NetBackup Web UI セキュリティ管理者ガイド
NetBackup のデフォルトの RBAC の役割
NetBackup のデフォルトの RBAC の役割を使用すると、NetBackup のセキュリティ管理、保護計画の構成とジョブ管理、資産の保護とリカバリなどのタスクに対する委任を行えます。
NetBackup セキュリティ管理者は、NetBackup 環境で次のタスクを実行します。
役割に基づくアクセス制御を管理します。このユーザーは、NetBackup へのアクセスを委任できます。このタスクには、NetBackup にアクセスできるユーザー、ユーザーが持っている役割またはアクセス権、ユーザーがアクセスできる NetBackup 資産などの管理が含まれます。
セキュリティ管理を監視します。このタスクには、NetBackup ホストと証明書の管理、グローバルセキュリティ設定の管理、セキュリティイベントの表示が含まれます。
バックアップ管理者は、NetBackup 環境で次のタスクを実行します。
すべてのジョブアクティビティを管理します。すべてのジョブ操作を監視します。ジョブのキャンセル、一時停止、再開、再起動、削除ができます。
バックアップ管理者は、特定のジョブエラーが発生したときに、チケットシステムに電子メール通知を送信するように NetBackup を構成することもできます。
作業負荷管理者のために保護計画を構成します。
NetBackup マスターサーバーのバックアップデータサイズについて、使用状況レポートの詳細を表示します。
バックアップ管理者の役割またはカスタムの役割を持つユーザーのアクセス権を (オブジェクトグループを通じて) 制限できます。ただし、バックアップ管理者が表示できるジョブを制限することはできません。この役割を持つユーザーは、すべてのジョブのアクティビティを表示できます。
作業負荷管理者は、NetBackup 環境で次のタスクを実行します。
自分が開始したジョブを管理します。
アクセス権が付与された資産を管理します。クラウドプロバイダ、アプリケーションサーバー、資産グループを含む NetBackup 環境の資産を構成します。
保護状態を監視し、保護計画に資産をサブスクライブします。
管理する資産のリカバリを実行します。
作業負荷管理者の役割を持つユーザーのアクセス権を (オブジェクトグループを通じて) 制限できます。