ポリシーの作成を参照してください。
- マスターサーバー、メディアサーバー、およびクライアント上の
/etc/hosts
ファイルにすべてのバックアップホストのエントリを追加し、その逆も行います。 - クライアントをホワイトリストに追加します。NetBackup マスターサーバー上のバックアップホストのホワイトリストを参照してください。