NetBackup™ Self Service インストールガイド
負荷分散インストールについて
負荷分散インストールではデータベースサーバーとデータベースは 1 つですが、Web サイトと Windows サービスの複数のインスタンスがあります。この構成により負荷分散と冗長性を実現します。
インストールは、任意の Web サーバーまたはアプリケーションサーバーで実行できます。インストール処理では必要なすべてのファイルがサーバーにコピーされます。
負荷分散インストールを作成する場合、各 Web サーバーのすべての構成ファイルは一貫性を保つ必要があります。つまり、すべてのサーバーに同じアプリケーションキー、同じ接続文字列などが必要です。この一貫性を実現するには、負荷分散に関係なく、各 Web サーバーに NetBackup Self Service をインストールする必要があります。次に、最初のサーバーの構成をコピーし、NetBackup Self Service コマンドツールを使用して他のすべてのサーバーに貼り付けます。この構成に対して下記の手順を使用します。
負荷分散インストールの場合
- 各 Web サーバーで新規インストールを実行します。データベース名オプションには、元のサーバーと同じ名前を使用しますが、末尾に番号を追加します。
- 元のサーバーで、コマンドプロンプトウィンドウを開き、以下のコマンドを実行します。このコマンドにより、構成が文字列として出力されます。文字列をコピーし、他のすべてのサーバーに貼り付けます。
install_directory\Veritas\NetBackup Self Service 10.5\Install Files\nsscmd.exe -getconfig
- 他のサーバーで、コマンドプロンプトウィンドウを開き、以下のコマンドを実行します。
install_directory\Veritas\NetBackup Self Service 10.5\Install Files\nsscmd.exe -setconfig configuration string from the original web server
このコマンドにより、元の Web サーバーから新しいサーバーに構成が貼り付けられます。これで、新しい Web サーバーが元のサーバーと同じデータベースに接続されます。
- インストールプロセスで新しい Web サーバーに作成された未使用のデータベースをすべて削除します。
失ったアプリケーションキーのリカバリを参照してください。